第 11 回 予算統制:予算実績差異分析(演習問題)

(基本管理会計:第 11 回演習問題解答)
第 11 回 予算統制:予算実績差異分析(演習問題)
〔演習問題①〕
講義 ppt を参照のこと。
〔演習問題②〕
・損益計算書の記入
Ⅰ:売上高
@3,500 108 個 = 378,000 円
Ⅱ:売上原価
月初製品棚卸高 @2,300 35 個 = 80,500 円
当月製品製造高 @2,300 98 個 = 225,400 円
合計
305,900 円
月末製品棚卸高 @2,300 25 個 = 57,500 円
248,400 円(標準原価)
差引・売上原価
・差異の計算
(1)生産データの整理
直接材料は加工の進行に応じて投入するので,直接材料費に加工進捗度を加味する。
すると,直接材料費の当月投入量は
完成品(98 個)+ 月末(10 個:40 個 1/4)− 月初(5 個:20 個 1/4)
=当月投入量 103 個
(2)差異の計算
①直接材料費差異 = 500 円 103 個 − 59,800 円 = △8,300 円(不利差異)
②直接労務費差異 = 800 円 103 個 − 80,700 円 = 1,700 円(有利差異)
③製造間接費差異 = 1,000 円 103 個 − 121,600 円 = △18,600 円(不利差異)
※ 不利差異の場合は売上原価に加算し,有利差異の場合には売上原価から控除する。
よって,月次損益計算書は下記の通りになる。
月次損益計算書(一部)
Ⅰ 売上高
(単位:円)
(
378,000 )
(
273,600
)
(
104,400
)
Ⅱ 売上原価
月初製品棚卸高
(
80,500
)
当月製品製造原価
(
225,400
)
合計
(
305,900
)
月末製品棚卸高
(
57,500
)
差引
(
248,400
)
直接材料費差異
(
8,300
)
直接労務費差異
(
△1,700
)
製造間接費差異
(
18,600
)
売上総利益
注)有利差異については金額の前に△を付すこと。
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