第10回授業(12/4)の目標 カイ2乗検定の実習 WEB を用いたカイ2乗検定と、授業で 行った検定結果の正誤の確認方法(宿 題) いつもの架空のデータでの演習 岩原データを用いて、カイ二乗検定の演 習を行ってみよう。 WEB 宿題の手順1 千野のホームページの講義テキストの 中の「心理統計学」第7章の 7.9 節 「統計ソフト SAS を用いたクロ ス表のカイ二乗値の計算及び検定の実 行手順」、をクリックし、 WEB 宿題の手順1(続き) 7.9.1.1 節 「データ例とその入力方法」、を見 ながら、 terapad を起動し、各自のデータ20対を 上 記WEBページの入力例と同方法に従って入 力し、 各自の学籍フォルダの直下の data フォルダ に、ファイル名 chisq_ex1.txt なる名前をつ けて保存する。 データ入力時の注意 データは、ファイルの左端から2桁でサンプル 番号を、 半角ブランクを1つあけて、対の最初の数値 (うえの例では、性別と仮定したもの)を入力 し、 最後に、やはり半角ブランク1つあけて、対の 他方の数値(うえの例では、向性と仮定したも の)を入力すること。 WEB 宿題の手順2 節「SAS による具体的手順」を クリックし、そこでの手順に従い、 インターネットエクスプローラ (IE) を開き、 千野のホームページの ダウンロード コーナーから、当該プログラ ムを右ク リックし、「対象をファイルに保存」 を選 択することにより、 7.9.1.4 WEB 宿題の手順2(続き) Pドライブの上記自らの学籍番号フォルダ の下の sasprog フ ォルダに保存する。 保存すべきファイル名は、 chisq_ex1.sas であるが、上記の手続き で sasprog フォルダに保存する時、自動 的にファイル名がつくので、これを入力す る必要はない。 SAS の起動とプログラムの修正 を起動し、うえで保存した SAS プ ログラム chisq_ex1.sas を、プログラ ムエディタ上に読み込んで、 filename 文を ecip 用に修正する。 修正は、つぎのようにする: SAS SAS の起動と プログラムの修正(続き) 修正は、ファイルネーム文、すなわち、 filename data 'p:\data\chisq_ex1.txt'; の引用符の中(赤印の項)を p:\psyphy\chino\psycstat \Report\学籍フォルダ\data \chisq_ex1.txt と書き換え、上書き保存する。 プログラムの実行と出力の保存 修正が終わったら、プログラムを実行す る。 プログラムが正常終了し、アウトプットウ インドウに出力結果が出たら、それを sasout フォルダの下に chisq_ex1.lst なる名前で保存する。 出力結果の保存時の注意事項 なお、保存ウ インドウが現れたら、ファイ ルの種類を LIST ファイルと指定するこ と。この 時、その上のファイル名は chisq_ex1 のみとすること。 これにより、sasout に保存される出力 結果には、 chisq_ex1.lst という名前 がつく。 SAS による出力結果の見方(1) 出力結果を保存し終わったならば、WEB ページの、7.9.1.2 「出力結果の例」の項を見 て、授業中に各自が計算した結果と一致して いるかを確認する。 まず、各セルの度数 a, b,c, d については、 出力結果の最初の方にある分割表の各セル の中の6つの数値のうちの最上部のものがそ れに該当する。 SAS による出力結果の見方(2) 標本のカイ2乗値(χ2)については、分割 表の直ぐ下に出力される catx と caty の統計量の項の χ2 値又は、3番目に出 力される「連続性補正χ 2 乗値」のいず れかの値を見よ。 カイ2乗統計量の自由度 (d.f.) について は、データにかかわらず、2×2分割表 では、1。 SAS による出力結果の見方(3) カイ2乗検定結果(棄却、採択)については、 SAS の出力結果の中の、分割表の直下の catx と caty の統計量の中の最初に出力さ れる「χ 2 乗値」 又は、3番目に出力される 「連続性補正χ 2 乗値」のいずれかにおける p-値の値を見て決める必要があり、イエーツ の修正の有無により異なるので注意せよ。 SAS による出力結果の見方(4) もし、イエーツの修正が必要なデータの 場合は、 「連続性補正χ 2 乗値」に対応 する p-値を見ること。 もし、イエーツの修正が不必要なデータ の場合は、 通常の「χ 2 乗値」に対応す る p-値を見ること。 SAS による出力結果の見方(5) いずれの場合も、 もし、p-値が 0.05 より大きければ、帰無 仮説すなわち、「2つの属性間に関連は ない」という仮説を採択し、 もし、 p-値が 0.05 未満であれば(5% 水準で)帰無仮説を棄却する。 WEB 宿題の期限 今回のWEB の宿題は、 平成21年12月11日までに行うこと。
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