Web2.0”的”ビジネス

Web2.0“的”ビジネス
メディアコミュニケーション論Ⅲ
第7回
今回のキーワード



ロングテール
レコメンデーション
CGM
ロングテール(1)


パレートの法則
 8:2の法則
 20%の商品が,売上げの80%を占める(本当?
)
ロングテール
 残りの80%の商品に注目
ロングテール(2)


実店舗では陳列できる商品に限界がある
 店舗面積による制約
 売れる商品だけ陳列
仮想店舗(インターネット上の店舗)には限界が
ない
 めったに売れない商品も扱うことが可能
ロングテール(3)
ロングテール
従来は,扱わなかった商品
全部集めると…
ロングテール(4)

ほとんど売れない商品でも,たくさん扱っていれ
ば商売になる

“尾”の部分をどうやって売るか

知らない人の方が多い?!
“尾”に関する情報

検索すれば出てくる

しかし,対応する検索語が入力されることは,稀

つまり,“尾”を見つけることは難しい
レコメンデーション
レコメンデーション(1)



recommendation
 推薦,推奨
 “尾”の部分を教える
顧客の過去の購買状況などから“お勧め商品”を
提示する
 メール,webサイト
いろいろな手法
 参考文献・参考サイトの15
レコメンデーション(2)

関連商品を勧める

例1 スマホを買った人には,ケースを勧める
レコメンデーション(3)



例2 ある作家の本を購入
 作家のファンかも知れない
その作家の新作が出版されると勧める
買った人のさらなる情報があれば,買いたくなり
そうなモノを勧めることが可能になる
レコメンデーション(4)

“情報を見つける”という観点
 “検索語を入力して,検索する”のとは,異なる
やり方

“同じ意味”をもつ情報を探しているとも言える
か?
レコメンデーション(5)

“情報を見つける”という観点
 情報爆発時代の一つの“情報の見つけ方”

実際には“情報の押しつけ”,“情報が見つか
る”?
レコメンデーション(6)


例示した方法は“ルールベースのレコメンデーシ
ョン”と呼ばれるもの
“A ならば B”というルールが多数必要
 実際には,ルールの組合せになろう
他のレコメンデーション
レコメンデーション(7)

商品Aを購入した多数の顧客が商品Bも購入

商品Aを購入した顧客にはBを勧める

他の顧客の購買状況を参考
レコメンデーション(8)

興味,関心,趣向が似ていれば,希望するもの
は似ている
 Aを購入したことで,どこか似ている点がある
だろう

複数数の購入商品の組合せで判断

協調フィルタリング
資料は誤り
レコメンデーション(9)



購買記録が多数必要
多ければ,より的確になる
 後発組が集めている間に,先発者はさらに集
める
Web2.0のどこかにあったのでは!
レコメンデーション(10)


“お勧め品”の属性を集めておく
利用者が,自分の“好み”を登録
 利用者の属性

両者のマッチングによる

コンテンツフィルタリング
行動ターゲッティング広告
行動ターゲッティング広告(1)


レコメンデーションだけではない
利用者の行動履歴により,表示される広告が異
なる
 利用者が,より興味を引く広告
 その広告から,商品購入につながる
 広告料が高くなる
行動ターゲッティング広告(2)

便利?

気持が悪い?


“買ったことを忘れたモノ”からのお勧め
たまたま,購入した一つの商品が同じだったとし
て,趣味・趣向が重なるか

プレゼントとして購入した商品だったら

?なものが勧めれることもある
行動ターゲッティング広告(3)



利用者の行動履歴
 利用者はプライバシーと思う,か?
行動ターゲティング広告の説明とその無効化に
ついて(楽天)
行動ターゲティング広告の無効化について(
Yahoo)
CGM
Consumer Generated Media
CGMとは(1)

商品の情報

売り手が,“宣伝”により消費者へ

消費者が,インターネットにより,他の消費者へ
CGMとは(2)

単に“商品”の情報だけではない

プロだけが情報を発信する
↓
プロ,アマ関係なく情報を発信する

その中で,消費者(アマ)が発信したもの

CGMとは(3)

手段
 掲示板 ⇒ 口コミサイト
 ブログ
 SNS
 etc.
アルファブロガー(1)

ブログ作成者(ブロガー)の中で,影響力の大き
い人
 ブログをチェックしている読者が多い人

最近,ちょっと下火?
アルファブロガー(2)

アルファーブロガー・アワード
http://alphabloggers.com/
CGMの問題点
掲示板スタイル
書き込み内容(1)


掲載される側とサイト(書き込んだ利用者)の対
立
内容の真偽
 全くのウソ(問題外)
 考え方の相違(価値観の相違)
 たまたま,そうだった
 古い情報が残っている(誰が最新の情報に更
新するのか?)
書き込み内容(2)

主観に基づく感想

賛否両論あるはず

客観的データに基づく判断

どちらもあるのがCGMでは?


そこが面白いところだとも思う
CGMを参照する側が意識すべきこと
インターネット上の情報に対する一般的注意,
と同じでは?!
ス テ マ(1)


ステルスマーケティング
 Stealth Marketing
消費者の顔をして,自社製品の宣伝をする
ス テ マ(2)


ブロガ-を買収
CGMサイトに書き込むことを商売とする業者に依
頼
ス テ マ(3)

消費者庁、評価操作の“ステマ”は不当表示、景
表法ガイドラインを一部改定
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/
20120510_531751.html
ま と め
ま と め(1)



パレートの法則とロングテール
 80%と20%
尾(20%)をどうやって売るか
 レコメンデーション
 協調フィルタリングなど
レコメンデーションは新たな“検索方法”となりえ
るか
ま と め(2)

行動ターゲッティング広告とその問題点
ま と め(3)

CGMとその問題点