日本における ベイルイン導入の是非 〜否定派〜 高松 津野 花島 ベイルアウトとは…? ベイルインとは…? 金融機関が破綻、または破綻の恐れがあるときに 金融機関が破綻、または破綻の恐れがあるときに 公的資金を注入して救済する仕組みのこ 債権者に損失を負担させる仕組み のこと。 と。 今回の議論の前提 日本におけるベイルインの現状 現状、この範囲 ・日本における法的ベイルイン導入に関する 肯定派は 監督当局の判断で、預金保険対象の預金と担保付債務 が 是非 それでは、我々の主張に入りま 日本では採用されていない 以外の債務の強制的な切り捨てが可能なベイルイン ここまでのベイルイ ベイルイン対象 す! 法定(強制)ベイルイン ・ベイルイン対象行は ンを主張する! 契約ベイルイン D-SIFIs(国内のシステム上重要な銀行)と 野村HDがベイルイン債を発行した例の 実質破綻時に元本が消滅するまたは普通株式に転換され する るベイルイン債を用いたベイルイン み 主張1 金融機関のファンディングコスト の増大 以上3点より 主張2 ベイルアウトの方が社会的負担が小 我々は さい 日本におけるベイルイン導入に反対しま す! 主張3 現状の制度で十分 主張1 金融機関のファンディングコスト の増大 主張2 ベイルアウトの方が社会的負担が小 さい 主張3 現状の制度で十分 主張1 金融機関のファンディングコストの増大 実際… 預金保険の対象外であれば、シニア債であれすべてがベイルインの対象となる! ベイルインの導入は確実 ファンディングコスト 欧州で発行されているベイルイン に 債は 金融機関の負担を 同行の劣後債より、利回りが 増大させる! さらに!!! 資金調達コスト 投資家は金融機関に対して、追加 平均3.9%も高くなっている! のリスクプレミアムを要求する 主張1 金融機関のファンディングコストの増大 大手金融機関は逆ザヤ状態が進んでいる! この状況下で金融機関の負担を 増やすと経営を悪化させ、 逆に金融不安を誘発させる 恐れがある。 主張1 金融機関のファンディングコスト の増大 主張2 ベイルアウトの方が社会的負担が小 さい 主張3 現状の制度で十分 主張2 ベイルアウトの方が社会的負担が小さい 金融危機が起きた際に、政府がすべき こと ベイルインではなく 金融システムの安定に ベイルアウトを使うべ 最大限努力すること き 主張2 ベイルアウトの方が社会的負担が小さい ベイルインを行うと、債務不履行が起こる! ベイルインは 債権者 システミックリスクを助長する。 ベイルインの方が、ベイルアウト 債権者 債権者 より 社会的負担が大きいのである。 債権者 債権者 債権者 主張1 金融機関のファンディングコスト の増大 主張2 ベイルアウトの方が社会的負担が小 さい 主張3 現状の制度で十分 主張3 現状の制度で十分 そもそも、なぜベイルインという仕組みが生まれたのか…? バブル崩壊後の金融危機 日本についても 公的資金投入に対する 公的資金依存の回避が最重要論点 → 公的資金注入に対する世論の理解が 同じことが言えますか? 世論の厳しい批判 欧米以上に進んでいる! 主張3 預金保険法 現状の制度で十分 102条 措置 金融危機対応 このように 日本には、欧米とは異なり 第一号措置 非常に優れた 銀行の自己資本比率が低下している場合 予防的公的資金注入制度 → 資本を注入し、銀行を存続させる。 がある! 主張3 現状の制度で十分 日本は公的資金注入を世論が受け入れており 非常に優れた 予防的公的資金注入制度を「完備」している。 金融機関の負担が増加し、 システミックリスクの助長にも繋がる ベイルインを導入してはならない。 現状の制度で十分なのである! 主張1 金融機関のファンディングコスト の増大 以上3点より 主張2 ベイルアウトの方が社会的負担が小 我々は さい 日本におけるベイルイン導入に反対しま す! 主張3 現状の制度で十分 ご清聴ありがとうございま した
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