Web製作ラボ 14 6/13, 2011 hayashiLabo お話 めんどうくさい著作権のお話 著作権 言語、音楽、絵画、建築、図形、映画、 写真、コンピュータプログラムなどの 表現形式によって自らの思想・感情 を創作的に表現した者に認められる、 それらの創作物の利用を支配するこ とを目的とする権利をいう。 Web上にあるものはほとんど該当 著作物と著作者と著作権 作品を作ったら自動的に著作者と著作権ができる (届出とかしなくても) 著作物 : 作ったもの 著作者 : 作った人 著作権 : 作ったものを好きにできる権利 著作権は他人にあげることができる もらった人 : 著作権者 著作権 著作権 = Copyright コピーライトマーク © は明示的に指定するとき。 入れなくても法的には変わらない。 Copyright (C) 2011 Masaki Hayashi, All rights reserved 著作権はいつまで有効か 著作者の死後50年 (日本) (ヨーロッパ・アメリカでは70年が大半) 著作権者ができること 著作権者は 他人に使ってもいいよ、と許可できる 〇他人が使うとは? コピーする、公開する、配布する、 レンタルする、改変する 〇著作権者が口だしできないケース 私的利用 : 家庭でコピーなど 図書館 : 図書館で貸出、コピーなど 引用 : 一部を、出所明示して、公正に 非営利 : どこをとっても完全にカネが関わらない 著作権侵害 著作権者は 他人が勝手に使っていることに対して ・止めさせられる (差止め) ・賠償金を請求できる 知っていてわざとやる悪質な侵害について は ・告訴すれば、懲役・罰金が科せられる (知らないでやった場合はこれは無い) パブリックドメイン 死後50年経った、あるいは本人が放棄し 著作権が消滅すると パブリックドメインになる 原則として誰でも自由に利用することができる ただし、所有権や人格権を侵害してはダメ。。。 青空文庫、格安映画DVDなど どう判断すればいいか ■まっとうに著作権者に許可を取る とにかく問い合わせる ■リスクを考えながら個人判断 理念のためにはリスクを負うことも大切です (GoogleはなぜStreetViewができたのか) ■会社での判断 話し合い。ガバナンスセクションの意向 (特に日本では最も臆病な意見に落ち着く可能性大) 例などお話 ・法律は絶対ではなく解釈によることを忘れない ・学会の文章。あるはずがないことを心配する ・コンピュータプログラムの例 ・オープンソース フリーウェア、フリーソフト、著作権フリー、コピーレフト 自分のコンテンツの扱い ・Webに載せた自分の作品を流通させたいときどうする? ・そのままの状態では他人からは著作物に見えているので、 勝手にはできない ・著作権放棄してる旨を書くのもなんか変だ(パブリックドメイン と宣言してもいいが) クリエイティブ・コモンズを使うのもいい クリエイティブ・コモンズ こういうライセンスマークをサイトに貼って宣言する 4つの約束あり (1)作者を表示すること (2)改変しないこと (3)営利じゃないこと (4)これと同じライセンスで公開すること 以上の組み合わせでマークを表示する 結局 ・権利を主張するより、世の中の役に立つことを考えて欲しい ・益とリスクを計りながら行動して欲しい ・どうせ儲からないものを囲っていても意味がない。フリーにす ることでチャンスが生まれることもある 自分次第です
© Copyright 2024 ExpyDoc