偶発債務 - KUIS 仲野ゼミ

偶発債務
意義
将来において、企業の負担になる可能性
のある債務のこと。
(債務の保証、先物売買契約、手形遡
求義務など)
取扱
①引当金を設定する
条件a:偶発債務が現実の債務になり、損失を
もたらす可能性が高い。
条件b:損失金額を合理に見積もれる。
②注記(貸借対照表)によって開示する
条件a:偶発債務が現実の債務になると予想さ
れるが、その可能性は高くない。
条件b:損失金額を合理的に見積れない。
偶発債務の主な種類
①手形遡求義務
割引時の遡及義務の時価相当額を一般債権の貸倒
実績率に基づき、手形額面の1%と評価。
(借)保証債務費用 ○ (貸)保証債務 ○
②債務の保証
取引先の財政状態が悪化し、債務を肩代わりする可
能性が高いので、損失額を○と見積もって、引当金
を設定した。
(借) 債務保証損失 ○ (貸)債務保証損失 ○
引当金