ホチキス (ノリ付け不可) レポートの書き方 左右上下に 25mmの マージン 25mm 科目名 課題名 氏名、学籍番号 提出日 レポート(宿題): 鉛筆不可 演習、ミニテスト: 鉛筆可 25mm 25mm 綺麗な字で丁寧に A4縦 25mm 小テスト(10月17日) 1)物質が濃度の濃い方から薄い方へと拡散 していく理由を教科書p.399、15行目からの 記述に基づき述べよ。 2)273 K, 1.013×105 Paのとき、気体定数を 求めよ。 solvent solute concentration gradient randam hypothetical section (normal to c.g.) same number of molecules (Avogadro’s low) solvent solute concentration gradient hypothetical section 上から下へ移動する 粒子: >> 同じ数だけ下から上へ 移動しなければならない V : 流体全体が動いている速度 vB vA 個々の成分粒子はランダムに 動いている(vA, vB) V, vA, vB: 外部の静止座標から 観測した速度 vAーV:全体の流れに対する成分Aの 相対速度(流れに乗って観ている) 流体中のA成分の拡散速度 (Diffusion velocity) 速度の表現法 質量基準 v = (ρAvA + ρBvB) /ρ モル基準 V = (cAvA + cBvB) / c = ωAvA + ωBvB = xAvA + xBvB 定 質量平均速度 モル平均速度 義 量 vA - v : vに対する成分Aの vA - V : Vに対する成分Aの 相対速度 関 v – V = ωA(vA - V) + ωB(vB - V) 係 式 相対速度 V – v = xA(vA - v) + xB(vB - v) p.34 移動量の大きさを示すものは? Fluxの定義は? Flux、フラックス、流束 移動が生じている方向に垂直な面の 単位断面積あたり、単位時間に通過する物理量 (フラックス)=(比例定数)×(物理量の勾配) フィックの第1法則 モル流束:定義 固定座標系での モル流束NA (molar flux)の定義 成分Aの場合 固定座標系 平均速度v 成分A 速度(vA,x, vA,y) x y NA = cAvA x方向 y方向 NA,x = cAvA,x NA,y = cAvA,y モル平均速度基準座標系での モル流束JA(molar flux)の定義 成分B 速度(vB,x, vB,y) JA = cA(vA – v) x方向 y方向 JA,x = cA(vA,x – v) JA,y = cA(vA,y – v) モル流束:モル平均速度 多成分系では各成分が異なる速度を持つ 簡単のため2次元平面上での2成分系を考える 固定座標系 平均速度v 成分A 速度(vA,x, vA,y) y x 成分B 速度(vB,x, vB,y) モル平均速度Vの定義 cAvA + c BvB V= cA + c B x方向 cAvA,x + cBvB,x V= cA + cB y方向 cAvA,x + cBvB,x V= cA + cB モル流束の和 簡単のため2成分系を考える。モル流束の定義から JA = cA(vA – v) JB = cB(vB – v) 流束の和をとると JA + JB = cA(vA – v) + cB(vB – v) = cAvA + cBvB – (cA + cB)v = =0 ・モル平均速度基準座標系のモル流束の和は0となる ・同様に質量流束の和=0 ・3成分系以上でも同様 モル流束の和 簡単のため2成分系を考える。モル流束の定義から JA = cA(vA – v) JB = cB(vB – v) 流束の和をとると JA + JB = cA(vA – v) + cB(vB – v) モル平均速度Vの定義から = cAvA + cBvB – (cA + cB)v cAvA + c BvB = cAvA + cBvB – (cA + cB) cA + c B =0 ・モル平均速度基準座標系のモル流束の和は0となる ・同様に質量流束の和=0 ・3成分系以上でも同様 V : 流体全体が動いている速度 vB 流れに乗った観測者が 成分Aの拡散を見る vA モル拡散流束 濃度勾配 JA,z = -DAB A成分 Z方向 dcA dz (Fickの法則) B成分中をAが拡散 拡散係数(Diffusion coefficient) Fickの法則:モル平均速度基準座標系 簡単のため2成分系を考える 成分Aのz方向のモル流束JA,zは成分Aの濃度勾配に 比例すると仮定すれば(Fickの法則)、モル流束は JA,z = -DAB dcA dz cA JA DAB > 0 相互拡散係数 JA,zの単位: DAB [m2/s], cA [mol/m3], z [m]から 3] [mol/m [m2/s] = [mol/(m2s)] [m] となり、モル流束の単位と一致 z DAB: Diffusion coefficient (拡散係数) (常温) 系 気相 H2O-air N2-CH3OH 拡散係数 [m2/s] 希薄高分子溶液 状態 2.6×10-5 1.6×10-5 糸まり領域 液相 水-CH3OH 高分子ー溶剤 固相 アルミニウム ー銅 1.3×10-9 濃厚高分子溶液 ~10-9 希薄高分子溶液 ~10-14 濃厚高分子溶液 ~10-34 絡み合い領域 Fluxに関する 流動、熱、物質移動のアナロジー(類比) 流束(Flux)=定数×物理量の勾配 流束 比例定数 物理量 法則名 剪断応力 ニュートン 伝熱速度 フーリエ 拡散速度 フィック 流束(Flux)=定数×物理量の勾配 流束 比例定数 物理量 法則名 剪断応力 ニュートン 伝熱速度 フーリエ 拡散速度 拡散係数 濃度 フィック 流束(Flux)=定数×物理量の勾配 流束 比例定数 物理量 法則名 剪断応力 ニュートン 伝熱速度 熱伝導率 温度 フーリエ 拡散速度 拡散係数 濃度 フィック 流束(Flux)=定数×物理量の勾配 流束 比例定数 物理量 法則名 剪断応力 粘度 速度 ニュートン 伝熱速度 熱伝導率 温度 フーリエ 拡散速度 拡散係数 濃度 フィック 流速(Flux)= -定数(物性値) × 物理量の勾配 方程式が似ている アナロジー 現象が似ている 熱を測る代わりに流速を測る 逃げやすい 各種の測定手段 熱・物質移動のメカニズム メカニズム 熱移動 物質移動 分子運動 伝導伝熱 分子拡散 対流 対流伝熱 対流拡散 その他 輻射伝熱 モル拡散流束の別の表現法 JA,z = cA(vA,z – Vz) (24-18)式(p.404) Flux:単位面積を単位時間で通過する量(濃度) 単位面積:1 単位時間当たりに移動する距離:相対速度 1×(vA,z – Vz):体積 (24-16)式と(24-18)式から dcA JA,z = cA(vA,z – Vz) = –DAB dz dyA = –cDAB dz cA ∵yA = c for gases dyA cAvA,z = –cDAB + cAVz dz cAvA,z + cBvB,z Vz = c モル平均速度Vの定義から dyA cAvA,z = –cDAB + yA(cAvA,z + cBvB,z) dz dyA cAvA,z = –cDAB + yA(cAvA,z + cBvB,z) dz = NA = NA NA = –cDAB = NB dyA + yA(NA + NB) dz モル流束 = JA 濃度勾配による 拡散によって 生じる流束 流体全体の 流れで運ばれる 流束 (24-20), (24-21)式 物質流束の表現法 質量基準 定 義 量 関 係 式 (Table 24.2参照) モル基準 nA = ρAvA :質量流束 NA = cAvA :モル流束 jA = ρA (vA – v) 質量拡散流束 JA = cA(vA – V) モル拡散流束 nA = NAMA jA = (MAMB / Mav)JA (Mav :平均分子量) nA + nB = ρv NA + NB = cv j A + jB = 0 JA + J B = 0 nA = jA + ωA(nA + nB) NA = JA + yA(NA + NB) 次回(10月24日) • ここまでの復習をしておくこと • P.430の24.2を日本語に訳し回答をレポー トして提出すること。 • P.407の24.2からp.408の9行目まで読んで くること。 • P.420のPore Diffusivityからp.422の3行目 まで読んでくること。
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