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2013年度卒業研究
コンピュータシステム学習のためのE-learningシステムの構築
An E-learning System for Computer Systems
奥平研究室 1032168中島駿太
研究背景・目的
・現在の情報技術を開発する際,コンピュータシステムの
理解は必須.
・パソコンやスマートフォンを利用する場合もコンピュータの
動作の仕組みや構造に関する基礎知識は今後ますます
有用.
・現状の参考書は理工学向けが多く,文系・初学者には難
しい
・ITパスポート技術部門の理解を目標としシステムを構築.
学習画面
確認
問題
after
マウスを
近つけると
画面が変わる.
before
・コンピュータをoffice程度しかいじったことがない
(以下:馴染みがない)学生を対象とする.
・ITパスポートの内容を参考に5つの項目を設定.
・目に圧迫感を与えぬよう極端な色は使用しない.
・新規ウィンドウを開く形をとり学習画面を分離.
・構造・働きの部は画像も拡大可能.
・スクロールバーを簡潔さを見せるため極力削減.
・最低限の配置でシステムを構築し簡潔さを重視.
・一部の項目には,確認問題を付けて復習が出来る.
学習項目
実験
システム概要
2章:進数の部
3章:文字と画像の部
1章:歴史の部
1.進数とは?
1.文字と情報
1.ITとは?
2.コンピュ-タの歴史 2.コンピュ-タと数字 2.文字コ-ドとは?
3.文字のフォント
3.コンピュ-タの今後 3.進数表
4.コンピュ-タと小数 4.画像について
5.補数とは?
5.HTML
6.計算をしてみよう 6.演習問題
4章:構造,働きの部
1.コンピュ-タ全体図 7.演習問題
2.ハ-ドウェアとは?
5章:Operating Systemの部
3.CPUとは?
1.オペレ-ティングシステムとは?
4.主記憶装置
2.オペレ-ティングシステムの仕組み
5.半導体記憶装置
3.ファイル
6.補助記憶装置
4.Windows7と8
7.演習問題
5.演習問題
全3段階の調査で馴染みがある人,30人馴染みがない人,51人の計81名から評価を得た.
[結果]
・馴染みがある人には第一段階から改良し見やすさ,意欲に関して評価は良くなった.
・馴染みがない人は構造・働きのJavaScript画面効果で学習意欲がわき,評価が良くなった.
・また,改善の末E-learningの構築に必要な条件とは,目に影響が出ないような色合い,
簡潔さ(特に文章と項目の配置の点で)が特に重要視されると言う事がわかった.
・ITパスポート取得より,学習した物の復習に有効なE-learningという評価となった.
今後の改善
・全体的な学習意欲向上のため,学習上で記す用語の説明方法そして文章の配置を見直す.
・使用者の目に対し圧迫感のない画面の構築を行う必要がある.
本システムは右のURLで使用することができる.http://vg.okd-lab.net/s/2013/e/CS