食品生産管理論 選択 3年次

食品生産管理論
3年次/ 2 単位
選択
前期
石神 徹【助教】
学科・クラス
指 定 等
顧客の望む製品を生産し,供給するための品質管理の重要性を理解をすること。情報収集し自らの意見構築し,表明することを学ぶことを目標とする。
学習目標
学 び の 生産管理,品質管理,TQC,ISO-22000,HACCP
キーワード
準備学習及び復習
の内容・履修条件
授業時間内に出された課題の提出に誠意努力する事,このことが予習および復習となる。
履修条件に関しては特になし。
講義中心にして,必要に応じプリント配布。理解を深めることと確認のため演習や宿題を課し,コミュニケーション能力を養うことを目的に発言の機会を
設ける。
授業方法
試験70%とレポート30%による総合評価(生産管理の重要性と実施方法の理解と修得,または日本規格協会「品質管理検定」4級以上認定取得で合格(60
点))。
成績評価
基 準
参考書:JIS ハンドブック品質管理
オフィスアワー:適宜担当教員の居室にお越しください.メールでアポをとっていいただくと助かります.
備 考
回 数
1
2
授 業 内 容
生産管理とは,どういうことかを説明する。
今日,工業立国にまでなった日本企業の生産活動の時代の変化に対応してきた状態を認識させ,現状とその将来をイメージできるようにする。
生産工学について説明する。
日本人が得意としてきた技術の改良に貢献してきた手法とも言える。作業のムリ・ムダ・ムラをなくして仕事の価値を高め利益を高めるための方法を理解
させる。
価値工学と価値分析の違いについて説明し,商品の価値向上にたいする考え方を理解させる。
3
4
5
6
7
制約条件の理論について説明する。
受注予測から資材手配・製造・販売・物流に至るサプライチェーンの制約条件に着目して,全体最適を見出す手法であることを理解させる。
品質管理とは,どういうことかを説明する。
近代的品質管理,統計的品質管理,総合的品質管理や全社的品質管理の定義を説明し時代の変化を認識させる。
品質とはなにを意味するかを説明する。
経営に於ける品質とは,どのように考えているかを知り,目標の品質,設計の品質,製造の品質や,使用の品質の意味を理解させる。
品質管理手法を説明する。
特性要因図,層別,パレート図,チェックシート,ヒストグラム,散布図,管理図についての説明。
品質管理手法の内特性要因図,層別,パレート図,チェックシートの演習を行なう.
8
品質管理手法の内ヒストグラム,散布図,管理図の演習を行う.
9
シックスσ法による,製品管理の理論と有効性について説明する。
10
ISO9000,22000及びHACCPについて説明する。
11
本学で行っているISO14000について説明する。
12
時代の変化に伴う管理の対象の変遷を説明する。
13
14
人的資源管理(ナレッジ・マネージメント)の重要性を説明する。
資本主義社会の後にくる知識社会では,「知識労働者」(Knowledge Worker)が企業にとっての最大の資産であり,その存在が企業の発展に貢献すること
を理解させる。
15
安全管理(リスク・マネージメント)を説明。
品質管理や環境マネジメントなどと同様に,リスク・マネジメントの必要性と重要性を理解させる。事故発生の確率とその被害の大きさの両方を考えなけ
れば,安全管理は遂行できないことを理解させる。