初級システムアドミニストレータ試験 直前対策講座

第1日目
ITパスポート試験対策
授業関連資料
http://www.ccn.aitai.ne.jp/~suenami
1-1企業活動
1-1-1経営・組織
(Point)
・企業活動や経営管理に関する基本的な考え方を理解する。
・担当業務理解のため、企業の基本的な活動を理解する。
・担当業務の問題を把握・解決するためPDCAなどの考え方や手
法を理解する。
① 企業活動
企業の存在意義や価値観を明確に
企業が求めるべき目標や責任ついて理解
(1)企業理念と企業目標
企業がビジネスを行うにあたり、普遍的な理想や目標
(2)CSR(Corporate Social Responsibility)
企業の社会的責任
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1-1企業活動
1-1-1経営・組織
② 経営資源
企業経営に欠かせない3大要素(資源)「ヒト・モノ・カネ」
第4の要素「情報」合わせて4大要素(資源)
③経営管理
企業の目標達成のために「経営資源」を活用できるように管理
PDCAサイクル(P29図)・・・目標を達成する管理
事業活動における生産管理や品質管理などの管理業務を円滑に
進める手法
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1-1企業活動
1-1-1経営・組織
④ 企業の組織構成
企業とは、営利目的を持ち、経済活動を行うための組織体
(1)企業の構成(P30-P32図)
・職能別組織(製造、営業、販売、経理、人事といった職能
によって分けられた組織)
・階層型組織(ひとつの指揮命令系統を持つ階層構造の組織)
・事業部制組織(取り扱う製品や地域、市場などで分化し、
事業部ごとに一部または全部のスタッフ部門を有した組織)
・プロジェクト組織(部門を越えて専門能力を持つ人材によっ
て編成された一時的な組織)
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1-1企業活動
1-1-1経営・組織
④ 企業の組織構成
(1)企業の構成(P30-P32図)
・カンパニ制組織(複数の部門を独立した会社のように分けて
事業を行う組織)
・マトリックス組織(事業と職能の2軸によって分けられた
組織、命令系統が複数存在するため混乱が生じやすい)
(2)部門の構成(P32図)
企業の組織は、担当する仕事の内容で分けられ、「部門」
構成されている。
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1-1企業活動
1-1-1経営・組織
(Keyword)
CSR、企業理念、経営目標、PDCA、経営組織
(関連問題)
IP2009秋/問003 IP2009秋/問009 IP2009春/問013
IP2009春/問022 IP2009春/問029 IPサンプル/問001
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1-1企業活動
1-1-2OR・IE
(Point)
・身近な業務を分析し、問題を解決するための代表的な手法
を理解する。
・ORとIEの意味や目的を理解する。
・さまざまな図解について特徴と用途を理解する。
① 業務の把握
OR(オペレーションズリサーチ)
経営における問題の分析や解決をするための手法
IE(インダストリアルエンジニアリング)
生産現場やサービスにおける問題を改善するための手法
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1-1企業活動
1-1-2OR・IE
① 業務の把握(P33図)
・業務フロー (P33図)
業務の流れを表現する
・連関図、系統図、親和図 (P34-P35図)
問題の構造を解明する
・マトリックス図、マトリックスデータ解析 (P35-P36図)
相互関係を表現する
・Zグラフ (P36図)
時間の経過による推移を表現する
・分布図、ポートフォリオ (P37図)分布を表現する
・ガンチャート (P37図)計画や管理に利用する
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1-1企業活動
1-1-2OR・IE
② 業務分析と業務計画(P38図)
・パレート図、ABC分析 (P38-P39図)
業務の影響度を表現する
・アローダイアグラム (P39図)作業の順序、日数を表現する
・散布図、ヒストグラム (P40,P42図)分布を表現する
・レーダーチャート (P40図)
複数項目の比較やバランスを表現する
・管理図 (P41図)工程の状態を表現する
・棒グラフ(P42図)大小の関係などを表現する
・円グラフ(P43図)全体に対する割合を表現する
・折れ線グラフ(P43図)時間の経過による推移を表現する
・回帰分析(P44図)予測の表現に使われる
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1-1企業活動
1-1-2OR・IE
③ 意思決定
問題を解決するための意思決定を効率的に行う。
(1)特性要因図(P45図)(フィッシュボーンチャート)
業務上問題となっている特性と、それに関係する要因(原因)
を魚の骨のような図で表す。要因同士の関係が分かる。
(2)シミュレーション
現実に起こりえると想定できる状況を模擬的に作り出して実験
する手法
・線形計画法(LP法)
一定の制約条件にある資源をどのように分配したら最大の
効果が得られるかという問題を解く手法
・待ち行列理論 期待値の算出(P45図)
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1-1企業活動
1-1-2OR・IE
③ 意思決定
(3)在庫管理
企業にとって在庫管理は経営の基礎を支えることである。
需要と供給のバランスを保つことが必要。
(在庫を管理する手法)
・カンバン方式(ジャストインタイム生産方式)
必要なものを必要なときに必要な分だけ調達する。
・MRP(Material Requirements Planning) (P46図)
生産計画に基づいて調達すべき部品の正味所要量を算出。
・経済発注量
在庫を補充する際に、最適な発注量を計算する方法。
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1-1企業活動
1-1-2OR・IE
③ 意思決定
・経済発注量(P47図)
在庫を補充する際に、最適な発注量を計算する方法
例題(P48図)
・定量発注方式(P49図)
発注する量を定め、その都度発注する時期を検討する方式
例題(P49図)
・定期発注方式(P50図)
発注する時期を定め、その都度発注量を検討する方式
例題(P50図)
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