第2日目 ITパスポート試験対策 授業関連資料 http://www.ccn.aitai.ne.jp/~suenami 1-1企業活動 1-1-2OR・IE ③ 意思決定 ・在庫の評価方法(P51-P52図) 先入先出法(古い商品から販売し、在庫評価額を計算) 後入先出法(新しい商品から販売し、在庫評価額を計算) 平均原価法(仕入れた商品の平均原価に基づいて、 在庫評価額を計算) 個別法(個々の取得原価に基づいて、在庫評価額を計算) 例題(P51図)、例題(P52図) 1 1-1企業活動 1-1-2OR・IE ③ 意思決定 (3)減価償却 固定資産は時間が経過するとその資産価値が下がる。 これを「減価」といい税法で決められた期間で分割して費用と する必要がありこれを「減価償却」という。 (減価償却の種類)(P53図) ・定額法 取得価額に対して、毎期一定額を減価償却する方法 ・定率法 取得価額からその期までの全償却費を引いた残りの価額に 一定の償却率を掛けて減価償却費を計算する方法 2 1-1企業活動 1-1-2OR・IE 3 1-1企業活動 1-1-2OR・IE ④ 問題解決手法 ・ブレーンストーミング(P53図) ルールに従ってグループで意見を出し合い、データの収集 を行う方法 ・バズセッション(buzz session)(P54図) 少人数のグループによる非公式な討議をして意見を収集 する方法 4 1-1企業活動 1-1-2OR・IE (Keyword) パレート図、アローダイアグラム、散布図、レーダチャート 管理図、ヒストグラム、棒グラフ、円グラフ、折れ線グラフ 回帰分析、特性要因図、シミュレーション、在庫管理 ブレーンストーミング、バズセッション (関連問題) IP2009秋/問002 IP2009春/問007 IP2009春/問094 IP2009春/問095 IP2009春/問096 IP2009春/問098 IPサンプル/問002 IPサンプル/問004 5 1-1企業活動 1-1-3会計・財務 (Point) ・企業活動や経営管理に関する会計と財務の基本的な考え方を 理解する。 ・企業活動や経営管理について、損益分岐点などの会計と財務 に関する基本的な用語の意味と考え方を理解する。 ①会計の種類 (1)財務会計 株主や取引先、税務当局などの関係者の報告するための会計 (2)管理会計 企業内部の関係者(経営者や管理者)に対して意思決定に 必要な情報を報告するための会計 6 1-1企業活動 1-1-3会計・財務 ②売上と利益 (1)費用(P55図) 企業活動を行うにあたって支払う金銭のこと (2)利益(P56図) 売上の合計から費用を引いたもの (3)利益率(P56図) 売上に対する利益の割合を表したもの (4)損益分岐点(P56図)例題参照(P57図) 売上と費用が等しく、利益と損失が0になる点 7 1-1企業活動 1-1-3会計・財務 ③財務諸表の種類と役割 利害関係者に対して、経営活動を報告する必要な書類。 (1)貸借対照表(B/S)(P59図) 決算日における企業の財務状況を表す ・資産(現金をはじめとする財産) ・負債(借入金などのこと) (2)損益計算書(P/L)(P59図) 一定期間の損益を表にし、企業の経営状態を表す (3)キャッシュフロー計算書(P60図) 会計期間における資金の流れを表す 8 1-1企業活動 1-1-3会計・財務 ④その他の帳簿 (1)仕訳帳(P61図) 取引が行われた日時や金額を日付順にまとめて明細にする (2)総勘定元帳(P61図) 仕訳帳によって日付順に整理された内容を勘定科目毎に記帳 整理する (3)試算表(P61図) すべての勘定科目について、勘定科目ごとに貸借の各合計を 一覧表にし、残高の合計を出す。 9 1-1企業活動 1-1-3会計・財務 (Keyword) 損益分岐点、変動費、固定費、販売量、貸借対照表 損益計算書、キャッシュフロー計算書 (関連問題) IP2009秋/問010 IP2009秋/問013 IP2009秋/問018 IP2009秋/問092 IP2009春/問014 IP2009春/問016 IPサンプル/問003 10 1-2法務 1-2-1知的財産権(P62図) (Point) ・知的財産権にはどのような種類があり、何が法で守られ 何が違法にあたるかを理解する。 ① 著作権 創作者により創作的に表現されたものを保護する権利 (1)著作者人格権(P63図) 著作者の感情や良心といった、気持ちや心を保護 (2)著作財産権(P63図) 著作物に対する財産的なものを保護 (3)ホームページの知的財産権 著作物の具体的な例示には入ってないが、創作性があれば 著作物として保護される 11 1-2法務 1-2-1知的財産権 ②産業財産権法規(P64図) 工業製品のアイディアや発見、デザイン、ロゴマークなどを 独占的に使用する権利 ③不正競争防止法(P65図) 不正な競争行為を規制するために制定された法律 営業秘密やアイディアの盗用、商品の模倣、不利な風評を流すな どの行為 12 1-2法務 1-2-1知的財産権 ④ソフトウェアライセンス(P65図) ソフトウェアの購入者に対して許諾する、ソフトウェアを 使用する権利 (1)ソフトウェアと著作権 プログラム関連、データ関連、マルチメディア関連 (2)ソフトウェアのコピーの禁止 (3)ライセンス契約 ボリュームライセンス契約 13 1-2法務 1-2-1知的財産権 ⑤その他の権利 明文化された法律はないが事実上認められている権利 (1)プライバシー権 個人の私的生活を秘匿し、人としての尊厳を守る権利 (2)肖像権 写真やVTRなどに撮影したり、絵などに描かれたりした 個人の像を守る権利 (3)パブリシティ権 芸能人や著名人、スポーツ選手などに認められる権利 14 1-2法務 1-2-1知的財産権 (Keyword) 特許法、実用新案法、意匠法、商標法 (関連問題) IP2009秋/問021 IP2009春/問009 IP2009春/問015 IPサンプル/問005 IPサンプル/問010 15 1-2法務 1-2-2セキュリティ関連法規 (Point) ・法律で定められた不正アクセスとはどのような行為である かを理解する。 ①不正アクセス禁止法(P67図) 不正アクセス行為の禁止に関する法律 ①他人の識別符号を無断で入力する行為 ②識別符号以外の情報または指令を入力する行為 上記①②の罰則 1年以下の懲役・50万円以下の罰金 ③不正アクセス行為を助長する行為 上記③の罰則 30万円以下の罰金 ②不正アクセスの防止策(P68図) 16 1-2法務 1-2-2セキュリティ関連法規 (Keyword) 不正アクセス、不正アクセス禁止法 (関連問題) IP2009秋/問011 IP2009春/問024 IPサンプル/問006 17 1-2法務 1-2-3労働関連法規・取引関連法規 (Point) ・身近な労働関連法規、取引関連法規の概要を理解する。 ①労働関連法規 (1)労働基準法(P69図) 労働者の最低基準を定めた法律 (2)労使協定 労働基準法で定められた事項について、使用者(事業主)と 労働者間で協議して取り決め、締結内容を書面化したもの ●届出義務のある労使協定(P69図) ●届出義務のない労使協定(P69図) ●労使協定の効力「免罰的効果」 18 1-2法務 1-2-3労働関連法規・取引関連法規 (3)労働者派遣法(労働者派遣事業法) 労働者派遣事業者の適正な運営と派遣労働者の就業条件に 関する法律 (4)守秘義務契約(P71図) 機密情報に触れる可能性のある者に対し、目的以外に使用 したり、第三者に漏えいしないことを約束する契約 19 1-2法務 1-2-3労働関連法規・取引関連法規 ①労働関連法規 (5)契約類型(その他の業務上の契約が必要なケース) ・委任契約(何らか処理が行われた場合の報酬が支払われる) ・請負契約(業務が完成した場合に報酬が支払われる) ・雇用契約(労働力を企業に提供するかわりに報酬を得る) 派遣と請負(P71図-P72図) ・派遣・・・派遣先の指揮命令の下で派遣先の労働に従事 ・請負・・・請負元の指揮命令の下で請負先の労働に従事 ②取引関連法規 (1)下請法 下請業者の利益を守るための法律 (2)PL法(製造物責任法) 製造物の欠陥から消費者を守るための法律 20 1-2法務 1-2-3労働関連法規・取引関連法規 (Keyword) 労働基準法、労働者派遣法、守秘義務契約 委任契約、請負契約、雇用契約、下請法、PL法 (関連問題) IP2009秋/問023 IPサンプル/問007 21 1-2法務 1-2-4その他の法律・ガイドライン・技術者倫理 (Point) ・企業の規範に関する考え方を理解する。 ・行政機関に対す情報公開請求の基本的な考え方を理解する。 ①コンプライアンス 法令遵守、企業倫理や行動規範といったルールについても遵守 (1)個人情報保護法(P74図) 個人情報の実用性に配慮しつつ、個人の権利や利益を保護 ・個人情報保護法の背景 情報化社会の進展、インターネットの普及 ・禁止行為と罰則 22 1-2法務 1-2-4その他の法律・ガイドライン・技術者倫理 ①コンプライアンス (2)迷惑メール関連法 不特定多数の人に大量に送信するトラブルを防ぐ目的 (3)プロバイダ法 サーバ上での個人情報の流出や誹謗中傷の掲載などに対応 (4)各種基準 ・コンピュータウィルス対策基準 ・コンピュータ不正アクセス対策基準 ・システム管理基準 (5)情報倫理 情報化社会において注意するべき情報モラル、情報マナー ・ネチケット(P76図) 23 1-2法務 1-2-4その他の法律・ガイドライン・技術者倫理 ②コーポレートガバナンス(企業統治) (P77図) 企業や組織の不祥事を防止し、企業活動の監視や経営の透明性 健全性をチェックする仕組みを制定 ③行政機関への情報開示請求 24 1-2法務 1-2-4その他の法律・ガイドライン・技術者倫理 (Keyword) コンプライアンス、個人情報保護法、迷惑メール関連法 プロバイダ法、情報倫理、コーポレートガバナンス (関連問題) IP2009春/問001 IP2009春/問002 IPサンプル/問008 25 1-2法務 1-2-5標準化関連 (Point) ・標準化の意義を理解する。 ・標準化団体が行っている標準化の身近な例を把握する。 ①標準化 業務の利便性や意思疎通を目的として制定 ②標準化団体と規格 (1)ISO(国際標準化機構) (2)IEC(国際電気標準会議) (3)IEEE(米国電気電子学会) ③ITにおける標準化の例 ・JANコード ・QRコード 26 1-2法務 1-2-5標準化関連 (Keyword) ISO、IEC、IEEE、W3C、JIS JANコード、QRコード (関連問題) IP2009秋/問001 IP2009春/問008 IPサンプル/問009 27 1-3章末問題 問題1-1から問題1-13 28 2-1経営戦略マネジメント 2-1-1経営戦略手法 (Point) ・代表的な経営情報分析手法に関する基本的な考え方を理解 する。 ・オフィスツールの種類とそれぞれの用途や特徴を把握する。 ・経営戦略(P87図) あらゆる状況に適応し、他社より優位に立って企業が成長する ために、長期的な視野を持つ構想 ① 経営情報分析手法(経営戦略のためのデータ分析手法) (1)SWOT分析(P88図) 強み・弱み(企業の内部環境 )、機会・脅威(外部環境) を分析し、評価すること 29 2-1経営戦略マネジメント 2-1-1経営戦略手法 ① 経営情報分析手法(経営戦略のためのデータ分析手法) (2)プロダクトライフサイクル(PLC) 製品が発売開始されて市場に出現してから、発売終了と なり市場から消失するまで(P89図) ●導入期=製品を市場に投入 ●成長期=製品の認知度が上がり売上のピークに ●成熟期=製品が市場にあふれ、需要が鈍化 ●衰退期=値引き競争が激化 30 2-1経営戦略マネジメント 2-1-1経営戦略手法 ① 経営情報分析手法(経営戦略のためのデータ分析手法) (3)プロダクトポートフォリオマネジメント(PPM) 企業が扱っている事業や製品などを市場占有率と市場成長率 の2つの視点と花形・金のなる木・問題児・負け犬の4つの 分類する経営分析の手法(P89図、P90図) ②経営戦略に関する用語 (1)競争優位 競合他社と比較してゆういであるかどうかという位置付け (2)顧客満足度 製品やサービスを利用した顧客が良かったという満足度 31 2-1経営戦略マネジメント 2-1-1経営戦略手法 ②経営戦略に関する用語 (3)アライアンス(P68図) 複数の企業が連携・提携すること ・M&A(合併・買収) ・持株会社による統合 ・資本参加 ・提携 (4)経営執行機関 ・CEO(最高経営責任者) ・COO(最高執行責任者) ・CIO(最高情報責任者) ・CFO(最高財務責任者) 32 2-1経営戦略マネジメント 2-1-1経営戦略手法 ③オフィスツールの利用 ・ワープロソフト ・表計算ソフト ・プレゼンテーションソフト ・データベースソフト 33 2-1経営戦略マネジメント 2-1-1経営戦略手法 (Keyword) SWOT分析、PPM、外部環境、内部環境、競争優位 顧客満足度、アライアンス、アウトソーシング、CEO (関連問題) IP2009秋/問004 IP2009秋/問005 IP2009秋/問008 IP2009秋/問094 IP2009秋/問096 IP2009春/問004 IP2009春/問010 IP2009春/問019 IP2009春/問026 IPサンプル/問011 IPサンプル/問015 34 2-1経営戦略マネジメント 2-1-2マーケティング (Point) ・マーケティングに関する基本的な考え方を理解する。 ・マーケティングにおける情報活用の考え方を理解する。 ・マーケティング 顧客のニーズを的確に反映した商品を製造し、販売するしくみ を作るための活動のこと ① 市場調査 市場に関する全般的な調査を科学的視野で実行する ・マーケティング・ミックス ・ワントゥワンマーケティング ・ターゲットマーケティング ・顧客ロイヤリティ 35 2-1経営戦略マネジメント 2-1-2マーケティング ②販売計画・製品計画・仕入計画 市場調査の分析結果と、需要と供給のバランスを予測して 戦略的なビジネスを展開する ・販売計画 どのような商品やサービスを販売するか(P96図) ・製品計画 ニーズを捉え収益が確保できる製品を提供する ・仕入計画 何を、どこから、どのような条件で仕入れるのか ③販売促進 セールスプロモーション、広告やキャンペーン ④顧客満足度調査(P99図) どのくらい顧客が満足しているかを調べる 36 2-1経営戦略マネジメント 2-1-2マーケティング (Keyword) 市場調査、販売・製品・仕入計画、販売促進、顧客満足度調査 (関連問題) IP2009秋/問022 IP2009春/問031 IPサンプル/問012 37
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