札幌市立屯田北中学校保健室健康診断号 2015/6/25 ２６日（金）はジャージ登校です！みなさんが運動している時も、寝ている時も、心臓は毎日休むことなく動いています。今回の検診では、いつもがんばっている心臓に病気がないかどうかを、心電図をとることで調べます。心臓検診待っている人は、静かにしましょう。 ●心電図検査をし、心臓に異常がないかを調べます。 ☆受け方・ベッドで横になって、検査をしてくれる人の指示を聞きましょう。胸、腕、足に大きな声は機械が読電極パッドをつけてくれます。み取ってしまうため、・ゆったりしていれば、すぐに終わります。 ☆注意すること正確な心電図がとれなくなり、困ります。・検査前は激しい運動を避けましょう。・機器を胸につけたあとは、リラックスして、力をぬきましょう。緊張してからだを固くしないように！時間９：００～会場男子：３階図書室（更衣は図書室前の３階会議室）図書室の本などには絶対にさわらないこと。女子：２階視聴覚室（更衣も視聴覚室）順番受け方９組→８組→７組→４組→３組→２組→１組→５組→６組１）朝学活で配布された「事前調査票」を検査会場に持って行きます。 ※検査の予定時間が移動教室の場合は、「事前調査票」を持って移動してください。２）９組と８・７組は朝学活終了後、各会場へ移動します。次のクラスには、準備ができたら呼びに行きますので、各会場に移動してください。 ※男女で呼ばれる時間が違います。 ※男子は更衣場所（図書室前の３階会議室）で着替え、図書室に移動します。【検査時の服装】男子：上半身はだかになる。くつしたを脱いで、ジャージのすそをまくる。待っている間、ジャージをはおっていてもかまいません。女子：上半身はだかになり、ジャージをはおる。くつしたを脱いで、ジャージのすそをまくる。３）準備のできた人から検査を受けます。４）検査が終わったら、手早く着替え、友達を待たずに静かに教室に戻ります。＊検診の結果については、病気の疑いがあった人にのみ、後日個別にお知らせを配付します。 ●心臓のしくみと働き ●心臓は４つの部屋の大家さんうしんぼう心臓はポンプのようなしくみで、血液を絶えずからだから全身に送り出しています。心臓から押し出された血液の通り道を動脈といい、そこを流れる血液を動脈血といいます。また、体中を回って、心臓へ戻る血液の通り道を静脈といい、そこを流れる血液を静脈血といいます。心臓から出ている血管は、体の中では一番太く、心臓から出た血液が、心臓に戻るのに約２分くらいかかります。右心房 ●心臓はポンプどうみゃくどうみゃくけつ左心房じょうみゃくじょうみゃくけつふつう１分間に７０～９０回くらい、１回におよそ４５cc の血液を、規則正しく血管へ送り出しています。ふせいみゃく左心室右心室う心臓は、右心房、右心室、左心房、左心室の４つの部屋に分かれ、全身から集まってきた血液は、全身から右心房→右心室→肺 →左心房→左心室→ 全身へ流れます。心臓は、じょうぶな筋肉でできていて、にぎりこぶしより少し大きく、胸の真ん中の少し左寄りにあります。しんしつさしんぼうさしんしつこうてんせいしんぞうびょう不整脈ドクンドクンという心臓のリズム（脈）が乱れる病気です。脈が止まったり、急に早くなったり、反対に急に遅くなったりします。先天性の心臓病などがあっておこる時と、そういった病気がないのにおこる時があり、また、まったく心配のないものと心配なものがあるので、不整脈がみつかったら専門医にみてもらうことが必要です。しょうこうぐん不整脈には、①期外収縮 ②ＷＰＷ症候群ほっさせいじょうしつせいひんぱくしょう ③発作性上室性頻拍症 ④発作性心室性頻拍症 ⑤脚ブロックなどがあります。きがいしゅうしゅくほっさせいしんしつせいひんぱくしょうきゃく後天性心臓病 ① リウマチ性弁膜症リウマチ熱の後遺症として起こる病気です。心臓の４つの弁がおかされて、逆流が起こったりします。 ② 心筋疾患心臓の筋肉が何らかの原因で、厚くなったり、広がったりして、動きづらくなる病気です。自覚症状がなく、突然心停止することがあります。 ③ 川崎病４才までの子どもに起こりやすい病気で、心臓に後遺症をのこすことがあります。動脈に瘤（コブ）ができたり、血管が狭くなったりするので定期的に検査を受けます。 ④ 細菌性心内膜炎こうスポ－ツ心臓マラソンやサッカ－のように、長い時間運動を続ける人の中に、スポ－ツ心臓といわれる状態の人がいます。レントゲンでみると心臓が大きく、心電図検査にも異常がみられます。ところが、運動をして心電図検査をすると、異常がありません。高校生ぐらいにみられることがありますが、病気ではないので、心配はいりません。いしょう心臓に細菌が感染して起こる病気へんとうえんです。ひどいむし歯や抜歯、扁桃炎（のどの病気）などでもおこることがあります。自分の体を大切にしんこくとつぜんし深刻なものであっても早く気づいて正しい治療を受ければ突然死を前もって防ぐことができます。せいみつけんさ心音・心電図検査で精密検査を受けるように言われた場合はもちろん、痛みや、どうき、そのほか何か気になることがあれば、まず病院を受診すること。24 時間心電図の記録ができる検査、運動中の心電図記録ができる検査などを行い、くわしい心臓の状態を知ることができます。体の不調を感じたら、そのままにしておかずにきちんと調べることが自分の体を大切にすることになります。