在宅医療における自動健康診断システム

診断システムに必要な機能の研究
在宅医療班
4年
重田 義和
診断システムの背景

高齢化社会
– 金銭面
→低コストで質の良い医療サービスの提供
– 施設面
→在宅医療

インターネットの普及
– 実時間相互コミュニケーション
→遠隔診断・遠隔手術への期待
診断システムの目的

対象者(主に高齢者)の健康診断

対象者の精神的ケア

医師の診断の補助・負担の軽減
診断システムの流れ
対象者
診察項目を出力
データの入力
システム
対象者の健康状態の出力
プログラムの流れ
要求
診察項目
を出力
対象者から
の入力
項目の数>0
病名の特定不可
項目の数
項目の数=0
病名の特定
結果の出力
診断データベースと
フローチャートの作成
脈拍数
T
> 120
F
SpO2 < 90
診断フローチャート
の自動生成
T
F
T
脈拍数
< 60
F
吐き気
吐き気
T
F
胸の痛み
診断システムの実装例(1)
[システム]:診断を開始します
[システム]:現在残っている可能性は次の通りです
SpO2
脈拍数
吐き気 胸の痛み
病名
<90
>120
あり
あり
心筋梗塞疑(緊急)
<90
>120
あり
なし
心不全・貧血・頻脈
<90
<=120
あり
なし
感冒発熱
<90
< 60
あり
なし
感冒発熱
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
>=90 < 60
なし
なし
健康
状況:()
[先生]:SpO2 はどうですか?
[入力]: 90
診断システムの実装例(2)
[システム]:診断を続けます
[システム]:現在残っている可能性は次の通りです
SpO2
脈拍数
吐き気 胸の痛み
病名
Don’t care
>160
なし
あり
発作性頻拍症(緊急)
Don’t care
<50
なし
あり
病的徐脈(要注意)
>=90
>100
なし
あり
頻脈(健康)
>=90
<60
あり
なし
感冒発熱
>=90
<60
なし
なし
健康
状況:(SpO2=90)
[先生]:脈拍数 はどうですか?
[入力]:
診断結果例
[システム]:診断を続けます
[システム]:現在残っている可能性は次の通りです
SpO2
脈拍数
吐き気 胸の痛み
病名
>=90 <60
あり
なし
感冒発熱
状況:(SpO2=90|脈拍数=58|吐き気=あり|胸の痛み=なし)
[先生]:あなたは感冒発熱かもしれませんよ。
現在のシステムの問題点

診断手順の固定
・効率が悪い
→ 対象者に不満を与える

評価値の不適応
・精度の高い診断ができない
診断システムに必要な機能

診察項目の省略

診察項目の順序交換

対象者個人に合わせた評価値の修正
診察項目の省略

聞く必要のない項目の省略
「痰(たん)=なし」
↓
「痰(たん)」と相関関係にある項目を省略

診断に影響しない項目の省略
ある診察項目の評価値がすべて Don’t care
↓
その診察項目を省略
診察項目の順序交換
対象者 : “吐き気”がある
↓
要求があった項目から診察
対象者個人に合わせた
評価値の修正
診断システム : 発病と判定
↓
医師による診断: 異常なし
評価値の修正
まとめ

現在のシステムの動作を理解した
今後の計画
課題1:項目の省略が可能なシステムに改良
課題2:項目の順序交換が可能なシステムに改良
課題3:評価値の修正が可能なシステムに改良
課題4:論文執筆
| 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
課題1:ーーー
課題2:
ーー
課題3:
ーー
課題4:
ーー