認知言語学からみた言語獲得 講師:谷口一美先生

第42回日本語教育学講座講演会
認知言語学からみた言語獲得
講師:谷口一美先生(京都大学大学院准教授)
認知言語学による言語獲得研究は、使用依拠モデルに基づ
き、個別事例からのボトムアップで構文や規則が段階的に
形成されることを示しており、普遍的・生得的文法を仮定
することなく獲得を捉える新たなパラダイムを提示してい
ます。一方で、言語獲得を認知発達という文脈で捉える動
向はいまだ限られており、発達心理学での研究の蓄積を認
知言語学的に考察する余地は多く残されているのが現状で
す。今回は、語彙と文法の獲得に関わる現象を取り上げ、
こどもの認知発達や環境との相互作用といった要因からそ
のプロセスを眺望します。さらに、第一言語獲得の知見が
第二言語習得とどのような点で関連し、応用が可能である
か、展望を示したいと思います。
日時:2015年2月23日(月) 午後4時30分〜6時<時間が変更されました>
場所:名古屋大学全学教育棟北棟406号室
(地下鉄名城線「名古屋大学駅」①番出口徒歩5分)
入場無料
国際言語文化研究科「多角的視野に立つ日本語教育のための研究者・教授者養成プロジェクト」
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問い合わせ:鷲見幸美<[email protected]>
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