GISを用いた静岡県内の津波対策施設の実態分析

GISを用いた静岡県内の
津波対策施設の実態分析
小山研究室 4年
3041-6015 佐野 友絵
GISとは?
=Geographic information Systems
地理情報システム
GISとは?
空間分析を行なうための・・・
コンピュータ
専用ソフトウェア
データ
からなる一群のシステム
GISの概念
東京都測量設計業協会より
静岡県防災局
GISによる被害想定
属性データ
位置データ
具体例:静岡県防災局 GISによる被害想定
静大周辺の想定震度予想 1/100000
小野田(2004,静岡大学教育学部卒業研究) 概要
GISによる静岡市・旧清水市の用途地域別(低層住宅地・住
宅地・中高層住宅地・商業地・工業地)の分布
本研究の目的
<目的> 静岡県内の津波危険地域(焼津~
清水区、沼津市)の津波対策施設
の調査・分析を行ない、最終的には
津波災害のシミュレーションを作成
する。
GIS
今日までの研究内容
□ GISの基礎勉強(GIS基礎知識・投影法
測地系等)
□ GISによる地図の表示
□ 清水区の人口分布の表示
□ DEM(デジタル標高マップ)作成の練習
□ 清水区三保・折戸の津波避難施設の
実態調査
GISによる地図の表示
①データの入手
数値地図
(空間データ基盤)
既成地図のアナログ情報を数値化した
もの。
■ 国土地理院ホームページより数値地図2500をダウンロード。
数値地図2500・・・都市域について、
行政区域・海岸線・街区・道路・河川・鉄道・駅・内水面・公園・建物・測地基準
値などをデジタル化したもの
GISによる地図の表示
②データの変換
数値地図2500
シェープファイル作成
シェープファイル・・・
GISが扱う空間データのうち最も一般的な形式のデータファイル。
GISによる清水区の表示
属性データ
位置データ
GISによる清水区人口分布
総務省統計局
「GIS統計プラザ」
属性データ
GISによる清水区人口分布
DEM(デジタル標高マップ)の作成
DEM
・・・GISで用いる地形データ
地表面の起伏(陸地各点の標高)を三次元要
素(X,Y,Z)の数値モデルで表したもの
◆今回は、数値地図50mメッシュを使用。
DEM(デジタル標高マップ)の作成
清水区三保・折戸の津波対策施設の実態調査
チェックリスト
チェックリスト
(内閣府)「津波避難ビルに係るガイドライン より
<構造的要件 安全性の高い造り>
☆RC(鉄筋コンクリート)・SRC(鉄骨鉄筋コンクリート)構造
①高さがある
②津波の進行方向の奥行きが大きい
③円筒形である ⇒漂流物に強い
チェックリスト
<位置的要件>
①高台にある
②危険物施設から離れている
③沿岸・港湾から2列目以降である
⇒船舶等の衝突を防ぐ
チェックリスト
<避難ビルとしての要件>
①広さが十分である(避難者数×1㎡)
②夜間照明がある
③外階段がある
④公共的なものであるか
⑤常に鍵が開いているか
清水区三保・折戸の津波対策施設の実態調査
静岡市内で津波避難
ビルに指定されている
ものは計50箇所
清水区三保・折戸の津波対策施設の実態調査
GISによる実践
清水区三保・折戸の津波対策施設(一部)
東海大学三保研修館
シーサイドホテル福田屋
三保造船㈱本社
三保園ホテル
日本平消防署三保出張所
GISを利用した災害総合シナリオシミュレーション
群馬大学工学部社会環境デザイン工学科
災害社会工学研究室
(片田研究室)
尾鷲市動く津波ハザードマップ
シミュレーション紹介
住民数
活動の様子
情報伝達
避難施設
時間的
建物
災害現象
地形・道路
空間的
シミュレーション
今後の予定
□ まだ調査できていない地域の調査
□ 都市計画図(2500分の1 紙ベー
ス)から標高をひろって、マップに入力
し、シミュレーションに使用できるDEM
を作成する