CADシステムの運用と 情報セキュリティ 電子制御設計製図Ⅰ 2014年5月23日 Ⅲ限目 CADシステムの利用環境 机、イス、部屋: 作業者にとって肉体的に快適な作業環境を整備 コンピュータ、画面、印刷機、サーバー、ネットワーク: コンピュータ上で作業する上で快適な環境を整備 連続作業: 適度に休憩をはさみ、視点を変え視力の低下を抑制 また、屈伸運動によってエコノミークラス症候群等の発症を抑制 グレア(glare) :まぶしさ(眩輝)のこと。 画面上における直接光や照明等の反射光 画面、光源の強さによって制御 CADシステムの運用管理 CADを複数の人数で利用する場合は運営管理が必要 サーバー側とクライアント側によって管理内容が異なる サーバー側 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 環境設定 データ管理 バックアップ OSバージョンアップ ウィルス対策 図枠 標準ライブラリ クライアント側 ・ 環境設定 ・ OS・アプリケーション バージョンアップ ・ ウィルス対策 CADシステムの運用管理 図枠 図面のサイズ、図面の種類、会社のロゴ、表題欄 の位置や大きさの標準化 標準ライブラリ 購入品やJIS記号など、一般的なデータを毎回機 能を用いて製図するのは時間の浪費、ミスのもと。 標準ライブラリ機能のあるCADを用いて効率化 CADシステムの運用管理 環境設定 ・クライアントごとに線の太さや文字の大きさを統一 ・プロッタ、プリンタとの相性から標準設定値を決定 データ管理 ・作成した図面データの格納場所の決定 ・仕掛かり中、検図中、検図完了をそれぞれのフォ ルダに仕分け ・ファイル名の書式の決定 CADシステムの運用管理 バックアップ ・作成したデータが消えてしまったときの保険 ・バックアップの頻度が高いほど効果が高いが、 利便性とのトレードオフに注意 ・敷地外へのデータ保存も効果的 日常運用 サーバーの管理者やクライアントの管理者を決 定し、故障時の修理、アプリケーションのバー ジョンアップを実行し、運用の効率化を目指す 情報セキュリティの基礎知識 情報セキュリティ:情報を安全に守ること セキュリティの必要性 外部からの攻撃(ウイルス、ハッカーなど) 内部の情報漏洩 故障、災害などによる情報の消失 電子商取引による不正 情報セキュリティの基礎知識 セキュリティの手段 ファイアウォールシステムの設置 (外部不法侵入禁止) ウイルス対策ソフトの導入 (ウイルス検知、処理) フィルタリングソフトの導入 (有害サイトの遮断) 暗号化による盗聴防止(無線LAN) パスワード管理 OSのアップデート (セキュリティホール対策) 情報セキュリティの基礎知識 セキュリティの手段(物理的セキュリティ) PC筐体管理 ・筐体に対する物理的なロック(特にHDD)、 筐体開閉の検出、警報システム 入室制限 ・一定の権限を持つもの以外の入室禁止 ・バイオメトリクス(生体認証技術)による個人の認証 持ち物検査 ・携帯カメラ、リムーバブルメディア等の持ち込み禁 止、備品の持ち出し禁止 雇用者、被雇用者のモラル維持 etc… 情報セキュリティの基礎知識 情報セキュリティ:情報を安全に守ること 利便性と危険性はトレードオフの関係。
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