七不思議の道

こ
《龍角寺の七不思議(民話)》
は し み ず
①子者清水
④八つの井戸
岩屋古墳のすぐ下にある湧
この近郊の山すそに、6m位
水で、昔親が飲むと古酒で、
の清水湧く井戸が 8 つあっ
子どもが飲むとただの清水
て、その水で生活を営んで
であったことから、このよう
いた。不便さから他所に井
に伝えられている。
戸を掘ると、ことごとくそ
~いにしえの
七不思議伝説の道をゆく~
の家に不幸がおこったと言
②片歯の梅
この河(池)は高い所へ、即
われ、8 つの井戸以外は掘
らなかった。
ち 逆さ に流れ てい たと言 わ
⑤ 龍燈腰掛の松
れ、サカサからサカタに変化
したと言う。昔、この堤がた
雨講祈祷の後、3 つに割れ
びたびくずれることから、女
た頭部が松の老大木にか
の人柱をささげた・・・。そ
かったといい、その名があ
の時背負っていた子が梅の実
るが今は枯れてしまった。
をかじっており、その実から
芽が出、木になり、梅の実が
ついた。どの実もがじったよ
うな歯のあとがあったという
ことから片歯(形見)梅とい
平成21年度長寿社会づくりソフト事業
われている。今も池
塔跡のことで、中央のく
のそばに梅の木が
ぼみにある水は、雨が降
立っている。
⑥不増不減の
っても日照りになって
も、増えることも減るこ
ともなかったといわれ
③椀貸し(岩屋古墳)
ている。
この近郊の人々はこの
⑦村雨返しの松
岩屋に膳・椀等を借り
たいとお願いすると、
村の北はずれに松の老木
があって、その松を境にし
翌日その前に供えられ
て、一方は雨が降ったり、
ており、その食器を借
りた。ある日ある人が 1
くなったという。そ
膳だけ返すのを忘れて
の膳が今でも龍角
からは、貸してくれな
寺 に 保 存 さ れ て い =栄町観光ガイドブック参照=
る
◆龍角寺はいつ頃出来たのですか?
他方は雨が降らなかった
りしたという。
編集・発行
のら里くら里健康バーチャル
ちょっと
より道
ウォーキング実行委員会
事務局:千葉県印旛郡栄町安食301-1
関東地方で最も古い寺の1つ。本尊の薬師如来坐像(国指定重要文化財)は 709 年に作られた千葉県最古の白
0476―85―1661
鳳時代のもの。寺伝では 709 年に竜女がやってきて一夜のうちに諸堂を建てたと言う。当時は東に高さ 33mの
http://hitomati.net
塔があったらしい。龍角寺入り口には、今も仁王門の礎石 6 個が残っている。