知的障害者雇用促進

知的障害者雇用促進
国際経済学部 国際経済学科
4年 風間瑛介
目次
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第1章
第2章
第3章
第4章
第五章
知的障害者雇用の現状
外国の障害者雇用
障害者雇用促進の対策
企業の障害者雇用
総論
第1章 知的障害者雇用の現状
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雇用知的障害者数 11万4000人
障害の程度 重度36% 軽、中度37%
産業別 製造35% 卸32% サービス30%
賃金 (週30時間以上労働) 12万500
0円 (20時間)8万 (20時間以下)5万
円
雇用上の配慮、規模別
• 雇用上の配慮
会社内に仕事があるか
勤務時間
安全面
工程の単純化
業務遂行の援助
人事管理
規模別
60
40
(%)
20
0
5~29
15年度調査 44.1
30~99 100~499 500~999 1000以上
22.3
30.6
2.1
1
大企業の知的障害者阻害要因
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製品・サービスの高度化・複雑化
危険度・精密度が高い職務の増加
事業の合理化・単純労働の外注化
知的障害者に対する理解不足や誤解
第2章 外国の障害者雇用
• スウェーデンの障害者雇用
(SAMHALL)
国、州、地方自治体等、個別に管理されてい
た保護工場を1つの責任団体
(SAMHALL)の管轄に置いた
↓
保護工場間の競争がなくなり効率が上がる
SAMHALL
• 1980年の保護雇用法によって創立され、28の
グループ会社と32000人の従業員を擁している。
• イケア・IBM・エリクソン・ABB・ボルボと取引を行
いスウェーデンで最も大きい下請け会社
• 製造 69% サービス26%とバランスを保って
いる 現在は製造からサービス業への移行が行
われている
• 国からの援助 46%
• 生涯SAMHALLで働く事を目的としているのでは
なく、リハビリテーションの場として考えられてい
る
第3章 障害者雇用促進の対策
• 特例子会社
親会社が障害者の雇用に特別な配慮を行っ
た子会社を設立した時、雇用している障害
者を親 会社も雇用しているとみなす事が
出来る。
↓
大企業が外注していた仕事を特例子会社が
引き受ける
富士電機フロンティア
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富士電機株式会社の特例子会社
従業員数 知的障害者17人、健常者8人
平均給与は12万8000
円
主な業務 メール業務
製造補助、構内清掃業務
トライアル雇用
• ハローワークが紹介する障害者を試験的に3ヶ
月間雇い、トライアル雇用の終了後に企業は障
害者を雇うかどうかを決められる。
メリット
・障害者にとって作業能力をみてもらえるチャンス
・月5万円の助成金がでる
・企業は能力を見極めてから雇用することができ、雇用後の
トライアル雇用の成果
サービス業
清掃やクリーニング
スーパーの裏方等が多
い
ジョブコーチをつけるこ
とにより、職場への定
着率があがった
実施結果
人数(人)
割合
常用雇用に移行
した
1730
79%
期間途中で中止
した
267
12%
期間満了時に常
用雇用せず
184
9%
合計
2181
100%
第4章 企業の知的障害者雇用
• マクドナルド
• 大協製作所
マクドナルド
• 知的障害者雇用数 117人 社員数5400人
• 雇用率3.2% 過去に退職したのは4人
• 教える側の好みや、人によって教えることが変わ
らないようにマニュアル通りに教える。
• 知的障害者は、グリル・フライヤー(バックヤード
での仕事が多い)
• 40から50の段階があり、段階によって賃金が
違う
大協製作所
• 従業員76人 障害者数42人(70%が重度)
• 業務内容 自動車関係が90%
• 賃金 (50歳 男性)20万
電気亜鉛メッキ、カチオン電着塗装、塩ビ及び粉末
コーティングと組立作業
• 通勤寮やグループホームの活用により通勤を楽
に
• 知的障害者施設や神奈川能力開発センターと密
接な関係を持ち、知的障害者を雇用している
第5章 総論