学ぶ・働く ノートについて 第4回 2014/4/21 担当:内藤 1、はじめに • ノートとは何か? • ノートを取る必要性 • ノートの取り方: (i)唯一の正しい方法があるわけではない (ii)授業の形式にも依存する 2、大学における授業の種類と形式 (1)授業の種類 (i)講義: 教員が話すことによって行われる (ii)演習: 輪読、グループワーク、報告発表、問題演 習など学生の作業が要求される *講義であっても、演習形式を一部採用した り、演習でも講義の部分があることもある (2)講義の進め方とノート • ノートをどのように取るかは講義の方法と も関係している 講義の進め方 (i)教員が話すことが中心、板書はほとんど行 わない: 伝統的な大学の講義 (ii)教員が話すだけでなく、板書を積極的に用 いる: 高校までと同じスタイル (iii)教員が話すだけでなく、配付資料を用いる (iv)教員が話すだけでなく、パワーポイント等を 用いる ノートを取る必要性 (i)の場合: 教科書が指定されていたとしても、必ずしもそれに沿って 講義が行われるわけではないので、ノートを取る必要が ある (ii)の場合: 少なくとも板書された内容をノートに記す必要が存在、た だし、板書された内容だけでなく、板書されない(追加的 な)説明等も必要に応じてノートに記すべき (iii)の場合: ノートをどのように取るかは配付資料の量や内容にも依存 (iv)の場合: 資料を配付しない場合は(i)と同じだが、配布する場合は (iii)と同じ (3)配付資料について • 配付資料は、講義によって、その内容、量ともに 異なる (i)レジュメ: 講義内容の概要(場合によっては文章も)が記さ れたもの (ii)ハンドアウト: レジュメの一種だが、パワーポイントを用いた講 義の場合、スライドを印刷したもの (iii)資料: 講義に関係する様々な資料、データなど 配付資料とノートの関係 (i)、(ii)の場合: レジュメの詳しさは講義によって異なるので、 ノートを詳しく取る必要がある時もある (iii)の場合: 別途、ノートを取った方が良いだろう (4)ゼミ(演習)について • ゼミとは何か? • 少人数で、学生が何らかの作業を要求さ れるような形式で行われる授業 ゼミについて • ゼミに特徴的な授業の方法: (i)輪読: 指定されたテキストを要約した上で、コメントや考 察を付け加えたレジュメを作成し、レジュメを参加 者に配布した上で口頭で報告する(様々なやり 方があるので、これは一例) (ii)発表: 調べた結果をレジュメとして作成して、参加者に 配布した上で口頭で報告する 3、ノートの取り方 • 正解はない ノートの取り方 • ただし、以下の点は一般的に良く言われている (i)全てをノートに記すのではなく、重要と思われる 点を記すべき ←そもそも、全てを記すのは大変であるし、さらに 読み返す時に読みにくいことが多い (ii)読み返すこともある程度考慮したノートにすべき ←試験などを考慮すれば、読み返す可能性は高い (iii)ノートを取っただけで満足すべきではない ←ノートを取っただけでは必ずしも、理解は十分で はない:復習の必要性 (iv)ノートを取ること自体が目的ではなく、重要なの は講義をきちんと聞くことである
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