Web2.0まとめ ー 2.0 から 3.0へ メディアコミュニケーション論Ⅲ 第7回 Web2.0的企業とは(復習) 1. パッケージソフトウェアではなく,費用効率が高 く,拡張性のあるサービスを提供する。 2. 独自性があり,同じものを作ることが難しいデー タソースをコントロールする。このデータソース は利用者が増えるほど,充実していくものでな ければならない。 3. 利用者を信頼し,共同開発者として扱う。 4. 集合知を利用する。 Web2.0的企業とは(復習) 5. カスタマーセルフサービスを通して,ロングテー ルを取り込む。 6. 単一デバイスの枠を超えたソフトウェアを提供 する。 7. 軽量なユーザーインターフェース,軽量な開発 モデル,そして軽量なビジネスモデルを採用 する。 サービスを提供 Googleの各種サービス http://www.google.co.jp/intl/ja/options/ Amazonの“Amazonでビジネス” 同じものを作ることが難しいデータソース 3者それぞれの“同じもの”を今から作って,追い つくことは難しい AmazonのASIN データを利用できるような仕組み(API) 集合知の利用 Amazonのカスタマーレビュー Wikipedia Googleのページランク 皆がリンクを設ける 信頼性という問題が常にある ロングテールを取り込む Amazonのビジネスモデル Wikipedeiaも,“大きさ”の制約がないので,ロン グテールを取り込んでいることになるだろう 単一デバイスの枠を超えたソフトウェア デスクトップパソコンだけでなく,携帯端末でも “お近く検索” 位置情報を活用 なぜ,○は,***を? ○はGoogle,Amazon,Wikipediaのいずれか Book検索(1) なぜ,著作権を無視して,強行しようとしたのか ? アメリカで認められている“フェアユース” 1. 使用目的と性格 -商用か教育用か 2. 著作物の性質 - 独創性 3. 使用された部分の量 4. 使用されたことによる影響 - 売れなくなるか 以上を総合的に評価して判断される Book検索(2) Googleにしてみると,“無視”したわけでも,“強行 ”したわけでもないのだろう しかし,“Google ブック検索和解契約” http://books.google.com/intl/ja/googlebooks/ag reement/ 裁判沙汰にならなければ,その方が良いのは当 然 “フェアユース”については後で取り上げる予定 レコメンデーション(1) 気持ち悪がられている レッシグ教授(文献14,p.143) 店員が客の後をつけ,何を見ているかメモ する しかし,同様なことは(実世界で)以前から行 われている? レコメンデーション(2) ロングテイルの尻尾の先はどうやったら,見つけ てくれるのか 検索されるのを待っていては,永久に見つけ てくれない Wikipediaには (1) 広告がない 運営資金は? ウィキメディア財団が財務・運営を担う ほとんどは寄付 2002年に話がでた スペインで反対運動 Wikipediaには (2) 問題が多くあるから,プロジェクトを止めればよい ? “世界にはWikipediaが唯一の百科事典であると いう言語も少なくない”(文献11,p.264) Wikipediaには (3) 実名制の動きはないのか? ラリー・サンガー(Wikipediaの共同設立者) シチゼンディウム(派生プロジェクト) 本名の登録 専門家のチェック 野蛮な振る舞い・荒らし・妨害の寛容ではない うまくいくか?! Web3.0 Web3.0ということのなるのか?(1) 情報爆発時代 YouTubu 1分間に35時間分の動画がアップロード 従来の検索では,間に合わない Web3.0ということのなるのか?(2) ソーシャルネットワーク 人と人とのつながりをベース 口コミ検索(?) アルファブロガー(一方方向) Facebook(双方向) Twitter 効果を上げるためには,プライバシーの問題 を避けることができない,だろう Web3.0ということのなるのか?(3) Google、Facebookにユーザーデータ共有をめぐ り圧力――APIの利用規約を変更 http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/10 11/08/news012.html Facebook、Google Gmail対抗の「Project Titan」 発表へ http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1011/15 /news022.html Web3.0で終わり にはならない Web4.0 Web5.0 ・ ・ ・
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