新年度のスタートにあたり

新年度のスタートにあたり
2015年4月7日
後藤 滋樹
情報理工学科
1
卒業論文の特殊性
• 与えられた課題をクリアするものではない
• 課題を見つけて、自分で解く
卒論は共著で書くものではない
2
卒業論文が特別である理由
• 卒業論文
卒業研究ーー研究とは新規(新奇)の提案
[調査とは異なる]
• 新奇な提案は評価が難しい
誰が評価するのかーー自分ではない
• 卒業論文の場合には審査会がある
研究をスタートする時点から心得ておくべき
3
研究には時間が掛かる
• そもそも研究テーマを、どのように決めるか
新奇の提案は、既存の研究成果との比較
• 自分では良いアイデアだと思っても…
先輩に相談したら、既に発表されている論文
先生に相談したら、卒論には適さない
• 研究は社会的な活動である
連絡は迅速に「先手楽勝」
メールを読む、受け取ったという返事を出す
4
研究は社会的な活動
• 研究で重要なのは新規性(新奇性)
オリジナリティ originality
• ただし significance, relevance も問われる
意味(意義)があるか、関連があるのか
• 論文の価値は他人が決める
卒業論文の価値は審査で決まる
• 孤軍奮闘は敗北路線
研究室に顔を出すことも社会的な活動
5
進路について
• 就職活動で決着がついたら先生に連絡
自由応募の場合でも就職担当教授に連絡
• 大学院を受験する可能性がある場合
あらかじめ先生に連絡をしておく
就職担当の先生から、研究室
を単位として連絡が届く場合
があります。
6
進路についての特別な教訓
• ゲーム業界は、どのような人材を求めるか
普通の意味で優れた人材
ゲーム業界の会社も、会社の一つである
• ゲーム業界の就職の内定は遅い
対象を一本に絞るのではリスクがある
• 就職担当の先生のところに求人情報がある
学生としての特権を利用する
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