ライフサポートとケアマネジメント 全国小規模多機能型居宅介護事業者連絡会 Copyright 全国小規模多機能型居宅介護事業者連絡会2010 A施設 ショートステイ B施設 ショートス テイ グループホーム 老人保健施設 これまでは、状態像(身体)の変化に 応じてサービス提供の場所・時間・資源 を変えていた。その結果、 環境と人間関係の変化 リロケーション・ダメージ 特別養護老人ホーム デイサービス 自宅 Copyright2006 宅老所・グループホーム全国ネットワーク 月 火 水 訪問 訪問 通い 訪問 訪問 通い 訪問 訪問 木 金 土 訪問 訪問 訪問 訪問 通い 日 泊り 訪問 訪問 訪問 Copyright 全国小規模多機能型居宅介護事業者連絡会2010 訪問 • これまでは、ニーズを満たすというよりは、状態を特定 して介護保険内のケアサービスに結びつける一連 の手続きにケアマネジメントが使われた、ケアマネジメン トの一部機能である「連結」が肥大化し、ニーズアセスメン トは類型に分類されるだけになってしまう。 • ケアサービスの内容がすでに決まっていることか ら、それらの類型化されたケアサービスを特定す るために適合するか否かの状態をニーズとし、その ニーズを明らかにするためのケアアセスメント票ではコン ピューター処理可能な数量化・単純化・画一化が起こり、 援助の基本とすべき「個別化の原則」が軽んじられる結果 を招く可能性がある。(門屋充郎) 岩尾 貢氏資料より Copyright 全国小規模多機能型居宅介護事業者連絡会2010 ●なぜ、様式1は「記録」なのか? ●なぜ、ミーティングを重視するのか? ●なぜ、チームアプローチなのか? ●カンファレンスの目的は何か? Copyright 全国小規模多機能型居宅介護事業者連絡会2010 出会い 利用者・家族との信 頼関係を築くことで価 値観を共有する。 アセスメント 利用者・家族の意向 や状況(生活課題)を 情報によって捉え、 目標を共有する。 プランの実行 (サービスの提供) モニタリングと評価 プランに基づいたケ アを提供することで 目標達成を目指す。 計画どおり提供され たケアで目標達成さ れたか、また、新たな 課題の抽出を行う。 流れが形式化す るとサービス提供 のみが優先され これまでのケアマネジメントの流れる。 利用者・家族・ケアマネ・サー ビス提供者の想いが一緒 出会い アセスメント モニタリングと評価 プランの実行 (サービスの提供) 一体化し瞬時に アセスメント・ケ ア・モニタリングが 可能になる 小規模多機能でのケアマネジメン トの流れ Copyright 全国小規模多機能型居宅介護事業者連絡会2010 ●小規模多機能の ケアマネジメントのポイント 1.「ニーズ優先主義」 2.「アセスメント」 3.資源・機能のフルオーダーメイド ⇒アセスメントの前段の考え方 Copyright 全国小規模多機能型居宅介護事業者連絡会2010 医学モデル 介護モデル 生活モデル 焦点:疾患・症状 焦点:症状・障害 焦点:人・人生・生活 コンセプト:治療・リハビリテーション コンセプト:訓練・介護 コンセプト:ライフサポート 方法:治療・訓練 方法:介護 方法:協働・媒介・促進 1要因1対処 1要因1対処 多要因相互作用 認知症(疾患種別・BPSD) 認知症(中核症状・BPSD) 人・生活・人生 マターナリズム 依存 入所 エンパワメント 主体 地域・在宅 パターナリズム 強制 入院 試 行 錯 誤 行 動 ・ 言 葉 S 推測 課 題 の 整 理 事 実 の 確 認 O ア セ ス メ ン ト A プ ラ ン の 作 成 と 実 行 P ©2009認知症介護研究・研修東京センター 評 価 的 理 解 認知症の人の行動や発言に惑わ され表面的に「好き・嫌い・苦手 ・いやだ・いい人・悪い人」と理解し てしまう。 分 析 的 理 解 「行動・言葉」の意味を本人の立 場に立って「意味をつける」その ために、「なぜ?」「どうして?」と 疑問を抱く。そしてそのわけを探る 共 感 的 理 解 分析の結果、「言葉や行動の意 味がわかり、本人の気持ちが自分 の中で共感できる。 「なるほど・そうだったのか・もっと もだな」と・・・・・ ©2009認知症介護研究・研修東京センター 認知症の状態を引 き起こす5つの要因 環 認知症の人が抱く 心理的ニーズ 境 行 脳神経疾患 物理的環境 (設え・物品など) 動 × × 生活歴 性格・気質 × 結びつき 人的環境 (職員・関わりなど) × × × 心理社会関係 感覚刺激 (におい・色・音・ 温度・明るさなど) × × 身体状況・感覚 ルール 自分らしくありたい = ・ 発 語 たずさわりたい くつろぎたい 共にありたい 愛 情 ©2009認知症介護研究・研修東京センター B-②. 目標(介護者にとって 「~して欲しい」) 夕方の忙しい時は、静かに過ご してほしい B-③. 課題(介護者がすべきこと) 落ち着いて過ごすように気を紛 らわせることをしてもらう C. 現状の問題点(介護者にとって、本人にとって) D. 課題(本人がすべきこと) E. 目標(本人にとって 「~したい」) こんなんことはしてられない、夕 食の支度をしないと旦那に叱ら れるので帰ります これまでのみえ子さんの生活に 沿った過ごし方ができる。 (みえ子さんらしい過ごし方がで きていない状態。) 自分らしく夕方を過ごしたい Copyright 全国小規模多機能型居宅介護事業者連絡会2010 「認知症ケア」=BPSDへの対応 行動の抑制による 悪循環から 問題 行動と 捉える 行動抑制 環境遮断 さらなる 行動の エスカレート 混乱や 不安の 増加 行動の 管理と 環境から の隔離 「認知症ケア」=中核症状の緩和 と欲求への働きかけ その人らしさを支援す る好循環へ 行動を サインと 捉える 行動の 意味と 環境改善 意欲の 増加 可能性の 発見 新たな 行動の 誘発 ©2009認知症介護研究・研修東京センター ライフ・サポート・ワークのプロセス 実践 継続的な支援プロセスを通 じて必要な支援の量が減り 、内容が洗練される プラン カンファレンス モニタリングの結果当面の課題 当面のケア(実践) 出会い Copyright 全国小規模多機能型居宅介護事業者連絡会2010
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