研修④就職に備える 「職場での困難(ロールプレイ)」

研修③就職レディネス
体験しよう!「職場での困難」
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ある聴覚障害者の例
• 入社したばかりの聴覚障害社員Aは、
販売代理店で、HPのリクエストフォームで
申し込みのあった顧客に対して、商品のパン
フレットや見積書を作成して送付する業務が
あった。
前日にも、1件資料を送付していた。
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ロールプレイの場面
• 資料を送った翌日、顧客から電話で詳細内容
について問い合わせがあった。
• 聴者の同僚Bが電話を受け、「Aが担当した
顧客から電話で問い合わせが入っているが、
どうしますか?」とAに尋ねる。
• さて、Aは、Bに対し、また顧客に対し、どう対
応すればいいでしょうか。
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注意点!
後からできる対策もあるが…
(資料を送る時に聴覚障害があることを伝えるべき
だった、これからは部署内でルールを決めておけ
ばいい、など)
「その時その場ですべきことは何か?」に
的を絞って考えること
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作戦タイム!(5分間)
社員A役でロールプレイに
出る担当者も決めて下さい。
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ポイント -1
• 電話口の顧客を長く待たせないように、短時
間で対応しなければならない。
• 聴覚障害者についてよく知らない同僚のBに、
何をどうお願いすればよいか?
6
ポイント -2
• 電話を切る前にしなければならないことと、
切った後にBに伝えればよいこと、を切り分け
て考える。
• 学校の教員にも似たようなケースが発生する
ことが多々ありうる。
7
作戦タイム!(5分間)
社員A役でロールプレイに
出る担当者も決めて下さい。
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まとめ -1
• 企業では(教育の現場でも)、顧客や取引先からの
問い合わせには
「即レス(すぐに応答する)=応答能力」が基本。
その場で伝える情報を整理して相手に伝える。
• 同僚は通訳者ではない。
⇒同僚は同僚でそれぞれの仕事がある。仕事をしに
みんな職場に来ているので、自分の担当業務の中
で困ったことがあれば、同僚にサポートをお願いす
る。
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まとめ -2
• 自分にできることと、障害ゆえにできないことを見極めて、周
囲に伝えておく。
⇒サポートを頼まなかったことで、逆にトラブルに発展すること
もあり、仕事やチームワークが成り立たなくなる。バランス感
覚が大切。
• 大事なのは、「自分は、どうすれば自分に課せられた業務を
こなして、組織に貢献できるか?」と考えて動くこと。
⇒自分が属する組織から給料をもらって生活しているため、給
料をくれる組織のためになるように仕事をすることが、社会
人の『勤め(=勤務)』。
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• 本スライドは、以下の研修会のために講師が作成した教材を元
に、一部修正の上使用したものです。
• 本教材の著作権はPEPNet-Japanに帰属しています。
日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク(PEPNet-Japan)
「平成23年度 聴覚障害学生エンパワメント研修会」
支援の活用を学ぶ「支援の依頼」
講師:長野留美子氏(関東聴覚障害学生サポートセンター)
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