卒論経過報告 - Psychology Department, Ritsumeikan

卒論経過報告
2010.7.14
1613070172-1
宋 陽
目的探索
• プルースト現象に関する先行研究
・日誌法の問題点
におい以外の刺激
におい手がかりによって想
起された自伝的記憶は他
の手がかりに比べると
その際の感情状態
・実験材料の問題点
実験材料の命名
• 匂い・感情・記憶の関連
・感情一致効果
においてがかりから喚起された感情が想起の
気分に影響を及ぼす。すなわち、快なにおい手
がかりによって想起が行われるほど、想起時の
気分は快になることが多かった。(山本,2008)
鮮明であり、か
つ情動性高い
(Chu&Downes,
2002;Herz&Sch
ooler,2002;Herz
,2004)
鮮明度や情
動性に明確
の差が見ら
れない
(Willander&L
arsson,2006)
目的
• におい手がかりの記憶想起はプルースト現
象に限らない。
• 時間の推移による、におい手がかりの記憶
情報量の鮮明度の変化を検討する。
仮説
• 新近性高い記憶は比較的に思い出しやすい
と考えられる。
• 新近性や快ー不快な感情条件に関係なく、
記憶された情報量は同じである。
• 時間の推移に関係なく、におい手がかりの記
憶の鮮明度の変化はない。
方法
• 実験材料の選出
ーーヘンイングの「においのプリズム」を
参考し、3種類のにおいを用いる。
(薬味臭、花香、果実香、腐敗臭、焦臭、樹脂臭)
• 質問紙法&面接法の併用
ーーにおい嗅がせてから、記憶情報に
関する質問に記入する。