中間の報告 佐賀大学 山本拓也 研究内容 - 三次元GEMのジオメトリー、及び電場計算を Maxwell 3Dを使って求める。 - それらの結果をGarfieldに突っ込んで、3次元での GEMによる、ガス増幅や電子の広がりを求める。 - GEMチェンバーとして最適なオペレーションポイント を探る。 Maxwell 3D Maxwell 3Dを使ってGEMホールを作り、素材と電場を設定する。 GEMホールは渕上タイプのもの(サイズは70μm) ドリフトエリア&インダクションエリアの距離はどちらも500μm Edri = 200 V/cm ΔVgem = 320 V Eind = 3000 V/cm E=70kV/cm E=50kV/cm Garfield - ガス増幅やイオンのドリフトなどをシミュレーションするソフト - Magboltz やHeedを含んでいる - Garfield 単体では3次元の複雑なジオメトリーでの電場を再現できない - Maxwell 3Dの結果を入れることで3次元でのシミュレーションが可能になる Magboltzによるガスの性能 P10ガス(アルゴン90% メタン10%の混合ガス) Transverse Longitudinal 電場及びドリフトライン 140ミクロンピッチでGEM穴を無限に増やす ガス増幅 GEM-Holeの直上に電子を1個置き、ガス増幅をさせた 電子のドリフト方向 Holeの下のほう(出口付近)でよく増幅が起こっている 電子のドリフト方向 読み出しPAD GEM 今後の予定 - 電子の広がりを求める - Collection & Extraction Efficiency を求める - トリプルGEM化 -GEM同士の穴のアライメントの違いによる拡散への影響 - 去年の6月に行ったビームテストの再現 などなど
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