今回のテーマは、「目の健康」です。 お答えします 作成:コーヒーオリゴ糖情報センター 読書の秋ですね。本を読もうとすると目がしょぼしょぼしてかすんだり・・・そんな経験はありませんか?現代人は、パソコンやテレビなどで目を酷 使しがち。厚生労働省がまとめた「平成20年 技術革新と労働に関する実態調査」によれば、仕事でのコンピューター機器の使用により疲労の症 状がある人のうち、90.8%が目の疲れ・痛みを感じているという結果が出ています。 Q:目が疲れると、どんな症状が起こりますか? A:目の疲れの症状には、しょぼしょぼする、ゴロゴロする、痛くなる、充血する、かすむなどの不快感や、ドライアイなどがあります。 脳に送られてくる情報の80~90%は視覚情報といわれ、脳の働きの多くは「見る」ことに費やされています。そのため、目の疲れは脳の疲れ につながり、頭痛や肩こり、倦怠感、イライラといった症状を引き起こす場合もあります。 また、目が疲れると注意力や集中力が低下し、仕事の能率が下がります。 Q:自律神経のバランスを整えるには? A:疲れ目を改善するには、できるだけ目を休ませることが第一ですが、あわせて目に良い栄養素を摂取すると、回復が促されます。 *ビタミンA* ビタミンAは、光や色を感じるのに必要で、網膜にある色素ロドプシンの主成分で す。また、皮膚や粘膜を正常に保つ働きがあります。レバーやうなぎ、チーズな どの動物性食品や、ほうれん草、かぼちゃなどの緑黄色野菜に多く含まれてい ます。 目の構造 網膜 角膜 眼球の内側を覆う膜 光に反応する細胞が 集まっている 水晶体を 保護する役目 *ビタミンB1、B2* 視神経や筋肉の疲労を解消し、視力低下を防ぐ効果が期待できます。豚肉や 納豆、卵、玄米、魚介類に多く含まれています。 視神経 *ビタミンC* 水晶体の透明度を保って充血を防ぎ、目をリフレッシュしてくれます。新鮮な野菜 や果物に含まれています。 水晶体 網膜に映し出された 映像を脳に伝える 光を屈折させて ピントを調節 ビタミンB群やCは体にためこむことのできないビタミン。 毎日欠かさずとりましょう。 毛様筋体 水晶体の厚みを 変化させて遠近を調節 *アントシアニン* ブルーベリーなどに多く含まれるポリフェノールの一種です。ロドプシンの再合成を活性化したり、 網膜に栄養を運ぶ毛細血管の血行を良くする働きがあります。 目は大切な感覚器官です。目の疲れを感じていない人でも、健康な目を保つよ うに食生活からしっかりと心がけたいですね。 やってみます! 管理栄養士 マメ子の豆辞典
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