「情報システム学特講」11.01.13up

人間の脳の知的活動
論理的活動 vs 感覚的活動
論理的:『火曜日の翌日は水曜日』 『3+4=7』
感覚的:『緑色は目に優しい』 『かなり遠い』
人工知能 (AI: Artificial Intelligence)
論理的
≪入力情報が与えられたとき,知識データベースに
基づいて,結論(出力)を引き出す推論システム≫
人工的神経回路網システム (ANN: Artificial Neural Network)
遺伝的アルゴリズム (GA: Genetic Argorithm)
ファジィシステム (FS: Fuzzy System),など ………
= 境界があいまい
“優しい”,“きつい”の境目は ?
“かなり”,“まあまあ”の境目は ?
青年時代,中年
(クリスプ)
1.0 ~である
0.0 ~でない
0
10
20
30
40
50(歳)
青年時代,中年
程度(度合い)
1.0
ファジィ
~である
0.2
0.0
0
~でない
10
20
30
40
<境目(境界)がぼやける>
50(歳)
車間距離が短く、速度が大きければ、ブレーキを強く踏む。
車間距離:かなり少ない
速度:かなり大きい
ブレーキ:つよく踏む
程度(度合い)
程度(測度)
1.0
古い壷
(ファジィ)
1.0
0.2
0.0
20
×
30 32(歳)
<明確な点(32歳)がファジィ
集合(青年)である度合い0.2>
0.0
鎌倉時代
平安時代
奈良時代
<ファジィ集合(古い壷)が明確な
領域(○○時代)に適合する大きさ>
ファジィ集合と測度は便利な乗り物の 前輪と後輪
アパート探し
条件A 手頃な家賃
条件B 設備良し
条件C 街中にある
会社採用条件
条件A 明るく元気
条件B 一般常識
条件C 専門知識
重視度
g(A)=0.6, g(B)=0.3, g(C)=0.4,
g(A∪B)=?, g(B∪C) =?, g(C∪A) =?,
g(A∪B∪C)=1, g(Φ)=0
重視度
g(A), g(B), g(C),
g(A∪B), g(B∪C), g(C∪A),
g(A∪B∪C), g(Φ)
主観的な総合評価 =
ファジィの応用システム
①仙台市営地下鉄「自動運転システム」
②大阪御堂筋グランドビル「エレベータ群管理システム」
③京浜急行電鉄「バスダイヤ自動編成システム」
④投資信託運用「証券投資エキスパートシステムIES」
⑤東京工業大学「住まいと環境アンケート解析」
他いろいろ
16年度~18年度の卒論の例
16年度: 「遺伝的アルゴリズムによる優秀な親同士が交叉した
場合の子孫への影響」
「ファジィ推論を用いた成績評価」
17年度: 「日本の四季の色彩的変化に関するファジィ推論」
18年度: 「ファジィ積分による学生向けアパート評価システム」
「人々の主観に基づく評価データベースから自分
の好みの小説を選び出すシステムの提案」
「AHPとファジィ積分による意思決定の代替案の
総合評価」