石巻市も、これまで20年と、これから20年は違う

「起きてから対応」ではなく、
「起きる前から備える」ために
見通しをつくる
- 「これまで」と「これから」の違いを知る IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]
代表者 兼 ソシオ・マネジメント編集発行人 川北 秀人
http://blog.canpan.info/iihoe/
Inspiring Social Innovations since 1994.
IIHOEって?

組織目的: 地球上のすべての生命にとって、
(1994年) 調和的で民主的な発展のために

社会事業家(課題・理想に挑むNPO・企業)の支援


「NPOマネジメント」(99年~11年)、「ソシオ・マネジメント」
育成・支援のための講座・研修
 地域で活動する団体のマネジメント研修(年100件)
 行政と市民団体がいっしょに協働を学ぶ研修(年60県市)


調査・提言:「NPOの信頼性向上と助成の最適化」
「協働環境」 「自治体の社会責任(LGSR)」
ビジネスと市民生活を通じた環境問題の解決

企業の社会責任(CSR)の戦略デザイン(年20社)

2020年の地球への行動計画立案

専従3名+非常勤1名、東京(新川)、約3900万円
介護保険課 佐々木課長から
・15年4月 改正介護保険法施行:介護予防・日常生活総合支援
65歳以上全員対象の市町村が行う介護予防
17年4月まで経過措置→今年度からは石巻など2市1町のみ
・「介護予防・生活支援サービス」:訪問 通所 生活支援 ケアマネ
(市では現状、訪問介護、短期集中予防、通所介護のみ提供)
+「一般介護予防」
・「移動支援」:通院等送迎「前後」の付添い:燃料等は対象外
(例:訪問介護サービスとして認定される部分)
通所サービスと一体提供される場合:市町村判断(訪問は困難)
・手続き:介護・支援認定or基本チェックリストで「生活機能低下」
→通所介護・訪問介護サービス以外を受ける場合には認定必須
Rera報告書から
・70歳代以上7割、女性6割
・「持病」9割
・障害認定:「受けていない」「軽度」中心
・生活保護受給:全市平均の20倍、50歳代では半数
・震災前と「違う」住まい:50%⇔震災前は「持家」6割
・1人・2人ぐらし7割⇔「震災後に独居」5割増
・家族数増減:「同じ」6割、「減」2割
・Rera利用:「1~3回/月」6割、半数弱がタクシー利用
・
介護ニーズは80歳代で急増する→高齢化「第2幕」へ
2010年国勢
人数(千人)
介護+予防
計
65-69
70-74
75-79
80-84
85-89
90-94
95-
85-
29,484 8,272
7,018
5,992
4,376
2,454
1,029
342
3,825
318
620
969
1,004
620
268
1,892
3,968
170
人口比
13.5%
2.1%
4.5% 10.3%85歳以上の4人に1人が要介護3以上
22.1% 40.9% 60.2% 78.2% 49.4%
総数比
(100)
4.3%
8.0% 15.6%要介護3以上の2人に1人が85歳以上
24.4% 25.3% 15.6%
6.7% 47.7%
要介護3-
1,661
68
121
226
人口比
5.6%
0.8%
1.7%
3.8%
総数比
(100)
4.1%
7.3% 13.6% 21.1% 24.5% 18.7% 10.6% 53.9%
’15 +予防
4,865
200
352
655
1,110
1,309
860
378
2,547
要介護3-
2,068
80
135
239
402
531
432
249
1,212
10→15
+406
+12
+13
+13
+51
+124
+121
+73
+317
’20 +予防
5,742
168
415
731
1,186
1,531
1,151
559
3,241
要介護3-
2,489
67
159
267
430
621
578
368
1,567
15→20
+422
-13
+24
+28
+28
+90
+146
+119
+355
’25 +予防
6,529
146
349
869
1,334
1,660
1,384
788
3,832
要介護3-
2,879
58
133
317
483
673
695
518
1,887
20→25
+390
-9
-25
+50
+54
+52
+117
+150
+320
351
407
331
176
895
8.0% 16.8% 30.3% 51.5% 23.4%
石巻市も、これまで20年と、これから20年は違う
1995年
計(千人)
0~14歳
15~64歳(A)
2005年
2015年
2025年
2035年
178923 167324 149498 134260 117469
▲16%
29812
22853
15209
▲21%
13546
11066
▲41%
118746 104034
(生産人口)
87088
▲36%
74028
83% ▲26% 71%
62970
60%
▲27%
30365
40438
44984
46666
43433
17.0%
24.2%
30.1%
+48%
34.8%
37.0%
▲3%
75歳~
11358
18586
23038
27028
27265
+24%
+17%
+0%
85歳~
2223
6895
9511
11474
A÷B
53.4人
65歳~(B)
高齢者率
4245
162% +62% 224% +37% 270% +20%
24.5人
12.6人
7.7人
5.4人
2020年の石巻市は?

高齢者率は?→33.1%(全国より15年早い)!


高齢者1人を支える生産人口は、1.7人!
75歳以上は?→2.4万人(6人に1人以上)!
ヘルパーなど、福祉の担い手をどれだけ必要?
 社会保障(医療・介護)費は、いくら増える?
 高齢者の健康=地域の資源+資産!


生産人口は?→17%減(00年比 29%減) !


市税収入は?
既存インフラの補修コストは?

道路、橋、公営住宅、上下水道、庁舎・施設、・・・・
市債残高は?
 消費税は、いくら必要?

石巻市の高齢者・後期高齢者のくらしは?
人口(人)
高齢者
後期高齢者
世帯数
高齢者単身
2005年
167,324
2010年
160,826
2015年
149,498
2020年
142,248
2025年
134,260
40,438
43,747
47,060
47,060
46,686
18,586
22,308
23,038
24,657
27,028
11.1%
13.9%
15.4%
17.3%
20.1%
56,857
57,871
55,429
53,554
50,940
4,330
5,400
5,898
6,358
6,401
1056+3274
1438+3692 1625+4273 1778+4580 1803+4599
後期高齢者
単身
2,069
2,911
3,214
3,556
3,962
379+1690
593+2318
681+2522
767+2789
861+3101
後期単身率
11.1%
13.0%
14.0%
14.4%
14.7%
高齢者夫婦
4,366
5,182
5,542
5,918
5,930
後期 夫婦
1,063
1,629
1,858
2,084
2,338
高齢世帯率
後期世帯率
15.3%
18.3%
20.6%
22.9%
24.2%
5.5%
7.0%
9.1%
11.8%
12.4%
石巻市の財政はどう推移する?
単位:億円
歳入
市税(対 歳入)
個人(同)
法人(同)
固定資産(同)
公債(同)
05年度
692.0
169.6(24%)
44.9( 6%)
12.9( 1%)
85.2(12%)
61.9( 9%)
10年度(05比)
681.1
171.9(25%)
55.2( 8%)
11.0( 1%)
80.4(11%)
71.6(10%)
13年度(同)
2884.5
144.9(
48.3(
12.3(
59.6(
64.8(
15年度?
10年 個人住民税
34,368円/人
5%)
1%)
生産人口
0.4%)
10年比 -10%
2%)
05年比 -16%
2%)
666.6
2446.5(+257%) 10年 市民119人
/職員1人
79.5(-19%)
74.2(-24%)
1,561
職員数
1,344(-13%)
1,382(-11%) 人件費・扶助費・
82.9
91.3
88.2
公債償還
公債費を除く
93.5
98.6
125.3
公営事業繰入
歳出額(≒調達額)
(国民健康保険)
(13.4)
(12.1)
(14.9)
2918億円(90%)
(上下水道)
(34.4)
(32.1)
(58.4)
後期高齢者
(病院)
(17.3)
(18.8)
(12.0)
(他(介護保険 等)) (27.4)
(34.4)
(39.2)
10年比 + 3%
扶助費(対 歳出)
65.4(9%)
100.4(15%)
100.7(4%)
05年比 +24%
歳出
職員給与
685.0
98.2
将来負担(対 税収)
地方債残高
支出予定
積立金
770.2(4.5倍)
766.4
76.1
72.3
632.4(3.7倍)
684.7(-10%)
44.3(-41%)
96.7(+33%)
10年 393,259円/人
▲810(-5.6倍)
721( - 7%)
637(+737%)
2159(+2886%)
Reraの月間利用数(人)
「需要が秋に増えて冬に減る」のではなく、
通年同数だが、ボランティア数(=供給)が減!
今後10年間は、5年で需要1割増+担い手1割減
必要・可能な取り組み? & 誰を巻き込む?
・需要を抑える←介護予防、居場所 ・車はシェアできる→運転者は育成
・移動含む相互支援の空気(5)
→保険適用
「アナログ」:支えあうしくみ
複数の企業を結び合わせる
←ボランティア(有償も)、互助、
国土交通省、NPO、・・・
地域通貨(介護予防ポイント含む) ・便利屋!
・医療側も移動の実情を知る
・健康づくり
・若い人の増←魅力、雇用、
町内会、病院、元気な年寄、役員、
・アフリカ 巡回バス
・元気な65歳以上+高校生・大学生
・ベトナム バイクタクシー:2種緩和
・1割増えるなら1割増やそう
→AIカー「特区」、買物・医療も訪問
大学、流通業、警察