経営情報論B 第5回 平成24年10月23日

経営情報論B 第5回
経営情報システムの管理③(第7章)
3.情報セキュリティ
情報システムの脆弱性
• 可視化の困難さ
データおよび情報(デジタル信号)
※改ざんや複製されても発見が難しい(被
害拡大)
• 集中管理の危険性
情報システム経由でハッキング
大量データの盗難(USBで簡単に持ち運べる)
※広域化によって、自然災害や事故の影響を
受ける
情報セキュリティ(リスク)マネジメント
• 脅威;損害や悪影響をもたらす事象
(停電、火事、浸水、盗難)
• リスク;具体的に発生する確率が想定できる
もの(想定内)
(リスクは発生する可能性の高い脅威なの
で危険と呼ばれる。)
情報セキュリティ
(リスク)マネジメン
トは、想定する脅
威を絞り込んで、
自然災害、障害、
故意・過失等のリ
スクを未然に防止
する仕組みを整備
し、被害(悪影響)
を最小限に抑えよ
うとする管理活動。
脅威の識別
リスクの評価
リスク分析
目標設定、セキュリ
ティ対策の策定、評価
不可
承認
導入・運用
管理状況の監視
セキュリティ対策
物理的対策;自然災害(耐震構造、自家発電装
置購入など)
盗難(防犯カメラ設置、施錠の徹底、
警備員配置など)
管理的対策;体制(運用管理規程、マニュアル、
バックアップ体制整備)
内部(監視、教育、訓練体制整備など)
システム対策;個人(IDやパスワード管理の徹底)
システム(ファイヤーウォールやセ
キュリティ・ソフト導入)
人的対策;セキュリティ教育訓練、情報倫理教育、
健康管理
情報セキュリティの機能
1)防止 損害を生じさせる可能性のある行動や事象
及び影響を物理的・管理的・システム的に事
前に封じ込める。
2)抑制 倫理教育や監視体制によって、犯罪や事故
が起こらないようにする。
3)検知 リスクおよび損害の発生を速やかに検出し、
回復作業を開始させる。
4)回復 検知されたリスクや損害およびそれらの波
及的影響を最小限に抑え、迅速に本来の機
能を回復させる。
※防止、抑制、検知、回復への投資は、コストパ
フォーマンスや重要性を考慮しながら決定
4. システム監査(集中化・広域化にともないリスク増大)
システム監査の目的(法律上の義務ではない)
• セキュリティ向上(リスク回避、悪影響最小化)
システム監査の目的は、情報システムの信頼性、
安全性および効率性の向上を図り、情報化社会の
健全化を推進すること。
• 情報投資コストの妥当性
情報投資のコストとパフォーマンスを比較(過剰投
資や投資不足解消)
• システム化の目的との整合性
情報システム投資がその目的(業績向上のため
の業務改善)にどれだけ貢献したかを評価し、対
応する。
監査担当者と対象
システム監査は、企画、開発、運用に関係のな
い第三者のシステム監査人がおこなうのが望ま
しい。電子商取引(eコマース)の進展によって、
情報セキュリティ対策の重要性が増している。
(3)インターネットを利用した直接販売
製品や在
庫情報
出庫指示
ウェブ
サイト
(ICT)
情報提供
検索・注文
(支払い)
配送/商品受領(宅配市場の成長)
直接販売のメリット
• 効率的な販売(卸売りなどの仲介業者の排除)
• 効率的な物流(注文データから送り状自動作成)
• ウェブサイトで大量のデータを双方向で提供
• 24時間全国あるいは全世界から受注可能
• データベースも即座に作成
9
デル製品の発注から受領まで(オンライン) 特急便は除く
日 顧客(国内)
デル(中国)
協力企業(中国)
1 注文・決済→ →受注・決済確認
2
生産準備中(生産・輸送計画)
3~5
受注生産← ←部品生産・輸送
6~12
受領←← 宅配
(佐川急便)
注文
デルの
ウェブ
サイト
部品発注・需要予測
デル中国工場
部品
納入
近接す
る協力
企業群
受領←輸送←組立
デルの強さ:中間段階削除(マージンと製品在庫の削減)
10
消費者ニーズの把握と代金回収の速さ
安価な部品(直近の価格;PC部品の値下りが早い)