電気回路第1 第9回 - 橋本・ミョー研究室【Top】

電気回路第1スライド9-1
電気回路第1 第9回
ー第4章ベクトル記号法ー
目次
2位相のずれた電圧(イントロ)
3ベクトル記号法
4オイラーの公式
5複素電圧、複素電流
6簡略化-交流100Vと呼んで-
7指数関数を微積分して
8今日のまとめ
ベクトル記号法
時間の関数
電圧
電気回路第1 第9回
時間
0
電流
ーベクトル記号法ー
e=ERm sin(ωt+θ)
+ELm cos(ωt+θ)
時間
0
i=Im sin(ωt+θ)
位相のずれた電圧(イントロ)
電圧と電流の位相がず
れたケースということで、
例をあげて考えましょう。
ベクトル記号法
電圧、電流、(抵抗ではなく)
インピーダンスを複素数位相
の合った部分
⇒実数
と90°ずれた部分 ⇒虚数
で表現する。
正弦波の電圧、電流を直流
同様(定常解)に扱う。
電気回路第1スライド9-2-1
たとえばRL直列回路では、同相の電圧
と90°進んだ電圧を加える。
①RL直列回路を考える。
②位相の合った電圧と合わない電圧の波形の合成。
③電圧は実際に効く電圧と効かない電圧の和。
④二つの要素からなるので複素数を用いる。
⑤実際に効く電圧を1Vと実数で、効かない方をjV。
⑥この電圧は合計1+j V。
ベクトル記号法
時間の関数
電圧
電気回路第1 第9回
時間
0
電流
ーベクトル記号法ー
e=ERm sin(ωt+θ)
+ELm cos(ωt+θ)
時間
0
i=Im sin(ωt+θ)
位相のずれた電圧(イントロ)
電圧
図では、
時間
ベクトル記号法
電圧、電流、(抵抗ではなく)
インピーダンスを複素数位相
の合った部分
⇒実数
と90°ずれた部分 ⇒虚数
で表現する。
正弦波の電圧、電流を直流
同様(定常解)に扱う。
電気回路第1スライド9-2-2
たとえばRL直列回路では、同相の電圧
と90°進んだ電圧を加える。
0
電流
時間
0
①RL直列回路を考える。
②位相の合った電圧と合わない電圧の波形の合成。
③電圧は実際に効く電圧と効かない電圧の和。
④二つの要素からなるので複素数を用いる。
⑤実際に効く電圧を1Vと実数で、効かない方をjV。
⑥この電圧は合計1+j V。
ベクトル記号法
時間の関数
電圧
電気回路第1 第9回
時間
0
電流
ーベクトル記号法ー
e=ERm sin(ωt+θ)
+ELm cos(ωt+θ)
時間
0
i=Im sin(ωt+θ)
位相のずれた電圧(イントロ)
電圧
時間
0
ベクトル記号法
電圧、電流、(抵抗ではなく)
インピーダンスを複素数位相
の合った部分
⇒実数
と90°ずれた部分 ⇒虚数
で表現する。
正弦波の電圧、電流を直流
同様(定常解)に扱う。
電気回路第1スライド9-2-3
たとえばRL直列回路では、同相の電圧
と90°進んだ電圧を加える。 このとき、
実際に(電力になる)効く電圧 と
実際には効かない電圧 がかかる。
電流
時間
0
①RL直列回路を考える。
②位相の合った電圧と合わない電圧の波形の合成。
③電圧は実際に効く電圧と効かない電圧の和。
④二つの要素からなるので複素数を用いる。
⑤実際に効く電圧を1Vと実数で、効かない方をjV。
⑥この電圧は合計1+j V。
ベクトル記号法
時間の関数
電圧
電気回路第1 第9回
時間
0
電流
ーベクトル記号法ー
e=ERm sin(ωt+θ)
+ELm cos(ωt+θ)
時間
0
i=Im sin(ωt+θ)
位相のずれた電圧(イントロ)
電圧
時間
0
電気回路第1スライド9-2-4
たとえばRL直列回路では、同相の電圧
と90°進んだ電圧を加える。 このとき、
実際に(電力になる)効く電圧 と
実際には効かない電圧 がかかる。
電流
時間
0
ベクトル記号法
電圧、電流、(抵抗ではなく)
インピーダンスを複素数位相
の合った部分
⇒実数
と90°ずれた部分 ⇒虚数
で表現する。
正弦波の電圧、電流を直流
同様(定常解)に扱う。
なので、
2つの要素からなる電圧
2つの要素
2つの要素
2つの素
複素
→複素
複素数で表現しよう。
①RL直列回路を考える。
②位相の合った電圧と合わない電圧の波形の合成。
③電圧は実際に効く電圧と効かない電圧の和。
④二つの要素からなるので複素数を用いる。
⑤実際に効く電圧を1Vと実数で、効かない方をjV。
⑥この電圧は合計1+j V。
ベクトル記号法
電気回路第1 第9回
時間
0
電流
ーベクトル記号法ー
e=ERm sin(ωt+θ)
+ELm cos(ωt+θ)
時間
0
i=Im sin(ωt+θ)
位相のずれた電圧(イントロ)
電圧
時間
電気回路第1スライド9-2-5
たとえばRL直列回路では、同相の電圧
このとき、
と90°進んだ電圧を加える。すなわち、
と
実際に(電力になる)効く電圧
こちらを実数の
←1V
←j V
がかかる。
実際には効かない電圧
こちらを虚数の
0
電流
時間
0
ベクトル記号法
電圧、電流、(抵抗ではなく)
インピーダンスを複素数位相
の合った部分
⇒実数
と90°ずれた部分 ⇒虚数
で表現する。
正弦波の電圧、電流を直流
同様(定常解)に扱う。
時間の関数
電圧
2つの要素からなる電圧
→ 複素数で表現しよう。
①RL直列回路を考える。
②位相の合った電圧と合わない電圧の波形の合成。
③電圧は実際に効く電圧と効かない電圧の和。
④二つの要素からなるので複素数を用いる。
⑤実際に効く電圧を1Vと実数で、効かない方をjV。
⑥この電圧は合計1+j V。
虚数単位を
なので、
j とします。
ベクトル記号法
時間の関数
電圧
電気回路第1 第9回
時間
0
電流
ーベクトル記号法ー
e=ERm sin(ωt+θ)
+ELm cos(ωt+θ)
時間
0
i=Im sin(ωt+θ)
位相のずれた電圧(イントロ)
電圧
時間
電気回路第1スライド9-2-6
たとえばRL直列回路では、同相の電圧
と90°進んだ電圧を加える。 このとき、
実際に(電力になる)効く電圧 と
←1V
←j V
実際には効かない電圧 がかかる。
0
電流
時間
0
ベクトル記号法
電圧、電流、(抵抗ではなく)
インピーダンスを複素数位相
の合った部分
⇒実数
と90°ずれた部分 ⇒虚数
で表現する。
正弦波の電圧、電流を直流
同様(定常解)に扱う。
虚数単位を
なので、
j とします。
2つの要素からなる電圧
たとえば、 ←1+j V
→ 複素数で表現しよう。
①RL直列回路を考える。
②位相の合った電圧と合わない電圧の波形の合成。
③電圧は実際に効く電圧と効かない電圧の和。
④二つの要素からなるので複素数を用いる。
⑤実際に効く電圧を1Vと実数で、効かない方をjV。
⑥この電圧は合計1+j V。
位相のずれた電圧(イントロ)
電圧
時間
0
たとえばRL直列回路では、同相の
電圧と90°進んだ電圧を加える。
実際に(電力になる)効く電圧
電流
実際には効かない電圧
時間
0
←1V
←j V
2つの要素からなる電圧
虚数単位を
jとします。
→ 複素数で表現しよう。
←1+j V
オイラーの公式
εjθ
虚 sinθ
軸
εjθ=cosθ+jsinθ
1
θ
0
オイラーの公式
cosθ
実軸
εは自然対数の底(2.71828182845)ですが、
この科目ではeを使わないでεとしました。
虚数の指数関数ですが、cosとsinが出てくるので
正弦波を表わすのに用います。
電気回路第1スライド9-3-1
ベクトル記号法
電圧
時間
もう1度グラフから
0
出しますね。
電流
時間
0
①電圧、電流のグラフ。
②時間の関数で表現する。
③今度は位相の合った部分と90°ずれた部分とする。
④ベクトル記号法では実部と虚部でそれを表現。
⑤正弦波の電圧、電流を定常として扱います。
? !
複素数を用いてなぜ
ベクトルなの?
なぜ、記号法で扱うか?
位相のずれた電圧(イントロ)
電圧
時間
0
たとえばRL直列回路では、同相の
電圧と90°進んだ電圧を加える。
←1V
←j V
実際に(電力になる)効く電圧
電流
実際には効かない電圧
時間
0
2つの要素からなる電圧
虚数単位を
jとします。
→ 複素数で表現しよう。
←1+j V
オイラーの公式
εjθ
虚 sinθ
軸
εjθ=cosθ+jsinθ
1
θ
0
cosθ
実軸
εは自然対数の底(2.71828182845)ですが、
この科目ではeを使わないでεとしました。
虚数の指数関数ですが、cosとsinが出てくるので
正弦波を表わすのに用います。
電気回路第1スライド9-3-2
ベクトル記号法
時間の関数
として表わすと、
時間
電圧
電流
オイラーの公式
0 e=E sin(ωt+θ)
Rm
+ELm cos(ωt+θ) などとなり
ます。
時間
0
i=Im sin(ωt+θ)
のとき、
①電圧、電流のグラフ。
②時間の関数で表現する。
③今度は位相の合った部分と90°ずれた部分とする。
④ベクトル記号法では実部と虚部でそれを表現。
⑤正弦波の電圧、電流を定常として扱います。
? !
複素数を用いてなぜ
ベクトルなの?
なぜ、記号法で扱うか?
位相のずれた電圧(イントロ)
電圧
時間
0
たとえばRL直列回路では、同相の
電圧と90°進んだ電圧を加える。
実際に(電力になる)効く電圧
電流
実際には効かない電圧
時間
0
←1V
←j V
2つの要素からなる電圧
虚数単位を
jとします。
→ 複素数で表現しよう。
←1+j V
オイラーの公式
εjθ
虚 sinθ
軸
εjθ=cosθ+jsinθ
1
θ
0
cosθ
実軸
εは自然対数の底(2.71828182845)ですが、
この科目ではeを使わないでεとしました。
虚数の指数関数ですが、cosとsinが出てくるので
正弦波を表わすのに用います。
電気回路第1スライド9-3-3
ベクトル記号法
時間の関数
電圧
時間
電流
オイラーの公式
0 e=E sin(ωt+θ)
Rm
これを、
+ELm cos(ωt+θ)
時間
0
電圧、電流、(抵抗ではな
く)インピーダンスを複素数
位相の合った部分
ここでは、
と90°ずれた部分
で表現することにしよう。
i=Im sin(ωt+θ)
①電圧、電流のグラフ。
②時間の関数で表現する。
③今度は位相の合った部分と90°ずれた部分とする。
④ベクトル記号法では実部と虚部でそれを表現。
⑤正弦波の電圧、電流を定常として扱います。
? !
複素数を用いてなぜ
ベクトルなの?
なぜ、記号法で扱うか?
位相のずれた電圧(イントロ)
電圧
時間
0
たとえばRL直列回路では、同相の
電圧と90°進んだ電圧を加える。
実際に(電力になる)効く電圧
電流
実際には効かない電圧
時間
0
←1V
←j V
2つの要素からなる電圧
虚数単位を
jとします。
→ 複素数で表現しよう。
←1+j V
ベクトル記号法
時間の関数
電圧
時間
電流
0 e=E sin(ωt+θ)
Rm
+ELm cos(ωt+θ)
時間
0
オイラーの公式
εjθ
虚 sinθ
軸
εjθ=cosθ+jsinθ
1
θ
0
オイラーの公式
cosθ
実軸
εは自然対数の底(2.71828182845)ですが、
この科目ではeを使わないでεとしました。
虚数の指数関数ですが、cosとsinが出てくるので
正弦波を表わすのに用います。
電気回路第1スライド9-3-4
これを、ベクトル記号法 と呼ぶ。
電圧、電流、(抵抗ではな
く)インピーダンスを複素数
位相の合った部分 ⇒実数
と90°ずれた部分 ⇒虚数
とします。
で表現することにしよう。
。
i=Im sin(ωt+θ)
①電圧、電流のグラフ。
②時間の関数で表現する。
③今度は位相の合った部分と90°ずれた部分とする。
④ベクトル記号法では実部と虚部でそれを表現。
⑤正弦波の電圧、電流を定常として扱います。
? !
複素数を用いてなぜ
ベクトルなの?
なぜ、記号法で扱うか?
位相のずれた電圧(イントロ)
電圧
時間
0
たとえばRL直列回路では、同相の
電圧と90°進んだ電圧を加える。
実際に(電力になる)効く電圧
電流
実際には効かない電圧
時間
0
←1V
←j V
2つの要素からなる電圧
虚数単位を
jとします。
→ 複素数で表現しよう。
←1+j V
ベクトル記号法
時間の関数
電圧
時間
電流
0 e=E sin(ωt+θ)
Rm
+ELm cos(ωt+θ)
時間
0
i=Im sin(ωt+θ)
①電圧、電流のグラフ。
②時間の関数で表現する。
③今度は位相の合った部分と90°ずれた部分とする。
④ベクトル記号法では実部と虚部でそれを表現。
⑤正弦波の電圧、電流を定常として扱います。
オイラーの公式
εjθ
虚 sinθ
軸
εjθ=cosθ+jsinθ
1
θ
0
オイラーの公式
cosθ
実軸
εは自然対数の底(2.71828182845)ですが、
この科目ではeを使わないでεとしました。
虚数の指数関数ですが、cosとsinが出てくるので
正弦波を表わすのに用います。
電気回路第1スライド9-3-5
ベクトル記号法
電圧、電流、(抵抗ではな
く)インピーダンスを複素数
位相の合った部分 ⇒実数
と90°ずれた部分 ⇒虚数
で表現する。
正弦波の電圧、電流を直
流同様(定常解)に扱う。
? !
複素数を用いてなぜ
ベクトルなの?
なぜ、記号法で扱うか?
ベクトル記号法
時間の関数
電圧
時間
0
電流
e=ERm sin(ωt+θ)
+ELm cos(ωt+θ)
時間
0
i=Im sin(ωt+θ)
ベクトル記号法
電圧、電流、(抵抗ではなく)
インピーダンスを複素数位相
の合った部分
⇒実数
と90°ずれた部分 ⇒虚数
で表現する。
正弦波の電圧、電流を直流
同様(定常解)に扱う。
複素電圧、複素電流
i = Im sin(ωt +θ)
I=Imεj(ωt+θ)
e = Em sin(ωt +θ+Φ)
E=Emεj(ωt+θ+Φ)
としていましたが、
としましょう。
I=Imεj(ωt+θ)
= Im cos(ωt+θ)
E=Emεj(ωt+θ+Φ)=
複素電流、電圧
IとEを例の虚数
の指数関数(振
動する)にします。
+ jIm sin(ωt+θ)
Em cos(ωt+θ+Φ) + jEm sin(ωt+θ+Φ)
です。
電気回路第1スライド9-4-1
オイラーの公式
導出は省略して、 オイラーの公式 は覚えて下さい。
εjθ=cosθ+jsinθ
これです。
①オイラーの公式は覚えてください。
②図ではこのとおり。
③自然対数の底にεを使う。
④この変な関数の意味は?
⑤cosとsinが出てくるので便利。
? ?
なぜこうかるのかというと
複素数の演算は
ベクトル記号法
時間の関数
電圧
時間
0
電流
e=ERm sin(ωt+θ)
+ELm cos(ωt+θ)
時間
0
i=Im sin(ωt+θ)
ベクトル記号法
電圧、電流、(抵抗ではなく)
インピーダンスを複素数位相
の合った部分
⇒実数
と90°ずれた部分 ⇒虚数
で表現する。
正弦波の電圧、電流を直流
同様(定常解)に扱う。
オイラーの公式
jθ
sinθ
ε
虚
軸 複素数の極座標
1
表示をご存知で
したら、 θ
0
複素電圧、複素電流
i = Im sin(ωt +θ)
I=Imεj(ωt+θ)
e = Em sin(ωt +θ+Φ)
E=Emεj(ωt+θ+Φ)
としていましたが、
としましょう。
I=Imεj(ωt+θ)
= Im cos(ωt+θ)
E=Emεj(ωt+θ+Φ)=
複素電流、電圧
IとEを例の虚数
の指数関数(振
動する)にします。
+ jIm sin(ωt+θ)
Em cos(ωt+θ+Φ) + jEm sin(ωt+θ+Φ)
電気回路第1スライド9-4-2
オイラーの公式
εjθ=cosθ+jsinθ
cosθ
実軸
①オイラーの公式は覚えてください。
②図ではこのとおり。
③自然対数の底にεを使う。
④この変な関数の意味は?
⑤cosとsinが出てくるので便利。
です。
? ?
なぜこうかるのかというと
複素数の演算は
ベクトル記号法
時間の関数
電圧
時間
0
電流
e=ERm sin(ωt+θ)
+ELm cos(ωt+θ)
時間
0
i=Im sin(ωt+θ)
ベクトル記号法
電圧、電流、(抵抗ではなく)
インピーダンスを複素数位相
の合った部分
⇒実数
と90°ずれた部分 ⇒虚数
で表現する。
正弦波の電圧、電流を直流
同様(定常解)に扱う。
オイラーの公式
jθ
sinθ
ε
虚
軸
0
i = Im sin(ωt +θ)
I=Imεj(ωt+θ)
e = Em sin(ωt +θ+Φ)
E=Emεj(ωt+θ+Φ)
としていましたが、
としましょう。
I=Imεj(ωt+θ)
= Im cos(ωt+θ)
E=Emεj(ωt+θ+Φ)=
複素電流、電圧
IとEを例の虚数
の指数関数(振
動する)にします。
+ jIm sin(ωt+θ)
Em cos(ωt+θ+Φ) + jEm sin(ωt+θ+Φ)
です。
電気回路第1スライド9-4-3
オイラーの公式
εjθ=cosθ+jsinθ
1
θ
複素電圧、複素電流
なお、εは自然対数の底(2.71828182845)ですが、
この科目ではeを使わないでεとしました。
cosθ
また、この変な関数の性質は、…
実軸
①オイラーの公式は覚えてください。
②図ではこのとおり。
③自然対数の底にεを使う。
④この変な関数の意味は?
⑤cosとsinが出てくるので便利。
? ?
なぜこうかるのかというと
複素数の演算は
ベクトル記号法
時間の関数
電圧
時間
0
電流
e=ERm sin(ωt+θ)
+ELm cos(ωt+θ)
時間
0
i=Im sin(ωt+θ)
ベクトル記号法
電圧、電流、(抵抗ではなく)
インピーダンスを複素数位相
の合った部分
⇒実数
と90°ずれた部分 ⇒虚数
で表現する。
正弦波の電圧、電流を直流
同様(定常解)に扱う。
オイラーの公式
jθ
sinθ
ε
虚
軸
0
i = Im sin(ωt +θ)
I=Imεj(ωt+θ)
e = Em sin(ωt +θ+Φ)
E=Emεj(ωt+θ+Φ)
としていましたが、
としましょう。
I=Imεj(ωt+θ)
= Im cos(ωt+θ)
E=Emεj(ωt+θ+Φ)=
複素電流、電圧
IとEを例の虚数
の指数関数(振
動する)にします。
+ jIm sin(ωt+θ)
Em cos(ωt+θ+Φ) + jEm sin(ωt+θ+Φ)
です。
電気回路第1スライド9-4-4
オイラーの公式
εjθ=cosθ+jsinθ
1
θ
複素電圧、複素電流
cosθ
実軸
①オイラーの公式は覚えてください。
②図ではこのとおり。
③自然対数の底にεを使う。
④この変な関数の意味は?
⑤cosとsinが出てくるので便利。
εは自然対数の底(2.71828182845)ですが、
この科目ではeを使わないでεとしました。
また、この変な関数の性質は、…
虚数の累乗はちゃんとは掛けていないので、
で、どんな意味があるかというと、
、絶対値ですが。
大きくはならないと思います。
実は振動的になるんですね。
。そこで、
? ?
なぜこうかるのかというと
複素数の演算は
ベクトル記号法
時間の関数
電圧
時間
0
電流
e=ERm sin(ωt+θ)
+ELm cos(ωt+θ)
時間
0
i=Im sin(ωt+θ)
ベクトル記号法
電圧、電流、(抵抗ではなく)
インピーダンスを複素数位相
の合った部分
⇒実数
と90°ずれた部分 ⇒虚数
で表現する。
正弦波の電圧、電流を直流
同様(定常解)に扱う。
オイラーの公式
jθ
sinθ
ε
虚
軸
0
i = Im sin(ωt +θ)
I=Imεj(ωt+θ)
e = Em sin(ωt +θ+Φ)
E=Emεj(ωt+θ+Φ)
としていましたが、
としましょう。
I=Imεj(ωt+θ)
= Im cos(ωt+θ)
E=Emεj(ωt+θ+Φ)=
複素電流、電圧
IとEを例の虚数
の指数関数(振
動する)にします。
+ jIm sin(ωt+θ)
Em cos(ωt+θ+Φ) + jEm sin(ωt+θ+Φ)
です。
電気回路第1スライド9-4-5
オイラーの公式
εjθ=cosθ+jsinθ
1
θ
複素電圧、複素電流
cosθ
実軸
①オイラーの公式は覚えてください。
②図ではこのとおり。
③自然対数の底にεを使う。
④この変な関数の意味は?
⑤cosとsinが出てくるので便利。
εは自然対数の底(2.71828182845)ですが、
この科目ではeを使わないでεとしました。
虚数の指数関数ですが、cosとsinが出てくる
また、この変な関数の性質は、…
で、どんな意味があるかというと、
ので正弦波を表わすのに用います。
実は振動的になるんですね。
。そこで、
? ?
なぜこうかるのかというと
複素数の演算は
オイラーの公式
εjθ
虚 sinθ
軸
εjθ=cosθ+jsinθ
1
θ
0
オイラーの公式
cosθ
実軸
εは自然対数の底(2.71828182845)ですが、
この科目ではeを使わないでεとしました。
虚数の指数関数ですが、cosとsinが出てくるので
正弦波を表わすのに用います。
簡略化ー交流100Vと呼んでー
I=Imεj(ωt+θ)
I = │I│εjθ
E=Emεj(ωt+θ+Φ)
E = │E│ εj(θ +Φ)
ここでεjωtだけ省きます。(位相差のεj(θ +Φ)などはもちろん残します。)
時刻tの関数ではなくなります。記号法というのはこのためです。
さらに、振幅Imとかの代わりにルート2分の1倍の実効値を使用する。
通常の商用電源も実効値で交流100Vで良いです。
電気回路第1スライド9-5-1
複素電圧、複素電流
とりあえず、天下りに電圧と電流を決めます。
①天下りに関数を設定。
②εのjωt乗とする。
③(虚数の)指数関数。
④展開するとsinとcos。
?
複素電圧の意味について
オイラーの公式
εjθ
虚 sinθ
軸
εjθ=cosθ+jsinθ
1
θ
0
簡略化ー交流100Vと呼んでー
オイラーの公式
cosθ
実軸
I=Imεj(ωt+θ)
I = │I│εjθ
E=Emεj(ωt+θ+Φ)
E = │E│ εj(θ +Φ)
ここでεjωtだけ省きます。(位相差のεj(θ +Φ)などはもちろん残します。)
εは自然対数の底(2.71828182845)ですが、
この科目ではeを使わないでεとしました。
虚数の指数関数ですが、cosとsinが出てくるので
正弦波を表わすのに用います。
時刻tの関数ではなくなります。記号法というのはこのためです。
さらに、振幅Imとかの代わりにルート2分の1倍の実効値を使用する。
通常の商用電源も実効値で交流100Vで良いです。
電気回路第1スライド9-5-2
複素電圧、複素電流
i = Im sin(ωt +θ)
これを、
e = Em sin(ωt +θ+Φ)
としていましたが、
①天下りに関数を設定。
②εのjωt乗とする。
③(虚数の)指数関数。
④展開するとsinとcos。
I=Imεj(ωt+θ)
E=Emεj(ωt+θ+Φ)
としましょう。
?
複素電圧の意味について
オイラーの公式
εjθ
虚 sinθ
軸
εjθ=cosθ+jsinθ
1
θ
0
簡略化ー交流100Vと呼んでー
オイラーの公式
cosθ
実軸
I=Imεj(ωt+θ)
I = │I│εjθ
E=Emεj(ωt+θ+Φ)
E = │E│ εj(θ +Φ)
ここでεjωtだけ省きます。(位相差のεj(θ +Φ)などはもちろん残します。)
εは自然対数の底(2.71828182845)ですが、
この科目ではeを使わないでεとしました。
虚数の指数関数ですが、cosとsinが出てくるので
正弦波を表わすのに用います。
時刻tの関数ではなくなります。記号法というのはこのためです。
さらに、振幅Imとかの代わりにルート2分の1倍の実効値を使用する。
通常の商用電源も実効値で交流100Vで良いです。
電気回路第1スライド9-5-3
複素電圧、複素電流
i = Im sin(ωt +θ)
I=Imεj(ωt+θ)
e = Em sin(ωt +θ+Φ)
E=Emεj(ωt+θ+Φ)
としていましたが、
としましょう。
①天下りに関数を設定。
②εのjωt乗とする。
③(虚数の)指数関数。
④展開するとsinとcos。
指数関数
?
複素電流、電圧
IとEを例の虚数
の指数関数(振
動する)にします。
複素電圧の意味について
オイラーの公式
εjθ
虚 sinθ
軸
εjθ=cosθ+jsinθ
1
θ
0
簡略化ー交流100Vと呼んでー
オイラーの公式
cosθ
実軸
I=Imεj(ωt+θ)
I = │I│εjθ
E=Emεj(ωt+θ+Φ)
E = │E│ εj(θ +Φ)
ここでεjωtだけ省きます。(位相差のεj(θ +Φ)などはもちろん残します。)
εは自然対数の底(2.71828182845)ですが、
この科目ではeを使わないでεとしました。
虚数の指数関数ですが、cosとsinが出てくるので
正弦波を表わすのに用います。
時刻tの関数ではなくなります。記号法というのはこのためです。
さらに、振幅Imとかの代わりにルート2分の1倍の実効値を使用する。
通常の商用電源も実効値で交流100Vで良いです。
電気回路第1スライド9-5-4
複素電圧、複素電流
i = Im sin(ωt +θ)
I=Imεj(ωt+θ)
e = Em sin(ωt +θ+Φ)
E=Emεj(ωt+θ+Φ)
としていましたが、
としましょう。
複素電流、電圧
IとEを例の虚数
の指数関数(振
動する)にします。
I=Imεj(ωt+θ)
= Im cos(ωt+θ)
+ jIm sin(ωt+θ)
もちろん、
E=Emεj(ωt+θ+Φ)= Em cos(ωt+θ+Φ) + jEm sin(ωt+θ+Φ)
①天下りに関数を設定。
②εのjωt乗とする。
③(虚数の)指数関数。
④展開するとsinとcos。
?
複素電圧の意味について
です。
指数関数を微積分して
複素電圧、複素電流
i = Im sin(ωt +θ)
I=Imεj(ωt+θ)
e = Em sin(ωt +θ+Φ)
E=Emεj(ωt+θ+Φ)
としていましたが、
としましょう。
I=Imεj(ωt+θ)
= Im cos(ωt+θ)
複素電流、電圧
IとEを例の虚数
の指数関数(振
動する)にします。
+ jIm sin(ωt+θ)
E=Emεj(ωt+θ+Φ)= Em cos(ωt+θ+Φ) + jEm sin(ωt+θ+Φ)
I=Imεj(ωt+θ)
E=Emεj(ωt+θ+Φ)
dt
= jωE 、
dI
dt
= jωI
di
dt
edt = Li
i=C
de
dt
idt = Ce
∫
∫
E
および∫ Edt =
、 Idt =
jω ∫
は指数ですから微積分はjωを
掛けるか割るかで電圧も同様に、
dE
です。
e=L
I
です。
jω
電気回路第1スライド9-6-1
簡略化ー交流100Vと呼んでー
I=II=I
ε mI=I
εmI=I
ε mε mε
まず、先ほどの、複素電圧、
mε I=I
mε I=I
mε I=I
mεI=I
mεI=I
mεI=I
mI=I
j(ωt+θ+Φ)
j(ωt+θ+Φ)
j(ωt+θ+Φ)
j(ωt+θ+Φ)
j(ωt+θ+Φ)
j(ωt+θ+Φ)
複素電流を持ってきましょう。
E=E
E=E
εE=E
εE=E
εE=E
E=E
εj(ωt+θ+Φ)
E=E
εj(ωt+θ+Φ)
E=E
εE=E
εE=E
εE=E
εj(ωt+θ+Φ)
εj(ωt+θ+Φ)
εj(ωt+θ+Φ)
j(ωt+θ)
j(ωt+θ)
j(ωt+θ)
j(ωt+θ)
j(ωt+θ)
j(ωt+θ)
j(ωt+θ)
j(ωt+θ)
j(ωt+θ)
j(ωt+θ)
j(ωt+θ)
m
m
m
m
m
①εのjωt乗を簡略化する。
②εjωtの部分だけ分けて書く。
③全部に出てくる、εjωtは省くことにする。
④大きさの部分は実効値を用いる。
m m m m m m
!
一応わかったら、数値を
入れてみましょう。
指数関数を微積分して
複素電圧、複素電流
i = Im sin(ωt +θ)
I=Imεj(ωt+θ)
e = Em sin(ωt +θ+Φ)
E=Emεj(ωt+θ+Φ)
としていましたが、
としましょう。
I=Imεj(ωt+θ)
= Im cos(ωt+θ)
複素電流、電圧
IとEを例の虚数
の指数関数(振
動する)にします。
+ jIm sin(ωt+θ)
E=Emεj(ωt+θ+Φ)= Em cos(ωt+θ+Φ) + jEm sin(ωt+θ+Φ)
I=Imεj(ωt+θ)
E=Emεj(ωt+θ+Φ)
dt
= jωE 、
dI
dt
= jωI
di
dt
edt = Li
i=C
de
dt
idt = Ce
∫
∫
E
および∫ Edt =
、 Idt =
jω ∫
は指数ですから微積分はjωを
掛けるか割るかで電圧も同様に、
dE
です。
e=L
I
です。
jω
電気回路第1スライド9-6-2
簡略化ー交流100Vと呼んでー
εjωt
I=Imεj(ωt+θ)
I = │I│εjθ
E=Emεj(ωt+θ+Φ)
E = │E│ εj(θ +Φ)
これらを、
これと、
εjωt
これと、
εjωtだけ分けて書くことができますね。 もちろん、指数関数の性質を使います。
①εのjωt乗を簡略化する。
②εjωtの部分だけ分けて書く。
③全部に出てくる、εjωtは省くことにする。
④大きさの部分は実効値を用いる。
!
一応わかったら、数値を
入れてみましょう。
指数関数を微積分して
複素電圧、複素電流
i = Im sin(ωt +θ)
I=Imεj(ωt+θ)
e = Em sin(ωt +θ+Φ)
E=Emεj(ωt+θ+Φ)
としていましたが、
としましょう。
I=Imεj(ωt+θ)
= Im cos(ωt+θ)
複素電流、電圧
IとEを例の虚数
の指数関数(振
動する)にします。
+ jIm sin(ωt+θ)
E=Emεj(ωt+θ+Φ)= Em cos(ωt+θ+Φ) + jEm sin(ωt+θ+Φ)
I=Imεj(ωt+θ)
E=Emεj(ωt+θ+Φ)
dt
= jωE 、
dI
dt
= jωI
di
dt
edt = Li
i=C
de
dt
idt = Ce
∫
∫
E
および∫ Edt =
、 Idt =
jω ∫
は指数ですから微積分はjωを
掛けるか割るかで電圧も同様に、
dE
です。
e=L
I
です。
jω
電気回路第1スライド9-6-3
簡略化ー交流100Vと呼んでー
εjωt
I=Imεj(ωt+θ)
I = │I│εjθ
E=Emεj(ωt+θ+Φ)
E = │E│ εj(θ +Φ)
εjωt
jωtだけ分けて書くことができますね。 もちろん、指数関数の性質を使います。
εここでε
jωtだけ省きます。(位相差のεj(θ +Φ)などはもちろん残します。)
jωtはいつも (電流、電圧とも)くっついてきます。
こうしてみるとε時刻tの関数ではなくなります。記号法というのはこのためです。
①εのjωt乗を簡略化する。
②εjωtの部分だけ分けて書く。
③全部に出てくる、εjωtは省くことにする。
④大きさの部分は実効値を用いる。
!
一応わかったら、数値を
入れてみましょう。
指数関数を微積分して
複素電圧、複素電流
i = Im sin(ωt +θ)
I=Imεj(ωt+θ)
e = Em sin(ωt +θ+Φ)
E=Emεj(ωt+θ+Φ)
としていましたが、
としましょう。
I=Imεj(ωt+θ)
= Im cos(ωt+θ)
複素電流、電圧
IとEを例の虚数
の指数関数(振
動する)にします。
+ jIm sin(ωt+θ)
E=Emεj(ωt+θ+Φ)= Em cos(ωt+θ+Φ) + jEm sin(ωt+θ+Φ)
I=Imεj(ωt+θ)
E=Emεj(ωt+θ+Φ)
dt
= jωE 、
dI
dt
= jωI
di
dt
edt = Li
i=C
de
dt
idt = Ce
∫
∫
E
および∫ Edt =
、 Idt =
jω ∫
は指数ですから微積分はjωを
掛けるか割るかで電圧も同様に、
dE
です。
e=L
I
です。
jω
電気回路第1スライド9-6-4
簡略化ー交流100Vと呼んでー
I=Imεj(ωt+θ)
I = │I│εjθ
E=Emεj(ωt+θ+Φ)
E = │E│ εj(θ +Φ)
ここでεjωtだけ省きます。(位相差のεj(θ +Φ)などはもちろん残します。)
時刻tの関数ではなくなります。記号法というのはこのためです。
さらに、振幅Imとかの代わりにルート2分の1倍の実効値を使用する。
通常の商用電源も実効値で交流100Vで良いです。
①εのjωt乗を簡略化する。
②εjωtの部分だけ分けて書く。
③全部に出てくる、εjωtは省くことにする。
④大きさの部分は実効値を用いる。
!
一応わかったら、数値を
入れてみましょう。
簡略化ー交流100Vと呼んでー
I=Imεj(ωt+θ)
E=Emεj(ωt+θ+Φ)
I = │I│εjθ
E=
│E│ εj(θ +Φ)
ここでεjωtだけ省きます。(位相差のεj(θ +Φ)などはもちろん残します。)
時刻tの関数ではなくなります。記号法というのはこのためです。
さらに、振幅Imとかの代わりにルート2分の1倍の実効値を使用する。
通常の商用電源も実効値で交流100Vで良いです。
今日のまとめ
時間の関数でsin(ωt+θ)の電圧、
電流を、複素数で表す。
複素電圧 、複素電流
実効値を用いる。
E = │E│ εj(θ +Φ)
I = │I│εjθ
εjωtを省略する。
電気回路第1スライド9-7-1
指数関数を微積分して
tで微分や積分をしたいと思います。
I=Imεj(ωt+θ)
j(ωt+θ+Φ)
そこで、ε
もある式を持ってきます。
E=Ejωt
mε
とすると大変メリットがあります。
①εの指数が何の役に立つのか述べる。
②RLCなどの回路では微分、積分の関係が重要。
③指数の微分積分は単にjωをかけるか割るか。
④電流の微分、積分を実行。
⑤電圧の場合も同様。
電流や電圧の微分積分
微分 ⇒ jω倍
1
積分 ⇒ jω 倍
ベクトル記号法
?
時刻 t で微分することに
ついて
簡略化ー交流100Vと呼んでー
I=Imεj(ωt+θ)
E=Emεj(ωt+θ+Φ)
今日のまとめ
I = │I│εjθ
E=
│E│ εj(θ +Φ)
ここでεjωtだけ省きます。(位相差のεj(θ +Φ)などはもちろん残します。)
時刻tの関数ではなくなります。記号法というのはこのためです。
さらに、振幅Imとかの代わりにルート2分の1倍の実効値を使用する。
通常の商用電源も実効値で交流100Vで良いです。
電流や電圧の微分積分
微分 ⇒ jω倍
1
積分 ⇒ jω 倍
ベクトル記号法
時間の関数でsin(ωt+θ)の電圧、
電流を、複素数で表す。
複素電圧 、複素電流
実効値を用いる。
E = │E│ εj(θ +Φ)
I = │I│εjθ
εjωtを省略する。
電気回路第1スライド9-7-2
指数関数を微積分して
I=Imεj(ωt+θ)
RL回路、RLC回路などで
懸案だったのは、
E=Emεj(ωt+θ+Φ)
di
dt
edt = Li
e=L
∫
de
i=C
dt
idt = Ce
∫
といった微積分する関係でした。
①εの指数が何の役に立つのか述べる。
②RLCなどの回路では微分、積分の関係が重要。
③指数の微分積分は単にjωをかけるか割るか。
④電流の微分、積分を実行。
⑤電圧の場合も同様。
?
時刻 t で微分することに
ついて
簡略化ー交流100Vと呼んでー
I=Imεj(ωt+θ)
E=Emεj(ωt+θ+Φ)
今日のまとめ
I = │I│εjθ
E=
│E│ εj(θ +Φ)
ここでεjωtだけ省きます。(位相差のεj(θ +Φ)などはもちろん残します。)
時刻tの関数ではなくなります。記号法というのはこのためです。
さらに、振幅Imとかの代わりにルート2分の1倍の実効値を使用する。
通常の商用電源も実効値で交流100Vで良いです。
電流や電圧の微分積分
微分 ⇒ jω倍
1
積分 ⇒ jω 倍
ベクトル記号法
時間の関数でsin(ωt+θ)の電圧、
電流を、複素数で表す。
複素電圧 、複素電流
実効値を用いる。
E = │E│ εj(θ +Φ)
I = │I│εjθ
εjωtを省略する。
電気回路第1スライド9-7-3
指数関数を微積分して
I=Imεj(ωt+θ)
これらの式は、
E=Emεj(ωt+θ+Φ)
は指数ですから微積分はjωを
掛けるか割るかでよい。
①εの指数が何の役に立つのか述べる。
②RLCなどの回路では微分、積分の関係が重要。
③指数の微分積分は単にjωをかけるか割るか。
④電流の微分、積分を実行。
⑤電圧の場合も同様。
di
de
i=C
dt
dt
微積分に対して、
edt = Li
idt = Ce
e=L
∫
∫
?
時刻 t で微分することに
ついて
簡略化ー交流100Vと呼んでー
I=Imεj(ωt+θ)
E=Emεj(ωt+θ+Φ)
今日のまとめ
I = │I│εjθ
E=
電流や電圧の微分積分
微分 ⇒ jω倍
1
積分 ⇒ jω 倍
ベクトル記号法
時間の関数でsin(ωt+θ)の電圧、
電流を、複素数で表す。
│E│ εj(θ +Φ)
ここでεjωtだけ省きます。(位相差のεj(θ +Φ)などはもちろん残します。)
複素電圧 、複素電流
実効値を用いる。
E = │E│ εj(θ +Φ)
I = │I│εjθ
εjωtを省略する。
時刻tの関数ではなくなります。記号法というのはこのためです。
さらに、振幅Imとかの代わりにルート2分の1倍の実効値を使用する。
通常の商用電源も実効値で交流100Vで良いです。
電気回路第1スライド9-7-4
指数関数を微積分して
I=Imεj(ωt+θ)
E=Emεj(ωt+θ+Φ)
∫
は指数ですから微積分はjωを
掛けるか割るかでよい。 すなわち、
dI
= Im ×jωεj(ωt+θ)
dt
di
dt
edt = Li
e=L
= jωI
①εの指数が何の役に立つのか述べる。
②RLCなどの回路では微分、積分の関係が重要。
③指数の微分積分は単にjωをかけるか割るか。
④電流の微分、積分を実行。
⑤電圧の場合も同様。
∫
Idt = Im
de
i=C
dt
idt = Ce
∫
εj(ωt+θ)
?
時刻 t で微分することに
ついて
jω
I
=
jω
簡略化ー交流100Vと呼んでー
I=Imεj(ωt+θ)
E=Emεj(ωt+θ+Φ)
今日のまとめ
I = │I│εjθ
E=
電流や電圧の微分積分
微分 ⇒ jω倍
1
積分 ⇒ jω 倍
ベクトル記号法
時間の関数でsin(ωt+θ)の電圧、
電流を、複素数で表す。
│E│ εj(θ +Φ)
ここでεjωtだけ省きます。(位相差のεj(θ +Φ)などはもちろん残します。)
複素電圧 、複素電流
実効値を用いる。
E = │E│ εj(θ +Φ)
I = │I│εjθ
εjωtを省略する。
時刻tの関数ではなくなります。記号法というのはこのためです。
さらに、振幅Imとかの代わりにルート2分の1倍の実効値を使用する。
通常の商用電源も実効値で交流100Vで良いです。
電気回路第1スライド9-7-5
指数関数を微積分して
I=Imεj(ωt+θ)
E=Emεj(ωt+θ+Φ)
di
dt
edt = Li
de
i=C
dt
idt = Ce
e=L
∫
は指数ですから微積分はjωを
掛けるか割るかで、
、電圧も同様に、
∫
+θ)
j(ωt+θ+Φ)
Eεj(ωt
II E
dE
dI
ε
dI
j(ωt+θ+Φ)
) jωI==jωI
Idt
Edt==ImEm 、 Idt == = です。
==EIjωE
jωE
および
×jω、εj(ωt+θ=
m×jωε
m
jω jω jω jωjωjω
dt
dt
∫
∫∫
①εの指数が何の役に立つのか述べる。
②RLCなどの回路では微分、積分の関係が重要。
③指数の微分積分は単にjωをかけるか割るか。
④電流の微分、積分を実行。
⑤電圧の場合も同様。
?
時刻 t で微分することに
ついて
指数関数を微積分して
I=Imεj(ωt+θ)
E=Emεj(ωt+θ+Φ)
e=L
dt
= jωE 、
dI
dt
= jωI
dt
edt = Li
i=C
de
dt
idt = Ce
∫
∫
E
および∫ Edt =
、 Idt =
jω ∫
は指数ですから微積分はjωを
掛けるか割るかで電圧も同様に、
dE
di
スライドの終了
I
です。
jω
電気回路第1スライド9-8-1
今日のまとめ
ベクトル記号法 では、
時間の関数でsin(ωt+θ)の電
圧、電流を、複素数で表す。
①時間の関数、sin(ωt+θ)をεのj(ωt+θ)乗とする。
②複素電圧(電流)では実効値を用いεjωtを省く。
③微分はjωを掛け、積分ではjωで割る。
? !
最初のスライドに戻る。
次回までの演習問題です。
(余り問題らしくありませ
んが…。)
指数関数を微積分して
I=Imεj(ωt+θ)
E=Emεj(ωt+θ+Φ)
e=L
dt
= jωE 、
dI
dt
= jωI
dt
edt = Li
i=C
de
dt
idt = Ce
∫
∫
E
および∫ Edt =
、 Idt =
jω ∫
は指数ですから微積分はjωを
掛けるか割るかで電圧も同様に、
dE
di
スライドの終了
I
です。
jω
電気回路第1スライド9-8-2
今日のまとめ
ベクトル記号法
時間の関数でsin(ωt+θ)の電
圧、電流を、複素数で表す。
まず、複素電圧 、複素電流 は、
のポイントは、
実効値を用いる。
E = │E│ εj(θ +Φ)
や
I = │I│εjθ
などで、
εjωtを省略する。
①時間の関数、sin(ωt+θ)をεのj(ωt+θ)乗とする。
②複素電圧(電流)では実効値を用いεjωtを省く。
③微分はjωを掛け、積分ではjωで割る。
? !
最初のスライドに戻る。
次回までの演習問題です。
(余り問題らしくありませ
んが…。)
指数関数を微積分して
I=Imεj(ωt+θ)
E=Emεj(ωt+θ+Φ)
e=L
dt
= jωE 、
dI
dt
= jωI
dt
edt = Li
i=C
de
dt
idt = Ce
∫
∫
E
および∫ Edt =
、 Idt =
jω ∫
は指数ですから微積分はjωを
掛けるか割るかで電圧も同様に、
dE
di
スライドの終了
I
です。
jω
電気回路第1スライド9-8-3
今日のまとめ
ベクトル記号法
時間の関数でsin(ωt+θ)の電
圧、電流を、複素数で表す。
複素電圧 、複素電流
E = │E│ εj(θ +Φ)
I = │I│εjθ
電流や電圧の微分積分 は、
微分 は、
⇒ jω倍
すると、
1
⇒ jω
倍
積分 は
したり、
します。
と簡単に表現されます。
実効値を用いる。
εjωtを省略する。
①時間の関数、sin(ωt+θ)をεのj(ωt+θ)乗とする。
②複素電圧(電流)では実効値を用いεjωtを省く。
③微分はjωを掛け、積分ではjωで割る。
? !
最初のスライドに戻る。
次回までの演習問題です。
(余り問題らしくありませ
んが…。)
電気回路第1スライド付録
補足1:複素数を用いてベクトル記号法
ここでは、電圧、電流、(次回やります)インピーダンスを複素数で表現する手法を学習します。これをベク
トル記号法と称しております。
記号法なのは、刻一刻と変化する電圧などを、位相の合っている実数、位相のずれている虚数とします
と、時間 t の関数としてちゃんと扱わなくても、1、j といった記号で表現できるといったものです。
一方、ベクトルなのは、複素数の極座標表示を理解いただければ簡単です。複素数は、本来二つの要素
(1 と j です。)を考え、これらがいくらあるかと記述するものです。それらを、x軸方向、(1, 0)の単位ベクト
ルと、y軸方向、(0, 1)の単位ベクトルと考えると複素数Zはx、y座標でのベクトルになりますね。もともと、
電圧は実数、ただし時間の関数というものだったのを、複素数時間によらないとしてしまったわけです。
さらに、初期位相のみが残って、εjθ となってしまうと、これは最初から、実部、虚部を持つ値となって、上
の単純な説明とは少し異なります。よりわかりやすいのは複素電圧の大きさは、実効値、位相差はθと表
現していると思っていただくと良いかと思います。これを、初期位相ゼロの正弦波と比較して位相が合っ
ている部分が実数部分です。このあと電力を計算する際には、さらに注意を払って、電圧と電流の位相
差がないときに実効値の積と計算できるようにします。
!!
わかったら(でなくっても)
ここをクリックしてもとの
スライドに帰りましょう。
電気回路第1スライド付録
補足2:虚数の指数関数
わけわからん、虚数の指数関数は何者か考えます。εj0はもちろん何もかけませんから、
εj0 = ε0 =1
①
です。また、指数関数の本性としてかける関数ですから
ε(x+y) = εx ×εy
②
です。これらを虚数にして、
εj(x+y) = εjx ×εjy
③
ですね。また、(少しごまかして)虚数回かけるっていうのは、ちゃんとは掛けていませんので、どんどん掛
けていっても大きく(小さく)なっては困りますから、絶対値は1ということで、
│εjx │= 1
④
また、常にただの±1ではつまらないし、結果に虚数が入って複素数になるのはいいんじゃないかと考え
ますと、あるθがあって、
εjx = cosθ+ jsinθ
⑤
と書けるはずです。あとは、このθが x でどうなるかですが、安直にそのまま x をθにしてしまうと、
εjθ = cosθ+ jsinθ
⑥
となります。これは、候補の1つに過ぎないようにも思えますが、③式を満たすか調べると、
εj(α+β)
= cos (α+β) + j sin (α+β)
= cosαcosβ-sinαsinβ+ j( cosαsinβ + sinαcosβ)
= cosαcosβ+j2 sinαsinβ+ jcosαsinβ + jsinαcosβ
= cosα×cosβ+ jsinα× jsinβ+ cosα× jsinβ + jsinα×cosβ
= cosα×(cosβ+ jsinβ) + jsinα×( jsinβ+cosβ)
= (cosα + jsinα)×( jsinβ+cosβ)
= εjα ×εjβ
⑦
わかったら(でなくっても)
と満たしてくれる理想的な式なのです。もちろん3角関数の加法定理を用いて
ここをクリックしてもとの
います。したがって⑥式のオイラーの公式が得られました。j2を持ち出してきた
スライドに帰りましょう。
のは結果のsinには jがかかっていることを知っているからできた変形ですね。
!!
電気回路第1スライド付録
補足3:複素電圧の意味について
複素電圧を天下りに、
│E│εjθ=│E│cosθ+ j│E│cosθ
①
と定義しました。これは、初めから、虚数部分 j│E│cosθをもっているように見えます。
これは、2つの見方をしてください。
(1)初期位相ゼロの(例えば)電流があったとすると、
│I│εj×0=│I│
②
とくらべると位相の合った部分が│E│cosθ、位相の90°進んだ部分が、 j│E│cosθです。
(2)電圧、電流が、それぞれ、
│E│εj(θ+φ)=│E│cos(θ+φ) + j│E│cos(θ+φ) 、
│I│εjθ=│I│cosθ+ j│I│cosθ
のとき、指数関数の性質から、電圧の方を変形して、
│E│εj(θ+φ)=│E│εjθ×εjφ
=(電流と同じ位相のもの)×位相差εjφ
=電流│I│εjθ×定数×位相差εjφ
と表現され、位相差の部分がきれいに出せます。この⑥のような表現
(これから述べる、複素数のインピーダンス)を導くため、│E│εjθと
いった表現を用いることとしました。
③
④
⑤
⑥
!!
わかったら(でなくっても)
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電気回路第1スライド付録
補足4:関数と定数
さんざん出てくるのが、時刻tで微分すると、とか時刻tで積分するととかの表現です。
ax + bt
というものがありますと、xで微分するとa、tで微分するとbと言った具合になります。tが出てこないところは、無視
して、tの関与するところだけちゃんと微分するとOKです。以上は微分積分学か解析学でちゃんと学習しますが、
使えるようになってくださいね。
さて、この章では、
aεbt+c
をtで微分すると、最初の a はそのままでOK。εxの微分がそのままεxであったことと、x の代わりに関数が入ると、
εf(x) の微分は f’(x)εf(x) となることを利用すると、abεbt+c となります。でも、このあとのが大切で、
I = │I│εjωt+jθ
を t で微分すると、
dI/dt = jω│I│εjωt+jθ
だけでは、時間 t の露なままです。これを、
dI/dt = jωI
とすると、話は大分変わってきて、この式には t は出てきません。でも、I は時間に依存しないのでしょうか。そん
なことはありませんね、I も dI/dt もともに時間の関数です。ただ両者の関係は j なる変な数字(の亜流)が入っ
てはいるものの、単なる比例関係で、両者の関係は時刻によって関係ありません。そこで、これからは、t の関
数を忘れて、比例関係で議論しましょうということにしました。jωt を書かなくなった
のは、こういう意味です。もちろん、j は位相が90°進むという意味ですから、常に
位相差は一定ですよといういみで、瞬時の電圧電流じゃないよと理解してください。
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電気回路第1スライド付録
発展1:記号法のメリット
交流電圧
e =√2 sin(ωt + θ)
①
を1 [V] の交流と述べた段階で、既に時間や位相の情報を無視して、交流1 [V] という記
号で表したようなものです。こうすると、この電圧の効果を直流のアナロジーで解析できる
というメリットがありますね。
もちろん抵抗だけをつないで回路をつくることは余りないので、インダクタンスやキャパシ
タンスの効果もちゃんと取り込みたいと考えますね。こうして生まれたのが、複素電圧Eな
どで、電圧は測定可能な物理量ですから、複素数ではありません。(注:量子力学で、測定
可能な物理量は何がしかの実数になるとあります。)でも、位相差の部分を物理的にはイ
ンチキでも、位相差の有無を適切に表現できる便利な記号として、
E = εjθ
②
と表現します。
さらに、ここでは扱わないことにした、過渡応答(入力や系に変化のあった瞬間の応答を
解析)を調べる場合には別な記号法で、ラプラス変換法というものを用います。時刻tの関
1
数を新しい変数sの関数(ほぼ1を1/s、ε-at を ――― などと変形します)としています。
s+a
ポイントは時刻tの関数を使わずに、時刻によって変化する量を表現
していることです。ここでも指数関数を使っている点にも注目ください。
!!
ここをクリックしてもとの
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電気回路第1スライド付録
発展2:jω…に数値を入れて…
インダクタンスにかかる電圧はjωLIです。とか、キャパシタンスだと1/jωC×Iです。などとあ
りましたが、値でみると前章の計算とおんなじ値になります。(どちらも同じ物理量を表現し
ているので当然ですが。)一応値をいれておきましょう。
1)100V 60Hz(120πrad/s)の交流で、一応初期位相θを30°(ではなくπ/6)にしておきましょ
う。この(i)複素電圧と、(ii) 1 kΩの抵抗1個に100 Vかけた場合、(iii) 1 mHのインダクタン
ス1個に100Vかけた場合、(iv) 1μFのキャパシタンス1個に100Vかけた場合それぞれに流
れる電流の複素表示を示しましょう。
(i) 141Vではありません。E = 100εjπ/6 [V]となります。
(ii) 抵抗だと電流はE/Rで良いですから、I=E/103=0.1εjπ/6 [A]
(iii) インダクタンスだとE=LdI/dtですから、
I=(1/L)∫Edt=E/jωL=(100εjπ/6)/(j× 120π×10-3)=-j(104/12π)εjπ/6 [A]
あと-j倍すると位相がπ/2だけ遅れると知って、(104/12π)ε―πj/3 [A]となります。かなり大き
い値ですね。電源回路などでコイルの設計を誤ると焦げたり、ショートしたりいろいろしれ
かしてくれますのでご注意ください。
(iv) キャパシタンスだと微分はjωをかけることを用いて、
I=CdE/dt=jωCE=j×120π×10-6×100εjπ/6
=1.2×10-2πjεjπ/6=1.2×10-2πjε2πj/3 [A]となります。
ここをクリックしてもとの
0.1アンペアちょっとでしょうか。
!!
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電気回路第1スライド付録
発展3:次回までの演習問題
[1] 交流100 [V](実効値)を複素表示してください。初期位相はθとしましょう。
[2] εj(ωt+π/6)を t で微分するといくらですか
[3] 100εj(ωt-π/12)を t で積分するといくらですか
[4] I =10εj(ωt+θ)のとき、L
[5] j +
[6] jω +
1
j
di
を I であらわしなさい。(t を消去すること。)
dt
を計算しなさい。
1
=0 となるωを求めなさい。
jω
!!
ここをクリックしてもとの
スライドに帰りましょう。
電気回路第1補助資料(複素数の演算)
電気回路第1補助資料
複素数の演算
これまでに複素数の加減乗除と共役複素
数について理解していれば不要です。
!!
ここをクリックすると以降
のスライドを見ずに元の
テキストにもどれます。
電気回路第1補助資料(複素数の演算)
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複素数の概念
•そこで、次の数を考えます。
虚数(想像した数)
j2=-1
(iは用いない。)
電気のみのグラウンドルールです。
iは電流のためにとっておく。
•一般的にすべての2次方程式を
複素数
解けたことにしようと思うと、
z=a+bj
aとbはもちろん実数で、虚数が
混ざっている数が複素数です。
(z- 1) 2+1=0の解
を考えよう。
まず、左辺のグラフを描くと
(z- 1) 2+1
2
1
0にはならない。
z
0
1
すると上の方程式は(z-1)の二乗が
ー1だから、z-1がjとなれば良い。
そこで、z=1+jとなります。
電気回路第1補助資料(複素数の演算)
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極座標表示
次に、Zをもう少し別の
表現で表します。
虚
軸 b
Z
r
θ
0
a
実軸
Z=a+bj
のaも
bも実数ですから、
=rcosθ+jrsinθ
ベクトル(状のもの)Zは
すこし整理して、
さらにまとめて、
Zは二つの実数を組み
水平方向にa垂直方向
横縦の座標軸はそれぞれ
合わせたものです。
にbのだけ行った物。
実数の大きさと、虚数(に
Zの長さをrとすると、aと
かかる実数)の大きさを表
aとbもを対等に横軸a 、
bが垂直ですから、rは、
わします。それぞれ、実軸、
縦軸bの座標軸の中で
2 + b2 となります。
r2 = aZを記述しましょう。
虚軸と呼びます。
さきほどのaや
bはZの実数
すると、aやbは三角関
部と虚数部で、記号では、
数を用いて、
a =rcosθ =Re(Z)
となる。
となります。
b =rsinθ =Im(Z)
複素数の演算
電気回路第1補助資料(複素数の演算)
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加減 (a1+b1j)±(a2+b2j)=(a1 ± a2 ) + (b1 ± b2) j
実部、虚部毎に加減
積 (a1+b1j)×(a2+b2j)= (a1a2ーb1b2) +(a1b2 +b1a2) j
jを記号と思ってかける、j2=-1
商 (a1+b1j) (a1+b1j)×(a2ーb2j) (a1a2+b1b2) +(-a1b2 +b1a2) j
=
=
(a2+b2j) (a2+b2j)×(a2ーb2j)
(a22+b22)
共役複素数(次のスライド)を
分子、分母にかける。
!!
ここをクリックしてもとの
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電気回路第1補助資料(複素数の演算)
共役複素数
虚
軸 b r
Z=a+bj
θ
0
ーθ
ーb r
a
• 共役複素数は、虚部だけマ
イナス1倍したもの
-
Z=a-bj
ー
ZZ=(a+bj)(aーbj)
=a2ー abj+bja ー (bj)2
2+b2 =r2
ー
=a
Z=aー bj
実軸
!!
ここをクリックしてもとの
スライドに帰りましょう。