第6日目 ITパスポート試験対策 授業関連資料 http://www.ccn.aitai.ne.jp/~suenami 7-1基礎理論 7-1-1離散数学 ① 数と表現(P215-P217図) (1)2進数、8進数、10進数、16進数 (2)基数変換 (3)符号付き2進数(1の補数、2の補数) (4)2進数の加算、減算 (P216-P219例題) ② 集合(P220図) 真理値表(論理和OR、論理積AND、否定NOT) 1 7-1基礎理論(問題演習) 7-1-1離散数学 (関連問題) IP2009秋/問064 IP2009春/問064 IP2009春/問071 IPサンプル/問049 IPサンプル/問050 IPサンプル/問052 2 7-1基礎理論(問題演習) 【IP2009秋/問064】 8進数の55を16進数で表したものはどれか。 ア. イ. ウ. エ. 2D 2E 4D 4E 3 7-1基礎理論(問題演習) 【IP2009春/問064】 2進数10110を3倍したものはどれか。 ア. イ. ウ. エ. 111010 111110 1000010 10110000 4 7-1基礎理論(参考問題) 【 IP2009春/問071】 ◇次のべン図の黒色で塗りつぶした部分の検索条件はどれか。 ア. イ. ウ. エ. (not A) and B and C (not A) and (B or C) (not A) or (B and C) (not A) or (B or C) 5 7-1基礎理論(問題演習) 【IPサンプル/問049】 2進数1111と2進数101を加算した結果の2進数はどれか。 ア. イ. ウ. エ. 1111 1212 10000 10100 6 7-1基礎理論(問題演習) 【 IPサンプル/問050】 ◇問1と問2の2問からなるテストを行ったところ,受験者100名のうち正答でき たのは,問1が65名,問2が73名であった。2問とも正答できた受験者は少なく とも何名か。 ア. イ. ウ. エ. 35 38 62 65 7 7-1基礎理論(問題演習) 【IPサンプル/問051】 0mmから1,000mmまでの長さを1mm単位で表すには,少なくとも何ビット必要か。 ア. イ. ウ. エ. 4 10 1000 1001 8 7-1基礎理論(問題演習) 【 IPサンプル/問052】 ◇A,B,Cの3領域のうち,“AかつBであり,Cではない”範囲を塗りつぶしたベ ン図はどれか。 ア. イ. ウ. エ. 9 7-1基礎理論 7-1-2応用数学 ①確率(P221-P222図) 確率(順列、組合せ、確率) ②統計 統計 (1)データの代表値(平均、中央値、最頻値)(P224図) (2)データの散布度(分散、標準偏差、範囲)(P224図) (3)正規分布(P225図)(P226例題) 10 7-1基礎理論 7-1-3情報に関する理論 ①情報量の単位 大きな情報(K、M、G、T、P)(P227図) 小さな情報(m、μ、n、p)(P228図) ②ディジタル化(P228-229図) A/D変換の流れ(標本化、量子化、符号化) ③文字の表現(P230図)(P231例題) 文字コード ・ASCII(ANCIが規格した文字コード) ・JIS(JISが規格した文字コード、漢字やひらがなに対応) ・シフトJIS(マイクロソフト社などが規格した文字コード) ・EUC(AT&T社が規格した文字コード、拡張UNIXコード) ・EBCDIC(米国IBM社が規格した8ビットの文字コード) ・unicode(ISOとIECが規格した文字コード、全世界対応) 11 7-1基礎理論(問題演習) 7-1-2応用数学 IP2009秋/問070 IP2009春/問080 7-1-3情報に関する理論 IP2009秋/問060 IP2009秋/問097 IPサンプル/問051 12 7-1基礎理論(参考問題) 【 IP2009秋/問070】 0から1までの一様乱数からXとYを取り出すことを600回繰り返す。この ときY<Xを満たす回数の期待値は幾らか。 ア. イ. ウ. エ. 150 200 300 400 13 7-1基礎理論(参考問題) 【 IP2009春/問080】 横軸を点数(0~10点)とし,縦軸を人数とする度数分布のグラフが,次 の黒い棒グラフになった場合と,グレーの棒グラフになった場合を考 える。二つの棒グラフを比較して言えることはどれか。 ア. イ. ウ. エ. 分散はグレーの棒グラフが,黒の棒グラフより大きい。 分散はグレーの棒グラフが,黒の棒グラフより小さい。 分散はグレーの棒グラフと,黒の棒グラフで等しい。 分散はこのグラフだけで比較することはできない。 14 7-1基礎理論(参考問題) 【 IP2009秋/問060】 “甘味”,“うま味”,“塩味”,“酸味”,“苦味”の5種類の味覚を, 6ビット(2進数で6けた)の数値で符号化する。これらを組み合わせた複 合味を,数値の加減算で表現できるようにしたい。例えば,“甘味” と“酸味”を組み合わせた“甘酸っぱい”という複合味の符号を,そ れぞれの数値を加算して表現するとともに,逆に“甘酸っぱい”から “甘味”成分を取り除いた“酸味”を減算で表現できるようにしたい。 味覚の符号として,適切なものはどれか。 15 7-1基礎理論(参考問題) 【 IP2009秋/問062】 小文字の英字からなる文字列の暗号化を考える。次表で英字を文字番号に変 換し,変換後の文字番号について1文字目分には1を,2文字目分には2を, …,n文字目分にはnを加える。それぞれの数を26で割った余りを新たに文 字番号とみなし,表から対応する英字に変換する。 例 fax → 6,1,24 → 6+1,1+2,24+3 → 7,3,27 → 7,3,1 → gca この手順で暗号化した結果が“tmb”であるとき,元の文字列はどれか。 ア. イ. ウ. エ. she shy ski sky 16 7-2アルゴリズムとプログラミング 7-2-1データ構造 ①データとデータ構造(P232-233図) 変数(プログラムで扱うデータを一時的に記憶する) フィールドのタイプ(格納するデータのタイプ) 配列(大量のデータを扱う方法) リスト(複数のデータを数珠つなぎにするデータ構造) ②スタックとキュー (P234-233図) スタックとキューとは(P235例題) スタック(LIFOリスト・・・Last In, First Out ) キュー(FIFOリスト・・・First In, First Out) 先入先出法、後入先出法 17 7-2アルゴリズムとプログラミング 7-2-2アルゴリズム ①流れ図(フローチャート) 流れ図の記号(P237図) ②アルゴリズムの基本構造(P238,P240図) 順次構造、選択構造、繰返し構造(P239,P241例題) ③代表的なアルゴリズム(P242-243図) 合計、探索、併合、整列 整列と探索(別資料) 18 7-2アルゴリズムとプログラミング 7-2-3プログラミング・プログラム言語 ①プログラム言語の種類(P244図) 低水準言語、高水準言語 ②言語プロセッサ(P245図) コンパイラ、インタプリタ 7-2-4マークアップ言語 ①HTML(P246図) HTML、SGML、DHTML ②XML XML(データ記述をするためのマークアップ言語) 19 7-3章末問題 問題7-1 問題7-2 問題7-3 問題7-4 問題7-5 問題7-6 問題7-7 問題7-8 問題7-9 数と表現 集合 集合 数と表現 スタックとキュー 代表的なアルゴリズム(整列) プログラム言語 マークアップ言語 20 7-2アルゴリズムとプログラミング(問題演習) 7-2-1データ構造 IP2009秋/問054 IP2009秋/問087 IPサンプル/問053 IPサンプル/問057 7-2-2アルゴリズム IP2009秋/問062 IP2009秋/問090 IP2009春/問072 IPサンプル/問054 21 7-2アルゴリズムとプログラミング(問題演習) 7-2-3プログラミング・プログラム言語 IPサンプル/問055 7-2-4マークアップ言語 IP2009春/問083 IPサンプル/問056 22 整列,探索(線形探索,二分探索) 1.整 列 ある順番にデータを並べ替えることを 整列(ソート・分類) 小さい順に並べ替えることを昇順(正順) 大きい順に並べ替えることを降順(逆順) 交換法,選択法,挿入法 整列 (交換法)昇順 (1) (2) (3) (4) (5) 24 17 16 31 18 17 24 16 31 18 17 16 24 31 18 17 16 24 31 18 17 16 24 18 31 整列 (1) (2) (3) (4) (5) 17 16 24 18 31 16 17 24 18 31 16 17 24 18 31 16 17 18 24 31 整列 (1) (2) (3) (4) (5) 16 17 18 24 31 16 17 18 24 31 16 17 18 24 31 整列 (1) (2) (3) (4) (5) 16 17 18 24 31 16 17 18 24 31 昇順に整列 24 17 16 31 18 整列 ループ1 J は4から始まり 1ずつ減少して1まで Jは4からの4はデータ件数-1の値 ループ2 Kは1から始まり 1ずつ増加してJまで A(k)>A(k+1) KはJの値まで変化する 保存場所 No 24 Yes 入れ換え ループ2 ループ1 ③ ① 17 24 A(k) ② 17 24 A(k+ 整列 J=4 K=Jまで繰り返す (1) (2) (3) (4) (5) K=1 24 17 16 31 18 K=2 17 24 16 31 18 K=3 17 16 24 31 18 K=4 17 16 24 31 18 17 16 24 18 31 整列 J=3 (1) (2) (3) (4) (5) K=1 17 16 24 18 31 K=2 16 17 24 18 31 K=3 16 17 24 18 31 16 17 18 24 31 整列 J=2 (1) (2) (3) (4) (5) K=1 16 17 18 24 31 K=2 16 17 18 24 31 16 17 18 24 31 整列 K=1 J=1 (1) (2) (3) (4) (5) 16 17 18 24 31 16 17 18 24 31 昇順に整列 24 17 16 31 18 2.検索 配列などのデータの集まり から必要なデータを取り出すこ とを検索(サーチ) 線形探索,二分探索 線形探索 探索データ:X=58 X=58 (1) 36 X=58 (2) 24 X=58 (3) 42 X=58 (4) 58 (5) 77 (6) 63 (7) 81 (8) 11 探索データは4番目:58 線形探索 探索データ:X=46 X=46 (1) 36 X=46 (2) 24 X=46 (3) 42 X=46 (4) 58 X=46 (5) 77 X=46 (6) 63 X=46 (7) 81 X=46 (8) 11 探索データはなし 探索データ:X=58 二分探索 下限=0 (1) 11 中央値=(下限+上限)/2 ※小数点以下切り捨て (2) 24 (3) 36 (4) 42 中央値 下限=4 (5) 58 (5) 58 (6) 63 (6) 63 中央値 (7) 77 (7) 77 (8) 81 (8) 81 上限=9 上限=9 下限=4 (5) 58 中央値 上限=6 探索データは5番目:58 探索データ:X=46 二分探索 下限=0 (1) 11 中央値=(下限+上限)/2 ※小数点以下切り捨て (2) 24 (3) 36 (4) 42 中央値 下限=4 下限=4 下限=4 上限=下限+1 (5) 58 (5) 58 (6) 63 (6) 63 中央値 (7) 77 (7) 77 (8) 81 (8) 81 上限=9 上限=9 (5) 58 中央値 上限=5 上限=6 探索データはなし 線形探索 探索したいデータ Xの決定 ループ 添字は1からはじまり 1ずつふえて8まで H(添字)=X YES NO ループ 添字>8 YES NO 探索したいデータは H(添字) 探索したいデータは 存在しない 探索したいデータ Xの決定 二分探索 0→下限 9→上限 ループ 上限=下限+1まで 上限=下限+1 (下限+上限)/2 →中央値 H(中央値)=X NO YES NO H(中央値)>X YES NO 中央値→下限 ループ YES 中央値→上限 探索したいデータは H(中央値) 探索したいデータは 存在しない
© Copyright 2024 ExpyDoc