3.武士の世の中へ

3.武士の世の中へ
Advanced Japanese B-1
UNIT4-Japanese History
読んでみよう
<武士の登場と武士のくらし>
平安時代キーワード
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貴族が中心
藤原氏(摂関政治)
女流文学
女の人の活躍
古典
紫式部
地方の豪族 ⇒ 武士
• 力をもった農民
(のうみん)
• 都から派遣(はけ
ん)された役人(や
くにん)
⇒
領地(りょ
うち)を守
るために
武士に
武士団(ぶしだん)
とうごく
さいごく
東国
西国
(源氏)
(平氏)
源頼朝 VS 平清盛
このころの争い
• 天皇家
• 摂関家 ⇒ あとつぎ争い
• 平氏
• 源氏
1.保元の乱(ほうげんのらん)
• 後白河天皇(ごしらかわてんのう)サイド勝利。
平清盛(たいらのきよもり)はいあがる。
2.平治の乱(へいじのらん)
• 保元の乱で勝った義朝VS清盛。清盛の勝ち。
平氏(へいし)の天下(てんか)
平家にあらずんば人にあらず
(平時忠=たいらのときただ)
言葉 1
1.領地(りょうち)
2.武士(ぶし)
3.反乱(はんらん)
4.源氏(げんじ)
5.平氏(へいし)
考えてみよう 1
1. 武士というものはどのようにして
起こりましたか。
2. なぜ、武士(平清盛)が政治の世
界で力をもつようになったので
しょうか。
3. 平安時代の終わりに武士のトッ
プにたった平清盛はどのようなこ
とを行いましたか。
考えてみよう 1 (答え)
1. 都から地方に派遣された役人や、力をもった
地方の農民が、それぞれの領地を守るため
に武芸にはげみ武士になった。
2. 天皇家と摂関家のあとつぎ争いなどに、武
力にまさる武士がそれぞれ「ボディーガード」
としてついて戦った結果、武士が政治の世
界で力をもつようになった。
3. 厳島神社。日宋貿易。神戸港の開港。
読み進めよう
<源氏と平氏の戦い>
Revenge!
平治の乱
• 源義朝(みなもとのよしとも)VS平清盛(たい
らのきよもり)
• 源頼朝(13歳)は初陣(ういじん)。
• 源氏が負け義朝は首を切られ、頼朝は伊豆
に流される。
源平合戦(げんぺいがっせん)
一の谷の戦い
(いちのたにのたたかい)
• 源義経(みなもとのよしつね)
• 「鹿が通れるならわれわれも通れる
はずだ」
• がけの上から奇襲攻撃(きしゅうこう
げき)
壇ノ浦の戦い
(だんのうらのたたかい)
牛若丸(うしわかまる)
言葉 2
1.
2.
3.
4.
5.
平清盛(たいらのきよもり)
源頼朝(みなもとのよりとも)
源平合戦(げんぺいがっせん)
一ノ谷の戦い(いちのたにのたたかい)
壇ノ浦の戦い(だんのうらのたたかい)
武士の時代はじまる
• 1192年
• 源頼朝(みなもとのよりとも)が神奈川県(か
ながわけん)に鎌倉幕府(かまくらばくふ)ひら
く
• 本格的(ほんかくてき)な武士(ぶし)の時代
はじまる
考えてみよう 2
1. 源頼朝は1192年に鎌倉幕府をひらくまで、
どのような人生を送りましたか。
2. 神戸市須磨区の「一ノ谷の戦い」とはどのよ
うな戦いでしたか。
3. 平氏は源平合戦でどのような最後をむかえ、
滅亡(めつぼう)しましたか。
考えてみよう 2(答え)
1. 13歳のころ、平治の乱で初めて父
義朝(よしとも)と戦い、平清盛に負
ける。平清盛によって伊豆に島流し
に。寺で修行していたが、20年後
に源氏の総大将として平氏軍をや
ぶり、鎌倉幕府をひらく。
2.源頼朝(みなもとのよりとも)の
弟、義経(よしつね)が、がけの
上から平氏軍をみおろし「鹿(し
か)が通れるなら馬も通れる」と
かけおりて奇襲攻撃(きしゅうこう
げき)をした。
3.「一の谷の戦い」で奇襲攻撃(き
しゅうこうげき)にあった平氏は、四
国に逃げた。が、源氏に追われ、最
後は「壇ノ浦(だんのうら)の戦い」で、
8歳の安徳天皇(あんとくてんのう)
が海に身を投げて死に、平氏は滅
亡(めつぼう)した。
読み進めよう!
<頼朝が東国を治める>
ご恩と奉公
(ごおんとほうこう)
奉公(ほうこう)
• ご奉公に行ってまいります。(京子先
生口ぐせ)
幕府 VS 朝廷
(ばくふ VS ちょうてい)
• 頼朝(よりとも)の死
• 頼朝の妻、北条家(ほうじょうけ)が執権
(しっけん)に
• 東国の幕府 VS 西国の朝廷
• 幕府が勝ち、幕府の力西国におよぶ
ご恩(ごおん)
• あなたが私を助けてくださったご恩は決して
忘れません。
言葉 3
1.ご恩(ごおん)
2.奉公(ほうこう)
3.鎌倉幕府(かまくらばくふ)
4.朝廷(ちょうてい)
5.支配力(しはいりょく)
読みましょう
<元の大軍がせめてくる>
元寇(げんこう)
てつはう
防塁跡(ぼうるいあと)
一所懸命(いっしょけんめい)
命がけで領地を守ること
↓
↓
↓
命がけでものごとをすること。
必死なようす。
言葉 4
1.元寇(げんこう)
2.鉄砲(てっぽう)
3.一所懸命(いっしょけんめい)
4.暴風雨(ぼうふうう)
5.損害(そんがい)
考えてみよう 3
1. 鎌倉幕府をひらいた頼朝(よりとも)は
どのようにして全国の武士たちをしたが
えましたか。
2. 鎌倉時代に生まれた一所懸命(いっ
しょけんめい)という言葉の意味を説明
しましょう。
3. 元寇(げんこう)の後、幕府と武士の関
係がくずれました。どのようなことが原
因(げんいん)ですか。
考えてみよう 3(答え)
1.源平合戦でてがらをたてた武
士に領地をあたえた。この頼
朝の「ご恩」にたいして、武士
たちは「奉公(ほうこう)をちか
い、幕府のために働いた。
2.命をかけて、頼朝にもらった
領地を守るということ。今では
必死になにかをがんばること
をいう。
3.一所懸命たたかっても、恩
賞(おんしょう)をもらえないた
め、「ご恩と奉公」の関係がく
ずれていった。