丸鋸 - 札幌医科大学

液体チッソ
パートⅡ
‘07/01/31 kana
液体チッソ生産方法
・深冷分離法 ・PSA法 ・膜分離法
深冷分離法
大規模生産、酸素と窒素の同時生産が出来る。
空気を断熱して、膨張タービンにより圧縮膨
張を繰り返すと空気の温度は下がりやがて
液化します。この液体空気を沸点の差を利
用した精留を行い、酸素、窒素、アルゴン等
に分離します。
大
気
空気
空気圧縮機
取り入れ口
前処理装置
熱交換機
水・炭酸ガスを除去
液体酸素
精
留
塔
液体窒素
PSA法
中規模生産、カーボン吸着による分離である。
吸着剤の詰まった吸着槽へ圧縮した空気を
送り込むと、不必要なガスは吸着剤に吸収さ
れ必要なガスのみが分離されます。
吸着剤は、「分子篩炭」呼ばれ活性炭で出来
ています。
▲
酸素の分子 3.8 × 2.8 Å
窒素の分子 4.2 × 3.0 Å
*1 Å は1000万分の1ミリ
• 分子篩炭は穴より小さい酸
素の分子を吸着して、穴よ
り大きい窒素分子を取り込
みません
膜分離法
小規模生産、膜に対する透過速度の差により
分離する。
空気を圧縮し膜ユニット(中空糸膜)に送り込
むと膜を通過しやすい水分、酸素、炭酸ガス
などは膜を通り抜けますが、窒素、アルゴン
は膜を通り抜けることが出来ません。
パートⅢは
窒素ガスは身近な所で
利用されている。