Product Application

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マウス皮膚からの RNA 抽出
Kit : Maxwell® RSC simplyRNA Tissue Kit (カタログ番号 AS1340)
Analyses : Reverse Transcription → リアルタイムPCR
Sample Type(s) : マウス皮膚組織
Input :
300μl
注意:皮膚組織は RNase 活性が高いため、下記の事項を行ってください。
 採取後すぐ凍結(-80℃)する。
 凍結粉砕する。
 AGPC 法の試薬(ISOGEN や TRIzol)を併用する。
Protocol :
1. 皮膚組織を採取し、RNase活性を抑えるために、すぐに凍結する。
2. ビーズ破砕装置の推奨プロトコールに従い、皮膚組織を凍結粉砕する。
3. 組織50~100mgあたり、1mlのTRIzol Reagentを加え、十分にボルテックスで懸濁し、サンプルを溶
解する。
4. 室温で5分間のインキュベーションを行う。TRIzol Reagent 1mlあたり0.2mlのクロロホルムを加え、十
分に撹拌し。室温で2~3分のインキュベーションを行う。
5. 12,000×g、15分間の冷却遠心を行う。
6. 最大400μlまでの上層の水相を遠心チューブに移す。
7. 等量のLysis Bufferを加え、短時間のボルテックスで撹拌する。
8. ライセート全量をMaxwellカートリッジのウェル#1へ添加し、Maxwell RSCで抽出する。
Conclusion:
Maxwell RSC simplyRNA Tissue Kitの標準プロトコールにのっとって皮膚からtotal RNA抽出を行った
場合、RNA分解は避けられない。
これは、皮膚組織の内在性RNase活性が非常に高いため、グアニジンによるRNaseの不活性化が不十分で
あるためです。
TRIzolやISOGENのようなフェノールをによるRNaseの不活性化による、インタクトな(高いRIN)のtotal
RNAを得ることができます。