マネジメント・サイクル 皆さんの中で、より良い生活を送ろうとしている方々は、 日々短期や長期に渡る計画(Plan)を立て、実行(Do)し、 そして反省や評価(See)を繰り返しているでしょう。この営み の繰り返しを経営学の用語ではマネジメント・サイクルと いい、これをまわし続けることが経営です。 佐賀大学経済学部助教授 山本長次 plan 計画し、 do 実行し、 see 評価する マネジメント・サイクル plan-do-seeから see- plan-do へ(能塚の考え方) 上記のマネジメント・サイクルは、計画から始めている。 そして実施の結果を評価して、新しい計画の立案につな げようとするものである。サイクルというものは循環して いくのであるが、最初に何を想定するかが重要である。 考えてみると、計画を立案するとき、それに先立って、 企業内外の全体状況をよく観察し、理解することが不可欠 である。ここで誤ると、不十分な、あるいは誤った計画が 立案されることにつながるだろう。 マネジメント・サイクル plan-do-seeから see- plan-do へ(能塚の考え方) そこで、マネジメント・サイクルを、plan-do-seeから see- plan-doに変えてみよう。こうすることによって、経営 環境をしっかり把握することの重要性が浮かび上がって くるのである。 See ( よ く 見 る) 企業内外の情報 を収集し、全体状 況を把握する Plan(計画) 経営計画を立案 、決定する Do(実行) 各部門の業 務を統制し、 実施する。 経営者の本質的機能 経営者はマネジメント・サイクルを繰り返しながら、 各部門の業務を統制し、実施する。 そのような経営者の本質的機能はいったい何か? それは、これまでにはなかった新機軸を創造する革新者 (イノベーター innovator)としての役割である。 これまでの効率を大幅に 高める新しい業務執行プ ロセスを開発する。 ⇒ プ ロセス・イノベーション 資本金 商品 これまでになかった、人々に 役立つ製品を開発する。⇒プ ロダクツ・イノベーション 生産 商品´ 売上
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