企業が直面する金融問題と コーポレートガバナンス 08BA154K 経済学部経済学科 高橋 和真 目次 配当の意味 自社株買いについて 経営者と株主の利害を一致させる工夫 M&A なぜ企業は上場するのか 論点 配当の意味 →資本提供の見返りとして、株主に支払 われる現金 ①税制 配当の機能 ②エージェンシーコストの削減 ③内部情報をマーケットに伝える手段 盛んになる自社株買い 自社株買い→自社の株式を買い戻すこと メリット ・ 買い戻した株式を償却することで 発行株式数が減少する→ 株式の価値上昇 ・企業乗っ取りの防衛策となる。 ←自社株買いによって株主構成が変わるから。 デメリット ・自社の株式を買うことによる 資産の減少 経営者と株主の利害を 一致させる工夫 ・ストックオプション →従業員や経営者に対して、将来、特定 の価格で自社の株式を取得する権利を企 業が付与する制度 報酬額が企業の業績向上による株価の上昇と直接 連動することから、権利を付与された取締役や従業員の 株価に対する意識は高まり、 業績向上へのインセンティブとなる。 M&A(Merger & Acquisition) ・友好的M&A・・・買収対象の企業の経営陣との合意に基づく。 ・敵対的M&A・・・経営陣の反対に関わらず、株式の過半数を 掌握して力ずくで買収を行う。 買収後に企業を切り売りしてしまうといった企業価値を損なうような買収者や、 初めから高値での株の買い戻しを狙った買収者もいる。 敵対的M&Aの圧力は経営者を規律付ける上で非常に 重要な機能を果たしている なぜ企業が上場するのか メリット ①証券市場から資金を調達することが 可能になる ②企業買収をする際に、現金で買収する 方法以外に自社の株式と相手の株式を 交換する方法がある。 ③名声や信用の獲得 ④無料の広告・宣伝が行える ←新聞の株式欄 ⑤企業のオーナーなどは持株を市場で売却 することができ、経済的な利益を 実現することができる。 デメリット ①コストがかかる。 ②望ましくない株主に株式を持たれてしまい、 株主総会の運営が困難になったり、 経営権を奪われる恐れがある。 ③新しい株主が短期的な視野に立つと、 長期的な視野に立った経営が難しくなる 恐れがある。 感想 今回M&A防衛策ということで、論点を シティコード導入の是非という形であげさせて いただきました。レジュメに関しては合宿の頃と 比較したら良くなったと思いますが、シティコードと ポイズンピルを比較するときに、双方の長所・短所 をもう少し調べ、日本にわざわざ取り入れる理由 などを見当すべきだったと感じました。 次回の発表では、論点の精度を高め、質問応対の 対策などもしっかり練っていきたいと思います。
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