3. 世界経済 図表で見る環境・社会 社会編 顕著な成長が見込まれる中国・インド 2016年には中国が米国を抜いてGDP世界一となる可能性がある。 2030年には中国とインドで世界のGDPの約4割を占め、非OECD諸国のGDPがOECD諸国 のGDPを上回ると予測される。長期的には、インドのGDPも米国を上回る。 主要国のGDP割合の長期予測(2030年、2060年) OECD 非OECD 64.7% 2011年 米国 22.7 EU 17.1 35.3% 日本 6.7 その他のOECD 18.2 49.0% 2030年 17.8 11.7 16.3 8.8 インド 7 その他の 非OECD 11.3 51.0% 4.2 15.3 27.9 42.3% 2060年 中国 17 11.1 11.3 57.7% 3.2 14 27.8 18.2 11.7 出典:OECD、「Economic Policy Papers No.3」(2012年11月)に基づき、イースクエア作成 Copyright © 2013 E-Square Inc. 11 3. 世界経済 図表で見る環境・社会 社会編 企業の影響力の増大 グローバリゼーションの進展により、大企業の売上が一国のGDPを上回るほどの規模に なっている。 上位50カ国のGDP(2011年)と企業の売上額 順位 国 名 1 米国 GDP 14,991,300 2 中国 7,318,499 3 4 日本 ドイツ 5,867,154 5 6 7 8 フランス ブラジル 英国 イタリア 2,773,032 9 インド 1,872,840 3,600,833 2,476,652 2,445,408 2,193,971 10 ロシア 11 カナダ 1,857,770 12 スペイン 13 オーストラリア 1,476,882 14 メキシコ 1,153,343 15 韓国 16 インドネシア 1,116,247 1,736,051 1,379,382 846,832 17 オランダ 836,074 18 トルコ 19 スイス 774,983 20 サウジアラビア 21 スウェーデン 576,824 22 ポーランド 514,496 23 ベルギー 24 ノルウェー 513,661 25 アルゼンチン 446,044 659,308 539,682 485,803 順位 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 国 名 オーストリア 南アフリカ アラブ首長国連邦 タイ デンマーク コロンビア イラン べネズエラ ギリシャ マレーシア フィンランド 香港 チリ ナイジェリア イスラエル シンガポール ポルトガル エジプト フィリピン アイルランド チェコ パキスタン ルーマニア アルジェリア カザフスタン GDP 417,656 408,237 (単位:100万ドル) 1 企業名 ウォルマート 売上 421,849 2 ロイヤル・ダッチ・シェル 378,152 3 エクソンモービル 354,674 4 BP 308,928 5 シノペック(中国石油化工集団公司) 273,422 6 CNPC(中国石油天然気集 240,192 7 State Grid(国家電網公司) 226,294 8 トヨタ自動車 221,760 9 10 日本郵政 シェブロン 203,958 196,337 順位 360,245 345,672 333,616 333,372 331,015 316,482 289,627 287,937 263,011 248,612 248,585 243,986 242,929 239,700 団) 237,374 229,531 224,771 217,275 217,027 210,216 189,776 188,681 188,050 各国GDP2011(世界銀行)、企業規模ランキング( Fotrune500 2011年)に基づきイースクエア作成 Copyright © 2013 E-Square Inc. 12 3. 世界経済 社会編 図表で見る環境・社会 急増するインターネット利用者 世界的にインターネット利用者が急増している。途上国では、2006年からの5年間でイン ターネット利用者が約3倍に増え、先進国のインターネット利用者数を超えた。 世界のインターネット利用者の約3分の2は途上国の人々となっている。 インターネット利用人口(2006年、2011年) 途上国 先進国 (単位:100万人) 2006年 2011年 非利用者 利用者 4,861 503 4,199 1,532 非利 用者 利用者 567 325 649 915 世界人口 66億人 世界人口 70億人 国連ミレニアム開発目標報告2012に基づき、イースクエア作成 Copyright © 2013 E-Square Inc. 13 3. 世界経済 社会編 図表で見る環境・社会 世界の貧困問題 ミレニアム開発目標※の達成に向け、世界的に貧困問題は改善傾向にある。ただ、依然、サハラ 以南アフリカでは約47%、南アジアでは約34%の人々が極度の貧困状態(1日1ドル 25セント未満の生活)にある。 1日1ドル25セント未満で暮らす人々の割合 (%) 70 60 56 国連ミレニアム・サミット (2000年9月、ニューヨーク) で189の加盟国代表により 採択された国連ミレニアム 宣言と、1990年代に開催さ れた主要な国際会議やサ ミットで採択された国際開 発目標を統合し、ひとつの 共通の枠組みとしてまとめ たもの。2015年までに国際 社会が協調して達成すべき 目標として「極度の貧困と 飢餓の撲滅」など8 つを掲 げ、それに関する具体的な ターゲットや指標を定めて いる。 2005年 52 51 2008年 47 50 ※ミレニアム開発目標 1990年 60 45 47 2015年目標 38 40 34 27 30 19 20 17 16 10 0 南 ア ジ ア 東 南 ア ジ ア 東 ア ジ ア ( 中 国 ) 12 9 ラ テ ン ア メ リ カ ・ カ リ ブ 海 6 5 5 3 西( 13 アカ ジ国 ア中 、 5 カ 国 の デ ー タ に 基 づ く ) 5 3 北 ア フ リ カ 2 開 発 途 上 地 域 南 東 欧 州 移 行 経 済 国 を 含 む ) ( す べ て の 開 発 途 上 地 域 、 CIS サ ハ ラ 以 南 ア フ リ カ 13 24 お よ び 国連ミレニアム開発目標報告2012に基づきイースクエア作成 Copyright © 2013 E-Square Inc. 14
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