肉眼所見について A班 足立、池内、伊藤、井上、植木 上田、大谷、小笠原、小川、小口 主に注目した臓器 • 心臓 • 肺 • 腎臓 • 脳 心臓 • 心臓の重さ・・・334g(ほぼ正常:高齢者男性 は320~330g) 心臓(ホルマリン固定) ④ ② ③ ① 心臓の肉眼所見 ①左心室・・・右室に比べて肥大している。 →心室壁は肥大しているが、内腔は拡大も縮小もしていない →求心性心肥大が考えられる(後負荷による左室肥大) 重量が正常に近いのは? ②大動脈弁・・・硬化している 可能性→・動脈硬化症による石灰化 ・リウマチ性心内膜症による弁膜の肥厚 →リウマチ熱既往なし 心臓の肉眼所見 ③心筋・・・白く半透明になっている部分がある 可能性→ 正常の線維組織→心筋にはこれだけ大きな線維組 織は見られない。 線維化→陳旧性心筋梗塞が考えられる 腫瘍組織(細胞体が白く見える) ④冠動脈・・・硬い 可能性→動脈硬化症の可能性が大きい 肺の肉眼所見(左肺) • 重さ:330g(右)430g(左) →重量差の原因は? • • • • • もともと 静脈系のうっ血 水腫 腫瘍 ? 炎症 • 左肺が赤く見える ※正常値・・・300~400g 肺の肉眼所見(右肺) • 右肺:黄色調に見える 胸水 (黄色透明、600mg) 肺水腫 肺うっ血 • (左)心不全 • 腎不全 正常の腎臓 特徴: 副腎皮質 副腎髄質 腎皮質 腎髄質 腎静脈 腎動脈 腎乳頭 小腎杯 • きれいな 輪郭 • 厚い皮質 の層 腎盤 尿管 大腎杯 腎洞 腎乳頭 腎柱 腎線維被膜 本症例の 腎臓では どうか? 本症例の腎臓 右 98g 左 114g (正常:120~150g) 腎臓の肉眼所見 ・重量が正常値より軽くなっている。 ・表面が凸凹している。 ・皮質厚の減少、腎臓の萎縮 これらの所見から 慢性腎不全による腎機能低下が推測される。 慢性腎不全 慢性の腎臓病が進行し、腎臓の機能が徐々 に低下した状態 。糸球体の硬化(sclerosis) や間質の線維化(fibrosis)のような基本的に は不可逆性の変化が著明に認められる。 原因はいろいろ考えられるが本症例では? 病歴からの推測 • 高血圧 死亡7年前より内服加療 • 糖尿病 死亡35年前に指摘 7年前より内服加療 • 高脂血症 死亡7年前に指摘 食事・運動療法のみ これらのファクターが絡み合って、腎機能の 低下を招いたものと思われる。 脳 • 特に目立った所見はなし。 Thank you for listening!!
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