水素及びプロセスシミュレーショングループ 目的 : 効率的に、反応装置やプロセスの設計を行う 反応プロセス挙動の予測 エネルギー収支、物質 収支の見積もり 既存プロセスの運転最適化 PCやワークステーションを 使って、計算により実際の 反応装置を仮想構築する。 工業化のための、開発指針を容易に得られる。 装置故障や、非常事態想定など、実際に実験で きないような状態や、現象を再現できる。 研究目的;プロセスシミュレーションによる ISプロセスの最適運転操作条件の探索 熱化学水素製造ISプロセスの概念図 T[K] 0.5O2 1273 1073 873 H2SO4 decomposition Nuclear heat H2SO4= H2O+SO2+0.5O2 HI decomposition 2HI= H2+I2 HI H2O H2 673 SO2 473 H2SO4 HIx xI2+SO2+2H2O= 2HIx+H2SO4 Separation Bunzen reaction H2O(Raw material) I2 Distillation UT-3プロセスのシミュレーションと実験 UT-3プロセスは、カルシウム系・鉄系の加水分解・臭素化の以下に示す 4つの反応(反応〔1〕~〔4〕)により構成される。このプロセスは閉 鎖系反応プロセスである。この4つの反応は全て非触媒気固反応であり、 環状に連結した反応器(Fig.1)中に流れる水蒸気の流れを切替えるだ けで、反応固体の移動なしに繰り返し連続的に水素を製造できるといっ た特徴をもつ。 研究目的;シミュレーション 固体の転化率・ガス生成量・反応器温度の非定常 変化を考慮したサイクル反応シミュレータの開発 本研究では閉鎖系反応プロセスであるUT-3熱化 学水素製造法の最適運転制御法確立を目指し、実 プラントを想定した固体の転化率・ガス生成量・反 応器温度の非定常変化を考慮したサイクル反応シ ミュレータの開発を目的として研究を行っている。 研究目的;実験 律速段階となっている鉄系臭素化反応の反応速度 の向上と鉄系反応固体の繰り返し反応における耐 久性の向上をはかることを目的とし、鉄系の反応に 用いられる反応固体の開発を行っています。 これまでは主にペレット状の反応固体を用いていま したが、充填層の反応器では見かけ上の比表面積 の大きいプレート状のもののほうが優れていると考 えられます。そこで、こういったプレート状の利点を 生かせるように、プレート状の反応固体の開発も 行っていきたいと考えています。
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