Ⅰ計画(18.マネジメント) ①重要事項の解説

Ⅰ計画(18.マネジメント) ①重要事項の解説
「18.マネジメント」で2回以上繰り返し出題のある重要項目(H8~H27)は、下記の通りである。
このマネジメントの問題は、言葉の意味が分かれば解けるので、下記2回出題の他、1回のみ出題の言葉も一読して
理解する(全問題は「Ⅰ計画のポイント箇条書き一覧表」参照)。
(1)LCC(ライフ・サイクル・コスト)
※過去に選択肢問題として3回出題有
・LCCは、建築物の企画、設計、建設から、施設の運用、改修、解体処分までの建築物の一生に必要な総費用である。
・LCM(ライフ・サイクル・マネジメント)においては、LCC(ライフ・サイクル・コスト)の低減を行うことが大きな目的の一つ。
(2)VE(バリューエンジニアリング)
※過去に選択肢問題として3回出題有
・VE提案は、基本性能の維持を前提とした工事費低減の提案、工事施工者独自の施工技術の導入の提案等である。
・プロジェクトの設計初期段階の方が、価格への影響が大きいので、VE効果は高い。
(3)CM(コンストラクション・マネジメント)
※過去に選択肢問題として2回出題有
・CMは、コンストラクションマネジャーが発注者の立場から設計、工事などでマネジメントをする方式である。
(4)デュー・デリジェンス
※過去に選択肢問題として2回出題有
・デュー・デリジェンスは、その物件の不動産としての価値等を算定するための詳細な調査のことである。
(5)PFI(プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)
※過去に選択肢問題として2回出題有
・PFIは、民間の資金、経営能力と技術的能力を活用して、公共施設等の建設、維持管理及び運営を行う手法である。
(6)ブリーフィング
※過去に選択肢問題として2回出題有
・ブリーフィングは、発注者及び関係者の要求、目的、制約条件を明らかにし、分析するプロセスである。
(7)コストオン方式
※過去に選択肢問題として2回出題有
・コストオン方式は、建築主が専門工事業者を選定し工事費を決定したうえで、その工事費に元請の管理経費を加えて
建築の元請会社に工事を発注する方式である。