第3章 静磁場

有効座席(出席と認められる座席)
左
列
中
列
右
列
前で4章宿題、アンケートを提出し、
4章小テスト問題、5章講義レポート課題を受け取り、
直ちに小テストを書き始めてください。
第5章 エネルギー 講義
目 次
力と仕事
仕事
ページ
1
2
操 作 法
進むには キー
Enter
又は、マウス左クリック
戻るには キー
又は
仕事 (力が変化する場合)
3
エネルギー
4
力の場
5
エネルギーの諸形態
6
各ページ右下 目 をクリック
仕事率
7
各章のファイルは スライド
「第5章 エネルギー」要点
8
フォルダから開いてください。
例題1
9
例題2
10
終了には キー Esc 又は
マウス右メニューで終了を選ぶ
Back space を押す
ページに跳ぶには
をクリック
各ページからここに戻るには
力と仕事
てこ
:
3
3:1のてこを使うと
3
1
1:
1/3
力は 33倍
×
動く距離は 1/3
力×動く距離は 同じ
1:
斜面
1
mg sin q
q
mg
sinq
斜度qの斜面を使って
持ち上げると
力は sin q 倍
×
動く距離は 1 / sin q
mg
力×動く距離は 同じ
力×動く距離 = 仕事
目
1
仕事
F
F
θ
仕事には
平行成分
のみ寄与
Fs
Fs =Fcosθ
s
F//sなら
物体が 力 F を受けて s 変位するとき
力 F がする仕事(物体が受取る仕事)
Fs : Fのs方向成分
仕事W = Fs s = F s cosq = Fs
θ: Fとsのなす角
目
2
F =20N
仕事
F =20N
o
F =20N
q =30
s =10m Fs =Fcosq
物体が 力 F を受けて
力 F がする仕事(物体が受取る仕事)
仕事W = Fs s = F s cosq = Fs
例 F=20Nで水平方向に s =10m 引く
W =Fs s = 20N×10m = 200Nm = 200J
Fs : Fのs方向成分
θ: Fとsのなす角
仕事の単位
Nm=J (ジュール)
例 F=20Nで 水平面となす角θ=30oの方向に s =10m 引く
Fs = F cosθ = 20N×√ 3/2 =17.3N ∴W=Fs s = 173Nm =173J
例 F=20Nで後方に引いたのに s =10m 前進した
Fs =F cosθ= 20N×(–1) = –20N ∴ W=Fs s = –200J
目
2
仕事 (力が変化する場合)
s:経路に沿った座標
F
sa
si = si  si 1
 si
力Fがする仕事は
W = lim
例
F
i //
si
 si =
sb

sa
F//ds
W =

0
1 2
kx
2
kxdx =
誤った考え
W = kx  x = kx
2
sb
Fi//
C
分割する
F//
W?
si
ばねをのばすための仕事
のび x のときの力 F = kx
x
Fi
s
(k:バネ定数)
正
誤
目
3
仕事 (力が変化する場合)
s:経路に沿った座標
F
sa
si = si  si 1
 si
力Fがする仕事は
W = lim
例
F
i //
si
 si =
sb

sa
F//ds
W =

0
1 2
kx
2
kxdx =
力Fがする仕事 W =
sb

sa
sb
Fi//
C
分割する
F//
W
si
ばねをのばすための仕事
のび x のときの力 F = kx
x
Fi
s
(k:バネ定数)
正
F//ds (s:経路に沿った座標)
目
3
エネルギー
系がなし得る仕事の量
運動エネルギー 運動によるエネルギー
質点の質量をm、時間をt とする。
ds
sは経路に沿った長さであ
速度 v =
る。
dt
s
f
i
始、終の量をそれぞれ添字i, f で表す。
d 2s
運動方程式 F// = m 2
dt
dv
ニュートンの運動の第2法則
dt v
stff
d 2s
d 2s ds
仕事 W =  F//ds =  m 2 ds =  m 2 ds dt 置換積分
si
si
stii
dt
dt dt
置換積分
tf
tf
vf
dv
1
1
1
2
2
2

m
v
v
dt
dv
m
= v
mv
=
= t
= mv f  mv i


i
i
dt
2
2
 ti 2
sf
力Fがする仕事 W =
sf
sb

sa
F//ds (s:経路に沿った座標)
目
4
エネルギー
系がなし得る仕事の量
運動エネルギー 運動によるエネルギー
質点の質量をm、時間をt とする。
ds
sは経路に沿った長さである。速度 v =
dt
s
f
i
始、終の量をそれぞれ添字i, f で表す。
d 2s
運動方程式 F// = m 2
dt
ニュートンの運動の第2法則
stff
d 2s
d 2s ds
置換積分
仕事 W =  F//ds =  m 2 ds =  m 2
dt
si
si
stii
dt
dt dt
置換積分
tf
tf
vf
dv
1
1
1
2
2
2

m
v
v
dt
dv
m
= v
mv
=
= t
= mv f  mv i


i
i
dt
2
2
 ti 2
Kとおく
Kf
Ki
W=(Kの増加)
W = Kf Ki
1
2
mv
:運動エネルギー
K =
加えた仕事
sf
sf
= 運動エネルギーの増加
2
目
4
力が位置座標のみの関数 F (r )
仕事が始点と終点のみで決まり経路によらな
保存力
い。
例 地表付近の重力
力の場
仕事
mgh
mg sin q
q
mg
仕事
mgh
仕事
mgh
h
mg
経路が曲線の場合でも
細分すればほぼ直線とみなせ
る。
1つの部分の高さの差をhとすると
その部分の仕事はmghとなり、
全部合計すると仕事はmghとなる。
このように重力がする仕事は経路によらない。
従って、重力は保存力である。
目
5
力の場
力が位置座標のみの関数 F (r )
保存力 仕事が始点と終点のみで決まり経路によらない。
例 地表付近の重力
仕事
mgh
mg sin q
mg
q
仕事
mgh
仕事
mgh
h
mg
位置(ポテンシャル)エネルギー U 保存力がなし得る仕事
一様重力の位置エネルギー U = mgh
弾性力の位置エネルギー
h:高さm:質量
U = kx2/2 x:のび,k:バネ定数
力学的エネルギー= 運動エネルギー+位置エネルギー
力学的エネルギー保存の法則
K i U i = K f U f
系全体の力学的エネルギーの総和は変化しない
目
5
エネルギーの諸形態
力学的エネルギー
(巨視的)運動エネルギー K
(巨視的)位置エネルギー U
化学的エネルギー、電気的エネルギー、・・・・
熱エネルギー = 無秩序な微視的エネルギー
微視的に見れば全てのエネルギーは力学的エネルギー
エネルギー散逸Q
摩擦力などによって巨視的力学的エ
ネルギーが熱エネルギーになる。
Ki U i = Kf U f  Q
エネルギーの供給E
エネルギー保存の法則
他の形態のエネルギーが
巨視的力学的エネルギーになる。
Ki U i  E = Kf U f
エネルギー保存の法則
目
6
仕事率 単位時間当たりの仕事を仕事率という。
W dW
=
仕事をW、時間をtとすると仕事率は P = lim
t 0 t
dt
Fs
力をF、変位をΔs、速度をvとすると P = lim
= Fv
t 0 t
t =40s間
F =20N
s =100m
例 そりをF=20Nで前方にt =40sの間、s =100m 引いた。
速度は一定だったとする。力 Fのする仕事の仕事率は?
仕事率は P =
20N  100m =
50 J/s = 50 W
40s
仕事率の単位 J/s=W (ワット)
目
7
「第5章 エネルギー」要点
単位 Nm=J
sf
仕事 W = Fss =Fscosθ = Fs W =  Fsds (ジュール)
si
F:力, s:変位, Fs:Fのs方向成分, θ:Fとsのなす角
仕事率 P = dW / dt = Fv v:速度, 単位 J/s=W (ワット)
エネルギー 系がすることのできる仕事
1
2
mv
(mは質量)
運動エネルギー K =
2
位置エネルギー U = (言葉) 保存力がすることのできる仕事
地表付近重力による位置エネルギー U = mgh (h は高さ)
力学的エネルギー保存の法則
K i U i = K f U f
エネルギーは 熱、化学エネルギー等に他の形に変換される。
微視的には全てのエネルギーは力学的エネルギーである。
目
エネルギー保存の法則 全エネルギーは保存する。
8
例題1 滑り台 質量m=40.0kgのひとが高さ
h=2.50mの斜度が一定でない滑り台を滑り降
りる。地上を基準とする。
力学的エネルギーはいくらか。
θ
終の速さvはいくらか。
解 始めの高さ h = 2.50m 始めの速さ 0
1
2
m
0
 mgh = (40)(9.8)(2.5)J = 980J
力学的エネルギーは
2
終りの高さ 0
終りの速さ v(未知)
1
2
mv
 mg 0
終りの力学的エネルギーは
2
力学的エネルギー 1
1
2
2
m 0  mgh = mv  mg 0
保存の法則
2
2
∴mgh = mv2 /2 ∴v =
目
2gh = 2(9.8m/s )(2.5m) = 7.0m/s 9
2
例題2 滑り台 質量m=40.0kgのひと
が斜度=30.0°長さs=5.00mの滑り台
を滑り降りた。地上を基準とする。
終の速度はv=5.00m/sだった。
失われた力学的エネルギーQはいく
らか。また、動摩擦係数m kを求め
θ
よ。
解 始めの高さ h = s sinθ = 2.50m 始めの速さ 0
1
1
2
エネルギー保存の法則 m 0  mgh = mv 2  mg 0  Q
2
2
1
Q = mgh  mv 2 = 980 J  500 J = 480 J
2
動摩擦力をf kとすると Q = f ks = (m k mg cosθ)s
∴ m k=
Q/ mgs cosθ
=
0.28
目
10
第5章 エネルギー 講義 終り
前で5章講義レポートを提出し、
6章講義レポート課題(本日提出)
5章宿題課題(明日提出)
6章宿題課題(5月10日提出)
返却物
を受け取ってください。
目