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第32回応用言語学講座公開講演会
後援:国際言語文化研究科教育研究プロジェクト経費
(「言語学・応用言語学研究者養成のための講演会・チュートリアル実施プロジェクト」)
敬語の背後で働く原理を「メタファーの体系」に求める試み:
新しい敬語理論の展開
講師:Alan Hyun-Oak Kim 先生(南イリノイ州立大学カーボンデール校)
◆講演内容◆
日本語の敬語体系はその分類や歴史的な成立を含め多様な観点から研究されていま
す。しかし、「殿様の御成り!;お目にかかる;遊ばす;お運びになる;におかせら
れましては」のような一見異様に見える敬意表現がどのような日本語話者の思考法に
基づいているかは体系的に探究されていません。本発表では敬意の対象になる「上位
者」の概念を1つの「タブー的存在」のメタファーであると仮定します。そして、そ
こから5つの原理を抽出し、それらがどのように日本語の敬語体系の背後で働いてい
るかを様々な言語学的証拠でもって示します。
◆参考文献◆
Kim, Alan Hyun-Oak. 2011. Korean Politeness. In Sara Mills and Daniel Kadar (eds.) Politeness in East
Asia: Theory and Practice. Cambridge, UK: Cambridge University Press. 176-207.
アラン・ヒョンオク・キム(金顕玉)2014.『メタファー体系としての敬語:日本語におけるその
支配原理』東京:明石書店
✓日時:2015年7月8日(水) 午後1時~2時半
✓場所:名古屋大学・東山キャンパス文系総合館6階624室
(ファカルティラウンジ) (http://www.nagoya-u.ac.jp/access-map/)
✓交通案内:地下鉄名城線「名古屋大学駅」①番出口徒歩5分
ご参加の場合は下記連絡先まで事前にご一報ください。
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問い合わせ:堀江薫 <[email protected]>
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