平成26年度地域医療コース実習 ~課題ゼミ①~ ○○薬局 ○○店 指導薬剤師名:○○先生 大学教員名:○○先生 ゼミ実施日: 年 月 日 明治 太郎 1. 【処方紹介】 4歳 女児 ハイコバールカプセル500μg 15mg 1日3回 毎食中 30日分 【何故興味を持ったか】 「ハイコバール」は ビタミンB12製剤(コバマミド)であり、通常 成人は1日1500μgまでとされている(添付文書)。 しかし、この患者は小児であり、かつ、1日投与量が15000μg (30Cp)であった。処方ミスかと思ったが、前回Do処方であり 脱Cpをおこなって調剤していた。 2. 【詳細】 処方医療機関:小児専門医療施設 病名:メチルマロン酸血症(体液中に大量のメチルマロン酸が 蓄積し重篤なケトアシドーシスを生じる有機酸代謝異常の遺伝 病。原因の1つにメチルマロン酸代謝に関与するコバマミドの欠 乏が挙げられる。本邦の発症頻度45~50万人に一人) 症状:嘔吐、脱水、呼吸窮迫、意識障害、成長障害など 処方:ハイコバール(1日量10mg~20mg) 【そこから何を学んだか?】 ●処方に疑義→患者確認→処方医確認→製薬会社確認 ●患者数の多い疾患ばかり注目しがちだが、難病・稀少疾患で 薬物療法に頼って生活している患者もいる。患者は皆平等である から、薬剤師としてどの疾患にも対応できる知識を身につけておく 必要性を感じた。取りあえずは、自分が接した疾患(処方)を一つ 3. ずつ確実に身につけておきたい。
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