ロールプレイの進め方

避難生活で被害を拡大しないために!
次の災害に備えるための
「被災者支援拠点」
運営訓練
2013年3月25日・26日
日本財団
多数が一気に
集まるからこそ、
協力・連携する
→「班」の確立
+受援・活援!
1,400
1,200
避難所に求められる役割は
時間とともに変化する
300,000
宮城県
避難所数
宮城県
避難者数
「移(れ)る人」と
「残る(しかない)人」
→同時並行ゆえ、
さらに活援!
1,000
800
350,000
200,000
「残る人」の固定化
→専門家との
連携が不可欠
600
250,000
150,000
400
100,000
200
50,000
0
0
3/12
3/19
3/26
4/2
4/9
4/16
4/23
4/30
5/7
5/14
5/21
大分県社会福祉協議会・村野さんから
・人数確認
→状況説明(聞こえないはず!+文字での情報も)
→外部からの人:簡単に入れちゃダメ+管理者・責任者から
→ようやく聴覚障碍者に
→管理者・代表者を選ぶ(任命する)+各班にも班長を
管理者は動かない!
・スペース設定が甘い:平面図に+求められる支援も記入
(その後、与えられた支援内容も)
・施設外に出さなければならない人の判断も
・食品:在庫・出入庫管理も、需要(1日に何がいくつ)表示も
・お互いがもっと主張してもいい→ニーズが見えてくる
ポイント:全体状況の把握?
第1日・夜のふりかえりから
・リーダーをどう決める?→施設管理者←リーダーシップ?
仕切れる人材が管理者の下につく?←少人数で決めると、反発も破綻も
ニーズ調査:漠然と聞かれても答えられない。チェックリスト+リーダーに
・後半は(物資はあったけど)無計画→他人への配慮がなくなった!
合意形成の必要性:もっと数が多いと?→お互いへの配慮の方が重要
認識共有:一般の人も「基本動作」を共有しておいてもらうことの重要性
・最初に全体把握!→情報共有+合意形成
・優先してもらえると、まわりの目が気になる?
リーダーが男性主導:女性へのアメニティや物資への配慮も
情報:音声だけでなく文字でも!
・指示役に女性が入るべきだった+管理者は現場に常にいないと
・全体把握:継続できていればよかったのに。。。(役割から離れた)
・リーダーが把握できていない+対応してしまう←パーテーション組み直し
・食事と物資が来て、そちらに目がとられた。。女性の意見も
ぶどうの房(クラスター)型の班体制運営が基本
発災直後から数か月後までに、地域に求められること?
発災直後(~数日)
数週間後まで
数か月後まで
救出・消火
泥出しなど片付け
再定住支援
道路・施設など
側溝清掃など
(仮設住宅入居支援)
インフラ応急措置
身近なインフラ復旧
(橋・道路・水道再開)
避難支援
被災者支援拠点(避難所)運営
安否・状況確認→必要に応じ専門家に
食事準備・片付け→重要な地域力!
物資管理・配布
健康管理
衛生管理(清掃)→重要な地域力!
アメニティ改善→女性・高齢者等の配慮
地域には(少数ながら)特別なニーズを持つ方たちも!
例:独居高齢者、介護サービス利用者(特に在宅)、
妊産婦、障碍者、アレルギー・難病患者、外国人
つなプロが避難所で確認・集計・分析したこと=避難所力
【基本項目】
電気・水道・トイレ・ガス
電話:固定・携帯電波
運営:キーパーソン名、
班活動、支援団体、
良い点、要改善点
【設備】
入口:受付・案内・掲示
居住:間仕切り・密度
医療:有無・感染症・隔離
福祉・母子スペース:有無
幼児・児童スペース:有無
更衣・調理・談話:有無
【食事・物資】
前日の朝・昼・夕食内容
カロリー計算
アレルギーなど対応
乳児用
高齢者用(きざみとろみ)
医療以外の特別物資
【人の構成】
避難者:数・増減・自宅
男女・子ども(年齢別)
妊産婦、単身者、
1人親、要介護者
アレルギー、その他
障碍者(種別)
外国人
【衛生】
トイレ:女性、バリアフリー
鍵、照明、汚物回収、
清掃ルール、衛生状態
手洗場、風呂・シャワー:
数、利用可能頻度
洗濯:有無、干場、女性
ゴミ:ルール、回収、管理
【情報環境】
掲示板、音声案内、
多言語対応、連絡経路、
場所表示案内、テレビ、
各種相談窓口、
共用電話・FAX・ネット
避難支援にも避難所運営にも、個人情報「共有」が不可欠→本人・家族合意
リーダーシップより「当事者意識+協働力」→「誰かが」じゃなく「自分たちで」
→班体制を早期に確立する! 誰もが協力するよう呼びかける!
「避難」だけでなく「(避難所→)被災者支援拠点運営」も訓練する!
ふりかえりのポイント(~11:00)
2日間を通じて、痛感したこと
(備品、運営、知識、関係、
表現、・・・)
・ ・・・・・・・!
・ ・・・・・・・!
・ ・・・・・・・!
・ ・・・・・・・!
自分&家族のために、
すぐしなきゃと感じたこと
・ ・・・・・・・!
・ ・・・・・・・!
・ ・・・・・・・!
・ ・・・・・・・!
自分の職場で必ず活かしたい、
持ち帰りたいこと!
・ ・・・・・・・!
・ ・・・・・・・!
・ ・・・・・・・!
・ ・・・・・・・!
【余白】
4・5人で共有し、まとめてください(~11:30)
・まず全員で「痛感したこと」を順に発表し
次に「職場に持ち帰りたいこと」、
最後に「自分・家族ですべきこと」を、
共有してください。
印象に残ったことは「余白」にメモを。
・11:30から、各班2分ずつで、
「今回の訓練から持ち帰るべき
ポイント5つ」を、ご発表ください。
持ち帰るべき5つのポイント!
・ケーススタディ:困難さなど状況設定
(2)
・整理された情報提供のしくみ
・情報共有:施設内・周辺・外部
・整理された情報を聴く重要性の解説
・帰宅困難者を減らす社内準備
・事前準備:避難生活のルール→訓練
・多様な少数者のニーズの把握(2)
(3)リーダー候補者の育成、行政広報
・防犯・セキュリティ:関所の設定
・リーダーの決定
・客観視できるため事前準備+チェック
・リーダーシップの難しさ:当日・数日後 ・声を上げられない弱者が漏れる深刻さ
・目先に追われるリーダーが振り回されな (2)
い役割分担(2)
・しくみに織り込むことを言いにくい
・リーダーや技能の可視化
・情報収集・分析後のフィードバック
・リーダー:選び方、発揮の仕方
・名簿:状況も資格も
・チームで動く体制
・施設内見取り図+情報ボードの掲示
・コミュニティとつくり方の大切さ
・個人の状況の見える化:アレルギー、
・家族配慮:てんでんこ→集合の徹底
けがの状況など
・家族との日常的な安否確認手段(2)
・医療・食糧管理・全体把握→組織化
・家族との連絡手段の確保+健康も
・ボードの活用+時間・事象・担当明記
・装備の見直し
・弱者(少数者)用備品
・ソファベッド良かった!
・情報(の継続的)共有:紙、ペン、付箋
第2日・昼の総括コメント
【村野さん】
・1日の生活スケジュール掲出
・困ったちゃん対策:生活ルール
・外部者:「受付」など対応ルール
→来訪者向けルール掲示
・衛生管理:手洗い・消毒徹底
トイレの扉・水洗ノブの消毒、
換気など
・自治体の基本体制は事前に!
例:要援護者の支援確保
・情報共有:現状+優先順位確認
→緊急性の高いニーズは
あらかじめ簡潔に伝える準備を
【川北】
閉じたBCPから開かれたBCPへ
【田村】
・足りないことを確認するねらい
・アセスメントと集計・分析・共有に
活用したシステム(富士通さん)