仏陀の思想

仏陀の思想
苦を滅するにはどうしたらいいか
仏陀の思想
①テーマ:「どうしたら苦はなくせるか」
◎「苦」とは何か
◎「苦をなくす」とはどういうことか
②旅の始まり:苦行から瞑想へ
③どうしたら苦はなくせるか
【思想の出発点】
縁起の法
存在のすべてはそれ自体で存在するのではなく相互に依存し合って存在している。
従って
苦も苦を存在させている条件を滅することで超えることができる。
【なぜ苦は生じるのか】(苦が生じるプロセス)
<世 界 の 真 理について 無明>
「縁起の法」
煩悩
苦が発生
「四法印」
一切皆苦
涅槃寂静
諸行無常 諸法無我
【苦を滅するためにはどうするのか】
<苦を滅するプロセス>
その1 苦を滅するまでの4つの真理を明らかにする
苦・集・滅・道
四 諦
したい
人生の一切は苦である
苦諦
苦は煩悩の集合によって生じる
集諦
煩悩を滅すると,苦のない安らかな境地に至る
滅諦
煩悩を滅する方法は,八正道の実践
道諦
【苦を滅するためにはどうするのか】
<苦を滅するプロセス>
その1 苦を滅するまでの4つの真理を明らかにする
その2
八正道
を実践する
修行の具体的内容は
修行にあたって
正しい見解:
正見
八正道のポイント
∥
中道
苦行ではない。
快楽でもない。
どちらにも近づかない
正しい思考:
正しい言葉:
正しい行為:
正しい生活:
正しい努力:
いよいよ修行も終わり
正しい瞑想:
正定
正思
正語
正業
正命
正精進
修行の途中で迷ったら
正しい思念:
正念
【苦を滅するためにはどうするのか】
<苦を滅するプロセス>
その1
四諦 を自覚する
その2
八正道
その3
理論より実践
を実践する
毒矢のたとえ
ある人が毒矢で射られた。すぐに治療しなければならない。なのに医者に
かかる前に,「一体この毒矢を射たのは誰か。」「身長はどれくらいで,どんな
顔の人か。」「どんな種類の弓から射たもので,どんなやじりがついていたか」
といった理論を追求していたら,結局,死んでしまうだろう。
【苦を滅するためにはどうするのか】
<苦を滅するプロセス>
その1 苦を滅するまでの4つの真理を明らかにする
その2
八正道
その3
理論より実践
を実践する
【苦を滅するのは,出家した信者だけ。では在家の信者は?】
五戒を実践
不殺生戒
不妄語戒
不偸盗戒
不邪淫戒
不飲酒戒
【苦を滅するためにはどうするのか】
<苦を滅するプロセス>
その1 苦を滅するまでの4つの真理を明らかにする
四
その2
諦
八正道
正見
正念
その3
苦・集・滅・道
を実践する
正思
正定
正語
正業
正命
正精進
理論より実践
【苦を滅するのは,出家した信者だけ。では在家の信者は?】
五戒を実践
不殺生戒 不妄語戒
不偸盗戒 不邪淫戒
不飲酒戒
仏陀の教えの底流にあるもの
すべてのものは暴力に脅え
ている。すべてのものは死を
恐れている。他人を自分の身
にひきあてて,殺してはなら
ない。殺させてはならない。
慈悲
人間に対する非暴力
すべてのものは暴力に脅え
ている。すべてにとって生命
は愛しい。他人を自分の身
にひきあてて,殺してはなら
ない。殺させてはならない。
動物に対する不殺生
自分と同じように,他のすべての生きとし生けるものを大切にする
煩悩を捨てる
大前提:
自分を大切に思う