【目的】 ヒ トにおいてラメルテオン (RAM) はフルボキサミン (FLV) との

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ヒ トで見 られ てい る各種 の CYP阻害剤 とラメル テオ ンの薬 物 間相 互作 用 に関す る
ラ ッ トを用 いた再 現実験
栗 原 紫帆 1,那 須 佳代 子 1,西浦 里佳 1,小 川 真 備 1,佐 久間 亜美 1,
本保 亜希 乃 1,喜里 山 暁子 1,
○ 伊賀 勝美 l
(1同志 社女大薬 )
【目的】 ヒ トにお いて ラメルテオ ン (
RAM) はフル ボキサ ミン (
FLY) との併用 で
AUCが異常 に上昇す ることが知 られ てい る (
上昇倍率 RA。。約 130;CYPI
A2の阻害 に
よる)。 しか しフル コナ ゾ-ル (
FLCZ)や ケ トコナ ゾ-ル (
KETZ) との併用では RAUC
は高々2程度 (
cypI
A2以外 の阻害)である。一般 に RA。
。は 1+阻害剤 の濃度 /Klで
決 ま る と考 え られ るが、Ki が既知 であって も阻害剤 の濃度 は一義的には決 ま らな
A
U
Cを予測す ることは容易 ではない。 また R
A
U
Cは代謝 阻害 を受 ける側 の薬
いため、R
A
。
。を決 める要素 について実験的 に把握
物特性 にも依存す る と考 え られ る。そ こで R
す る 目的で、RAMで見 られ た相互作用 にって ラ ッ トでの再現実験 を試みた。
【
方法 】RAMの結 晶は市販錠 か らの抽 出に よ り入手 した。ラ ッ トに FLV、FLCZある
いはイ トラコナ ゾ-ル (
I
TCZ)の水溶液 を経 口投与 した後 に一定時間後 に RAM の水
溶液 (
20mg/kg) を経 口投与 し、血祭 中 RAM濃度 を HPLCによ り測定 した。
20mg/kg)、 I
TCZ(
20mg/kg)、 FLCZ(
40mg/kg)あ る い は
【結 果 お よ び 考 察 】 FLV(
FLCZ(
80mg/kg)を 0.5hr前 に投与 した ときの RAM の経 口投与後 の RA。。は 2.6、4.8
あるいは 8.8であった。 また FLV (
20mg/kg) において前投与の時間間隔 を 1
hr と
.5に低 下 した。FLCZのデー タか らは RAU
Cは阻害剤 の投与量
す る と RAUCは 2.6か ら 1
に比例す るこ とが確認 され たので、投与量が 80mg/kgにお ける各阻害剤 の RAUCを推
定 してみ る と、 ヒ トでの結果 とは異 な り、阻害剤 間では大 きな差 が見 られず 、 ヒ
トとラ ッ トでは代謝 阻害 を受 ける分子種 の寄与率が異 な るこ とが示唆 され た。今
後 は この実験 を基本 に して R
A
U
Cを決 める阻害剤 の濃度 として、 どの よ うな場所 の、
どの よ うな時点の (
血 中)濃度 が、好 ま しい かについて調べてい く予定である。