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バルーン無線LAN一般利用について【事業者視点】
課題解決ワーキング検討グループ B
班員:川又成夫 佐々木良 若水勇樹 恵美奈弘
目次
現状把握
 モデルの提案
 提案モデルの検討
 まとめ

『現状把握』
課題解決ワーキング検討グループ B
無線LANの一般利用について

公共での無線LAN利用が普及


駅構内、ホテル、商業施設で利用が可能
無線LAN対応機器の増加

携帯ゲーム機、デジタルフォトフレーム等
バルーンの可能性
災害時などの一時的なインフラ整備に利用
 障害物の影響を受けにくい
 数機打ち上げることで、マルチホップが可能
 安全に飛ばせる
 広告的な効果

バルーンの欠点
天候に左右される
 継続利用が困難
 地理的条件も要求される
 打ち上げる技術をもった人が必要

バルーン無線LANの利用例

災害時の一時的なインフラ整備


バルーンを活用した通信インフラ構築実験(KIAI)
インフラ未整備地域での通信

Space Data Corp




アメリカ空軍やアフリカなどの無線インターネットが使えない地域に
対してサービスを提供
8~10000フィートの高さの気球により地上の接続ステーションと
通信して、インターネットに接続する
企業用で10Mbps、家庭用で300Kbps
バッテリーの問題、気球の流され防止のために、1日おきに地上に
戻す
『モデルの提案』
課題解決ワーキング検討グループ B
モデルの提案

地域活性化


イベント関系


スポーツ中継システム(マラソン、ゴルフ等)
インフラ提供


観光地のコンテンツダウンロードサービス
マルチホップを利用した一時的なインフラ提供
センサネットワーク

センサを用いた、情報収集
『提案モデルの検討』
課題解決ワーキング検討グループ B
モデルの検討

観光地のコンテンツダウンロードサービス

目的
 地元をアピールすることで、地域経済を活性化させる
基盤の提供

基盤から提供されるサービス例
 スタンプラリー形式で、地域の名所を回る
 近年の歴史ブームと地域活性化を融合したサービス




複数のバルーンを打ち上げ、それぞれのバルーンから
コンテンツを配信させる
大会形式にして、参加者を集める
社会科見学の児童、歴史に興味のある人々を対象とする
ターゲット

上記のようなサービスを行いたい自治体
実施概要

サービス提供基盤の概要
バルーンの広告効果でスポンサーを募る
 観光情報の提供として活用するならば、地域の
名所(史跡、観光スポット)からバルーンを上げる

 バルーンにAPを設置

携帯機器(PSP,NDS,iPod-touch,iPhone等)を
用いて、限定コンテンツをダウンロードする
 クーポン券、画像

バルーンを目印として、名所をめぐることができる
スケジューリング
サービス事例やニーズの調査
 システム要件の検討



必要な機材:サーバ、AP、バルーン
コスト精査
イニシャルコスト 機材代、広報活動代
 ランニングコスト 人件費、ヘリウムガス代

基盤に必要な機器の用意
 広報活動


専用HP作成、ポスター等の発注、実証実験
もたらされる効果
決め細やかな情報やサービスの提供ができる
 地域のアピール
 地域経済の活性化
 緊急時には自治体と協力して避難情報などを
提供するインフラとして活用が期待される

イベント等の利用において、一般利用と緊急時
のネットワークインフラをセットにする
 災害が起きたときには、緊急用のネットワーク
基盤として提供する

類似サービスとの比較

スタンプラリー

Felicaを使ったスタンプラリー(宮崎県)
 リーダーが複数必要
 場所が固定される

ダウンロードコンテンツ

マクドナルドのダウンロードスポットサービス
 一つのエリアでしかダウンロードできない

バルーン無線LAN
見通しの効く範囲で利用可能
 エリアを簡単に移動することができる

まとめ

バルーン無線LANネットワークの一般利用に
ついて、事業者視点から検討した
バルーン無線LANをもちいた地域活性化の
サービス基盤を提案した
 類似のサービスと比較して、バルーンの利点を
生かしたサービスとした
 一般利用と緊急時の両面で利用できる基盤の
提案を行った


ニーズ、コスト、地域活性化の3点から
事業として成り立つと考えられる
課題解決ワーキング検討フォーマット(案)
テーマ『○○の検討について』
①現状把握
②検討分野のフォーカス
-1 分野の洗い出し
-2 分野の特定(選択理由含む)
③特定分野における現状分析
-1 問題点(または課題)の整理・明確化
-2 分析・原因・要因の追究
(人的要因、環境要因、法的規制、物理的要因・・・)
④対策案の検討
-1 実施に関する技術的な課題・特長(システム的特徴)
-2 最終目標 (費用的効果、現実性を踏まえて)
-2-1 実施項目の抽出
-2-2 実施体制
-2-3 スケジューリング(立ち上げから完了まで)
-2-4 もたらされる効果(有形/無形)