溶連菌感染症 1.急性咽頭炎・急性扁桃腺炎 年長小児から成人に発症する、一般的な 溶連菌急性感染症であり、発熱・咽頭痛 が主症状である。 2.伝染性膿痂疹 一般的に「とびひ」として知られる。伝染性 膿痂疹の起炎菌はそのほとんどが黄色ブ ドウ球菌(英: 羅: Staphylococcus aureus)である。 まれに溶連菌によるものが報告される。 溶連菌感染症後の急性糸球体腎炎 溶連菌による急性糸球体腎炎では、抗原と抗体(IgG抗体)が結合した抗原抗体複 合体が食細胞に処理されきれずに組織に沈着し、そこへ補体やマクロファージ、 好中球が集まって炎症を起こし、組織を障害しておきる。 発病後 2 週間目と3週間目の 2 回、尿検査を必ず受けて腎炎の発病の有無を確 かめることが必要である。 感染性胃腸炎 一般的に、冬季の感染性胃腸炎の原因はウイルス性のものが多く、特にノロウイルス (SRSV)とロタウイルスが主な原因ウイルスとされている。 ノロウイルスとロタウイルスの月別検出数の推移を比較すると、ノロウイルスのピークが12月 であるのに対して、ロタウイルスのピークは3月にある。 百日咳の発生状況 先天性風疹症候群 成人T細胞性白血病 成人T細胞白血病(ATL)は、幼少時に 母乳を介し母親から感染したhuman T‐lymphotropic virus type 1(HTLV‐1) キャリアにのみ発症する。ATL はHTLV‐ 1キャリアに5~10%の頻度で発症し、 2年以内にほとんど死亡する。全国の キャリア数は約100 万人、ATL 発症数 は年間約700 例といわれる。
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