人間の脳の知的活動 論理的活動 vs 感覚的活動 論理的:『火曜日の翌日は水曜日』 『3+4=7』 感覚的:『緑色は目に優しい』 『かなり遠い』 人工知能 (AI: Artificial Intelligence) 論理的 ≪入力情報が与えられたとき,知識データベースに 基づいて,結論(出力)を引き出す推論システム≫ 人工的神経回路網システム (ANN: Artificial Neural Network) 遺伝的アルゴリズム (GA: Genetic Argorithm) ファジィシステム (FS: Fuzzy System),など ……… = 境界があいまい “優しい”,“きつい”の境目は ? “かなり”,“まあまあ”の境目は ? 青年時代,中年 (クリスプ) 1.0 ~である 0.0 ~でない 0 10 20 30 40 50(歳) 青年時代,中年 程度(度合い) 1.0 ファジィ ~である 0.2 0.0 0 ~でない 10 20 30 40 <境目(境界)がぼやける> 50(歳) 車間距離が短く、速度が大きければ、ブレーキを強く踏む。 車間距離:かなり少ない 速度:かなり大きい ブレーキ:つよく踏む 程度(度合い) 程度(測度) 1.0 古い壷 (ファジィ) 1.0 0.2 0.0 20 × 30 32(歳) <明確な点(32歳)がファジィ 集合(青年)である度合い0.2> 0.0 鎌倉時代 平安時代 奈良時代 <ファジィ集合(古い壷)が明確な 領域(○○時代)に適合する大きさ> ファジィ集合と測度は便利な乗り物の 前輪と後輪 アパート探し 条件A 手頃な家賃 条件B 設備良し 条件C 街中にある 会社採用条件 条件A 明るく元気 条件B 一般常識 条件C 専門知識 重視度 g(A)=0.6, g(B)=0.3, g(C)=0.4, g(A∪B)=?, g(B∪C) =?, g(C∪A) =?, g(A∪B∪C)=1, g(Φ)=0 重視度 g(A), g(B), g(C), g(A∪B), g(B∪C), g(C∪A), g(A∪B∪C), g(Φ) 主観的な総合評価 = ファジィの応用システム ①仙台市営地下鉄「自動運転システム」 ②大阪御堂筋グランドビル「エレベータ群管理システム」 ③京浜急行電鉄「バスダイヤ自動編成システム」 ④投資信託運用「証券投資エキスパートシステムIES」 ⑤東京工業大学「住まいと環境アンケート解析」 他いろいろ 16年度~18年度の卒論の例 16年度: 「遺伝的アルゴリズムによる優秀な親同士が交叉した 場合の子孫への影響」 「ファジィ推論を用いた成績評価」 17年度: 「日本の四季の色彩的変化に関するファジィ推論」 18年度: 「ファジィ積分による学生向けアパート評価システム」 「人々の主観に基づく評価データベースから自分 の好みの小説を選び出すシステムの提案」 「AHPとファジィ積分による意思決定の代替案の 総合評価」
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