もし、こんな症状に気がつかれたら… 本剤服用中に以下の症状に気づかれた場合は、直ちに医師、または薬 剤師にお知らせください。 感染症の初期症状:発熱、喉が痛む、咳や痰がで る、口内炎、発疹や水ぶくれができる、尿の回数 が増 える・尿が濁る・排尿時に痛みを感じる。 糖尿病の初期症状:体がだるい、のどが渇く、尿 の量が増える。(特に親や兄弟に糖尿病の人がい る方、 あるいは肝臓の悪い方、また、飲み始めて から1~3ヵ月以内の方) 消化性潰瘍の初期症状:胃のもたれ、食欲がない 胸やけ、吐き気、胃が痛い、便が黒い。 (特に飲み始めて1~3ヵ月の方) 精神変調の初期症状:寝つきが悪い、夜間途中で 目が覚める、体がだるい、いらいらする、気分が 沈む。(特に飲み始めて1~2ヵ月の方) 骨粗鬆症の初期症状:腰・背中・胸・足のつけ根 が痛む、腰が曲がってきた、背が低くなった。 (特に閉経後の女性) 骨頭壊死の初期症状:歩くときや立ち上がるとき に股関節付近が痛む、腰・膝・おしり・太ももが 痛む。(特に20~40歳代で飲み始めが12錠以上 であった方、また飲み始めて3~6ヵ月の方) 筋症の初期症状:手足がしびれる・痛む、全身・ 特に足がだるい、低い椅子から立てなくなる、足が ふらつく、転びやすくなる、腕が挙げづらくなる。 緑内障の初期症状:にじんで見える、かすんで見 える、眼がまぶしい、眼が充血する、頭が重い・気 分が悪い、眼が疲れやすい・眼が乾く・軽い眼痛。 (特に10~20歳代の方) 白内障の初期症状:物が見えにくい、霧がかかっ たように見える、かすんで見える、光がまぶしく感 じる、物がいくつにも見える。 血栓症の初期症状:激しい頭痛・ろれつがまわら ない、急な気分不快・吐き気・嘔吐、突然の腹痛、 鋭い胸の痛み・息切れ、足のつけねが痛む・わきの 下や腕が痛む・手や足がむくむ・冷感。 ★本剤服用中に以下の症状に気づかれることもあ ると思いますが、お薬の効き目のあらわれですの で心配はいりません。 顔が丸くなる(満月様顔貌)、肩が張る(野牛肩)、お腹 のまわりに脂肪が沈着する(中心性肥満)、髪の毛が抜け やすい、にきびができる、体毛が濃くなる、皮膚が薄くな り、紫色や黒色を帯びる。キズが治りにくい、食欲が亢進 する、体重が増える、血圧が上がる、血中コレステロール 値が上がる全身がむくむ、筋力が低下する、生理不順にな る。 他に何か気になる点がありましたら、 いつでもお気軽にご相談ください。 2002.11ませ調剤薬局 ℡0568-87-1850 プレドニン5mg 何のお薬? 1錠中にプレドニゾロンを5mg含有する飲み薬です。 プレドニゾロンは副腎皮質ステロイドの一種で、も ともと体内(副腎)で分泌されているホルモンの一種 です。 ・炎症を鎮める作用(抗炎症作用) ・アレルギー症状を抑える作用(抗アレルギー作用) ・免疫能を抑える作用(免疫抑制作用) があります。したがって、炎症による疾患、アレルギ ーが原因である疾患、あるいは本来は細菌などの外敵 を攻撃して自分を守っている「免疫」が過剰にはたら いて、自分自身の組織に攻撃してしまう自己免疫疾患 に対し効果をあらわします。 服薬中に気をつけることは? ①症状がおさまっても必ず医師の指示通りに 服用し、自己判断で中止しないで下さい。 急に服用を中止するとショック症状を起こ すことがあります。 ②本剤の免疫抑制作用により感染症にかかりやすく なります。感染を予防するため、うがいや手洗いを習 慣づける、清潔な環境を保つ、ストレスをためないなど に心掛けてください。また、感染予防として処方されて いる薬があれば必ず服用してください。(特に1日4錠 以上服用されている方) ③本剤を長期間服用すると 骨がもろくなりま す。 少しでもその危険性を軽減するために以下 の注意事項をお守りください ・運動や散歩など日常生活動作の維持に努める。 ・十分なカルシウム摂取を心がける。(1日 800mg以上、特に閉経後の女性では1日1200mg以 上) ・ビタミンDやその他の骨粗鬆症の予防薬が処方 されていれば 必ず服用する。 ・禁煙を心がける。 ④本剤を大量にまたは長期間にわたり使用する場 合は、白内障を起こすことがあります。定期的に 眼科での検診を受けることをお勧めします。 ⑤予防接種を受けられる際 には、本剤を服用している ことを医師に伝えてくださ い。
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