モジュール1のまとめ

統計学
第5回
西山
第4回のまとめ
連続型の確率分布
一様分布
正規分布 N(平均、分散)
1限目
正規分布の確率の求め方
1. 標準値に直す ⇒ 平均0、分散1
2. 数値表の使い方
連続型の確率分布
確率密度
1
面積で確率を示す
平均と分散の計算
2限目
ここから
期待値=値×確率の合計、に違いはなし
Xの値を0から1までベターっと、値×確率を合計すると・・・
1
 x2  1
EX    x 1dx    
0
 2 0 2
1
さいころなら
 
 
E X2
1
x3
1
2
  x 1dx


6 3 3
0
 0
1
1
EX    x  1  13 .51
V X   E X   E X  6    
x 1
3  2  12
2
2
 SDX  
1
 0.29
12
2
正規分布も連続型!
N(130、400)
血圧150以上の
面積が割合(=
人は全体の6分
確率)です。全
体は面積1です
の1位だと示さ
れています
X
教科書:83頁
正規分布の利用法①―標準値
1. 標準値にする.
2. 数値表を使う.
標準値をZとか、S.S.といいますが・・・
Xの値- Xの平均値 X  E X 
標準値=
=
Xの標準偏差
SDX 
血圧分布―①標準値とは
N(130、400)


150
1
2  20
e
1  x 130 
 

2  20 
2
dx
この積分計算は面倒すぎる!
X
血圧分布を例にとると
N(130、400)
平均と同じなら
(130-130)÷20
だから標準値は0
血圧150の標準値
標準軸から分布を
標準値が1を超え
は
みると平均0、標準
る人は全体の何%
(150-130)÷2
偏差1になります
いるだろうか?
0だから1となる
X
正規分布の利用法②―数値表
N(0,1)
教科書の258頁
を見なさい
S.Sが1.0以上にな
る確率です!
練習問題【1】
1.一様分布U[0,1]に従う確率変数Xから新たにY=2X+1
のように変数Yを定義する。E[Y]とV[Y]を求めなさい.
2.日本人の身長は正規分布N(168,100)に従っているとされる.
確率P(158 ≦ X ≦ 178)を求めなさい.この範囲を1シグマ区間
といいます.
3.問題2と同じ正規分布でXの値が2シグマ区間に入る確率と3
シグマ区間に入る確率を求めなさい。2シグマ区間とは標準
値が-2から+2までの区間のこと。
1の解答
EX   0.5
1
V X  
12
SDX   1 / 12  0.29
2の解答(あとは同じです)
標準値に直さないといけません
身長の分布は平均 168、分散 100、標準偏差 10.だから
158 の標準値は Z 
158  168
 1
10
178  168
1
178 の標準値は Z 
10
3人に2人は普通圏内
(1シグマ区間)に入る
ってことです
よって
P158  X  178  P 1  Z  1  1  2  0.15866 0.68
1シグマ区間:平均圏、2シグマ区間:ほぼ大半、3シグマ区間:上限と下限
練習問題【2】
統計学の試験の平均点は65点、標準偏差は15点だった。以下
の設問に答えなさい。
1.得点80点を標準化するといくらになりますか?
2.標準値2.0となる得点は何点ですか?また、標準値が-1.0となる
得点は何点ですか?
3.何点から何点までなら普通ですかと聞かれたら、どう解答すれ
ばいいですか?
4.分布の形がほぼ正規分布とすれば、80点以上の人は全体の何
%程度いると思いますか?
練習問題【3】
変数Xは、0から1までの一様分布にしたがって確率分布している。いま、
Y=0×X+10のように変数Yを定義する。E[Y]とV[Y]を求めなさい。また、
Xの分布とYの分布の対応を図でわかりやすく説明しなさい。
EY   E0 X  10  0EX   10  10
V Y   V 0 X  10  0 V X   0
2
要するに、常にY=10